月別アーカイブ: 2014年2月

2/23 ㈱旺方トレーディング代表取締役社長 幸田伸一氏インタビュー第一弾

2014/02/23 / Category:Info

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今週は鳥取市に拠点を置き、中古農機具販売・買い取り・輸出を行っている㈱旺方トレーディングの代表取締役社長でいらっしゃる幸田伸一さんをゲストにお迎えし、インタビューの第一弾をお届けしました。

なんと会社創立時、幸田さんは21歳!

現在、日本のみならず、世界80カ国で中古農機具の取引をされている旺方トレーディングは、船井総合研究所の「グレートカンパニーアワード」で「ユニークビジネスモデル賞」を受賞しています。

鳥取のご実家が兼業農家で幼い頃から農業、農機具に触れていたという幸田さん。
農機具のビジネスに携わるようになったきっかけは、高校卒業後に廃品回収の会社にお勤めになったことで、古い農機具がスクラップや鉄くずになり、お金になること、車やバイクなど日本では売れないような古い機械が東京や大阪の大きな商社からアメリカへ売るということを知ったそうです。当時、鳥取・山陰地方にはそういった中古を売る会社がなかったので、面白そうだと興味を持ち、地元の農機具店から下取り、すでに販売していない物を買い取りして中古販売をスタートしたそうです。

そして創業から13年間で幸田さんの旺方トレーディングは、海外80カ国のルートをお持ちです。中古農機具の需要が海外にあるということを知ったいきさつについてお話してくださいました。

【初の海外への輸出はエジプト!】

ある日、中古のトラクターを集めていた幸田さんの所に鳥取大学に研究に来られていた方がいきなりいらっしゃいました。その方は鳥取に8年いらしたそうですが、エジプトに帰るので中古の農機具を持ち帰って商売をしたいと幸田さんにおっしゃったそうです。
それまで幸田さんは輸出は未経験、英語も話せなかったそうですが、良いチャンスだと思いその方に商品だけ預けたのだそうです。
エジプトの方も「販売してみないと売れるかどうか分からない」ということだったので、未入金での引き渡し。不安もあったそうですが、高い勉強代になるという覚悟でそれを承知したのだそうです。

しかし商品がエジプトに届いたはずの1ヶ月後になっても先方から連絡はなく、幸田さんは「やられた」と思う反面、心の奥底ではその方の人柄を信じて待ち続けましたが、「もう限界!」という頃に幸田さんがエジプトに送ったトラクター30〜40台が1週間で売れたという連絡が入ったそうです。それが初めての輸出で、エジプトに中古の農機具が入ったのも初めてだったそうです。

その後、東南アジアを中心にひとつひとつ国を巡り、ご自分の足と目で確認し、海外にもっとニーズがあると確信した幸田さんはフィリピン、ベトナムなど東南アジアでひとつずつ取引先を増やしていきますが、今はヨーロッパに目を向けていらっしゃるそうです。

【やっぱりメイド・イン・ジャパン】

日本のトラクターは海外から見るとスモール・トラクターなので、フランスはぶどう畑の細い路地に牽引・運搬用に使われているそうです。そしてなにより日本の製品は性能がいいので人気があり、ヤンマー、クボタなど日本ブランドは「壊れない」と世界に対して強く、「メイド・イン・ジャパン」を買うということがステータスなのだそうです。

2008年から 買い取りを「農機具買い取り.com」というウェブサイトで行うようになり、一般の農家さんから直接、全国買い取りを行なっている旺方トレーディング。
社員さんが直接農家さんに取りに行き、仕入れから販売まで一貫して行っています。現在社員さんは40名程度いらっしゃって、本社は鳥取で栃木に支店があるので、栃木が東日本、鳥取が西日本の買い取りをカバーしているのだそうです。しかしそれ以前は幸田さんが全国に買い取りにでかけていたのだそうです。

来週は幸田さんに鳥取に拠点を置く理由や中古農機具のレンタル事業についてお話を伺います。どうぞお楽しみに。

【中島セイジの仕事道の極意】

今週の極意は「海外研修はα力学効果

「α力学」とは中島さんが10年ほど前に作った力学だそうで、物理的でもあり、精神的な力学。

「α力学効果」とは海外に出ると、日本、自分の会社、さらに自分自身をも客観的にみることができること。

忙しくて海外にでかける時間がないという気分の方、1週間ほど勇気を出して日本を離れ、客観視する時間をとってみてはいかがでしょうか。

海外研修&グルメツアー2014詳細はこちらからどうぞ。

http://www.q-b.co.jp/img/common/tour.pdf

【教えて!ビジネス・ラボ】

リスナーのみなさんからいただいた、ビジネスに関係していたり、よく耳にするけれども、なんだかよくわからないといった用語について解説するこのコーナー。
今週はこの2つの用語をご紹介しました。

i-Patient(アイ・ペイシェント)」(ラジオネーム:高円寺のヨシさんからいただきました)

アイ・ペイシェントとは、CTスキャンなどによって、身体の情報がデータ化された患者のこと。
様々な医療機器が発達した近代医療においては、医者はデータを通じて患者を診ることが多くなり、目の前にいる実際の患者を診なくなるという問題が起きています。
また、昨今では、イー・ペイシェントと呼ばれる、インターネットを通じて健康医療情報を得る人も増えていますが、ネット上にある情報は、必ずしも正しいわけではなく、誤った情報であるリスクも抱えています。
医療が急速に発展した今だからこそ、昔ながらの一対一の診察が大切になってくるのではないでしょうか。

歌舞伎フェイスパック」(ラジオネーム:デラックスさんからいただきました)

歌舞伎ファイスパックとは、歌舞伎の化粧法である“隈取(くまどり)”をデザインした美容パックのこと。肌にのせると半透明になり、実際に歌舞伎のメイクをしたように見えるのが特徴です。
発売前から多くのメディアで取り上げられ、発売後は2日で完売、現在は追加生産中だといいます。
外国人観光客からも人気が高く、日本の文化を手軽に体験できる定番のおみやげになるのではないかと注目されています。

「教えて!ビジネス・ラボ!」では皆様からの「教えて!」メールを募集中です。最近よく耳にするけれどイマイチわからない用語や、ビジネス関連の用語などよくわからないなという用語をぜひメールフォームからお寄せ下さい。
メールを採用させていただいた方には、番組オリジナルのパンの缶詰をプレゼント致します。

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また番組へのご意見、ご感想などもお待ちしています!!

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2月16日「野田岩」五代目当主 金本兼次郎氏インタビュー第二弾

2014/02/16 / Category:Info

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今週も麻布飯倉に本店を構えるうなぎ料理の名店「野田岩」の五代目当主でいらっしゃる金本兼次郎さんをゲストにお迎えし、インタビューの第二弾をお届けしました。

先週は、金本さんが今も現役で厨房に朝5時から立ち、うなぎに常に触れている理由や、焼き方のこだわり、そして金本さんが大好きなヨーロッパや車についてなど様々なお話を聞かせて下さいました。

天然のうなぎが減り、うなぎ不足と言われている昨今。
うなぎ料理の老舗「野田岩」の金本さんはこの現状をどのように捉えていらっしゃるのか伺いました。

【うなぎは高級なものではない。元来、庶民が食べるもの。】

金本さんがお父様からお店をバトンタッチしたのは30歳の頃。その頃から考えると河川が汚れ天然のうなぎは穫れなくなっているそうですが、以前から夏は穫れても冬は穫れないということはあり、昭和36年から14年くらい冬場の2,3ヶ月はお店を閉めていた事もあったそうです。
「当時は若かったから”養殖なんて売れるか!冗談じゃない!”とイキがっていた。」と金本さん。

ただ、野田岩さんでは、うなぎ不足が深刻になる前から九州や静岡の産地との取引を何十年も続けていらっしゃるそうで、その点では早く手をまわしていたのだとか。その早く手をまわすということは、お父様が教えてくれていたそうです。

炭はもちろん、日本でいいうなぎが穫れるところは調べて全部知っているとおっしゃる金本さんの所に、「天然のうなぎが穫れるから買ってくれないか?」と言ってきた人がいたそうです。金本さんが値段を聞くと、とんでもない額だったそうで、「うなぎっていうのは元来庶民が食べる物だった。一部の人間が食べる物じゃないんだよ、よく考えろ!」と言ったところ、相手は引き下がっていったそうです。
「1万円持って家族四人がきて、うなぎを食べて帰れることがないのはおかしい。高いものだけ食べりゃいいってもんじゃない。」と金本さんはおっしゃっていました。

昔は天然のうなぎが多かったものの、今はほとんど養殖ばかりで、うなぎを穫っても困っている漁師さんもいるそうです。そんな場合、野田岩さんに紹介がきて買い取るそうなのですが、「たくさん取れたから安くする、少ないから高い」ということはせずに、お互いがちゃんと数字があうように1年間の値段を決めるのだそうです。
天然のうなぎの場合、割り箸のような細いうなぎもいれば、もっと大きなのもいたりとサイズはバラバラ。しかし金本さんは、「いいものだけを選ぶのではなく、全てを引き受けるからその代わりにバカ高くすることはしなさんな。」と伝え、お客さんにも喜んでもらわなくてはいけないと話をしているのだそうです。

お互いに商売が成り立つようにすることが大事、そしてお客さんとも人間関係ができてないとダメだと金本さんはおっしゃっていました。

現在86歳の金本さん。去年はなんとヒマラヤ登山にチャレンジされたそうです。もともと登山はされていたそうですが、なぜ再び登る気分になったのか伺いました。

【80歳の人生を楽しくさせてくれた山登り】

80歳になった時、剣岳の映画「点の記」を見て「昔登ったな」と思い出したら懐かしくなってもう一度山を見たくなったと金本さん。
懇意にしてる方に話したところ、一緒に行くことになったそうですが、その特訓がきつかったそうです。けれども「薬師岳の頂上で涙がでるほど嬉しかった。これだけの厳しい思いをしていれば、下界に降りてもなんでもできるなと。」語っていらっしゃいました。
「登山は 僕の80歳の人生を本当に楽しくさせたと思う。」とおっしゃる金本さんは、
最初はスイスで、エベレストに何回も登っているという登山家に案内してもらい、いろいろな山へ行くうちに「金本さん、マッターホルンなら途中まで行かれるよ」と言われたのだそうです。
そして3260メートルの中腹まで登った金本さんだったからこそ、「ヒマラヤも金本さんの足なら行ける 」と言われたのだそうです。
登山のためのトレーニングはもちろん、金本さんは普段からできるだけ歩くようにされているそうで、東京から横浜まで歩いたり、時には大船まで歩いたりされているのだそうです。

【世の中が変わろうと、追求した人間は生き残る】

修行をする間に、人間は我慢する事を学び、忍耐を強くする。そのことによってひとつのものを追求することができるようになるし、そういう人間を作りたいと思うとおっしゃっていました。
それは、世の中がいろいろ変わってきていても、結果的にそれを追求した人間が生き残っていける気がするからだそうです。どうやって生きていくか、どうやって仕事に取り組むのか、追求することだと。

【楽しく遊ぶ、気づく、教わる】
「ひとつ年が増えるということは僕にとって一番嬉しいこと。」だと80歳で再び山を登った金本さんはこんなふうにお話して下さいました。

「この80何年間の間に色々見て、教えてもらい、経験してきた。それが積み重なっている。1年経ってまた新しい発見ができる。だからひとつ年をとるということはこんなに嬉しいことはないと思う。90歳になっても今と同じことができるように、今から歩いて体力をつけている。」

これからビジネスを始める人、職人を目指す人々に向けたアドバイスもいただきました。

「自分が人生をどう楽しくいくか、同時に自分がやっている仕事が、どれだけ楽しい物に変えられていくかという事。世の中には色々な見るもの、楽しいもの、覚えるものがたくさん転がっている。休みだからと半日寝ていてはもったいない。表へ出て、働くばかりではなく、人生を楽しむために遊ぶ。遊ばなければ分からないことがある。遊ぶこと自体が苦痛な人はいない。楽しく遊んでいれば、そこからふと気がついて何かを感じとることがある。覚えることがある。そして良い仲間をつくって、いろいろ教わることはたくさんあるんじゃないかなと。ですから、どうか遊んでください。」

【中島セイジの仕事道の極意】

今週の極意は「ビジネス間ッピング

話をする時に、聞き手の耳をぐっと惹きつける”間”
“間合いがいい””間をとる”など”間”は人間関係でももちろんビジネスでもとても大切です。
お客様との”間”、ちょうどいい距離感を保つことなど、もっと”間”を意識する事がビジネスには必要。
しかし、この“間”の取り方は勉強して身に付く物ではなく、様々な経験をしながらこれを会得していくより他ありません。

ビジネスの中にきちんと”間”をマッピングすることを意識して、会得を試みることがこれからのビジネスに求められているようです。
日本人ならではの暗黙知、「ビジネス間ッピング」を大切に。

【教えて!ビジネス・ラボ】

リスナーのみなさんからいただいた、ビジネスに関係していたり、よく耳にするけれども、なんだかよくわからないといった用語について解説するこのコーナー。
今週はこの2つの用語をご紹介しました。

健康コーラ」(ラジオネーム:ナババナナさんからいただきました)

健康コーラとは、コーラ風味の豆乳のこと。
爽快なノド越しで無炭酸、暑い夏にピッタリの豆乳飲料とメーカーが謳うこの製品は、
1本あたり46kcalで食物繊維は6.2gも摂取できます。
昨今の健康ブームを受け、豆乳の生産量は年々増加し、2012年には過去最高の25万6千キロリットルを記録しました。
健康コーラでさらなる豆乳需要の拡大となるか、今後の動向に注目です。

沈黙フェス」(ラジオネーム:ヨーコさんからいただきました)

沈黙フェスとは、参加者がワイヤレスヘッドフォンから流れる音楽を聴き、
静かなフロアで踊るという音楽フェスティバルのこと。
一見すると異様な光景ですが、人気の理由は騒音対策の他に、普段は音楽イベントを行えない場所でフェスを開催できるという、空間の有効利用のメリットも大きいそうです。
独特の雰囲気をぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。

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来週は鳥取に拠点をおく旺方トレーディングの幸田伸一社長をゲストにお迎えし、世界を相手に展開している中古農機具の販売モデルに迫ります。
どうぞお楽しみに。

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2月9日「野田岩」五代目当主 金本兼次郎氏インタビュー第一弾

2014/02/09 / Category:Info

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今週は、麻布飯倉に本店を構えるうなぎ料理の名店「野田岩」の五代目当主でいらっしゃる金本兼次郎さんをゲストにお迎えし、インタビューの第一弾をお届けしました。

「野田岩」の創業は江戸時代・末期の寛政12年で今年214年目になる老舗中の老舗です。

【とにかくうなぎに触り、腕を保つ】

今年86歳の金本さんは、今も現役で厨房でうなぎを焼いていらっしゃいます。普通だと4時に起きるそうですが、今は冬なので5時に起きて5時半からうなぎを割いているのだそうです。それは腕が落ちるという怖さがあるからだと金本さん。若い時は、誰にも負けたことがなかったが、年をとると否が応でも全体的な力やスピードが落ちる。だから少しでも早くやっておこうと始まりが早くなったのだとおっしゃっていました。少しずつでもいいから、ともかくうなぎに携わる。うなぎに触る。これを心がけていらっしゃるそうです。

そんな金本さんは10歳の頃からお父様と一緒に、見よう見まねでうなぎを割く作業をやっていたそうです。「5代目はお前が継ぐんだぞ」と物心ついた頃から周りに言われ続けたこともあり、自然とそういう気持ちになったそうです。
金本さんが自転車に乗れるようになると、うなぎ問屋周りに一緒に連れて行かされたそうですが、その際お父様に言われた言葉は、「いいか、見てろよ」。分からなくても、見ていればいいということ、そしてちゃんと見ていれば、相手はそれなりの扱いをしてくれるようになるということを教わったそうです。
さらにどこへ行っても、どこにどういう家があったか覚えていないとすごく叱られたのだとか。 それは「何事にも関心を持て」ということだったのではないか?とおっしゃっていました。

味はもちろんその風味が独特でとても美味しいと評判の「野田岩」のうなぎ。その焼き方について金本さんが教えて下さいました。
うなぎの料理には5段階あるそうで、まずうなぎを割き、串を打って、素焼きをして、蒸して、最後にたれをつけるそうですが、コツは活きのいいうなぎを手早く処理することで、2分で3匹割くのだそうです。つまり上手な人でなければ勤まりません。そして素焼きの時に香ばしい香りにならないと生臭みが残ってしまうので、素焼きの際にはうちわをしっかりあおいで、うなぎを上手に動かすこと。扇風機にしてしまってる人もいるそうですが、うちわが微妙にうなぎをうまく焼ける具合にしてくれるのだそうです。いよいよ最後にたれを4回つけるそうですが、「野田岩」のたれはうなぎの味を引き出すものであり、濃くてうなぎの味を殺してしまうと意味がなくなってしまうので、わずか数分の間につける量を計算。うなぎは1匹1匹違うので、うなぎの質を見極めてどういう風に焼くかを瞬時に計算しなくてはならないそうです。

イタリアのある料理家の方が「野田岩」に「うなぎの輝きが素晴らしいので見せて欲しい」といらしたそうですが、「素晴らしかった。こういうのはイタリアにはない」と言っていたと金本さんはお話してくださいました。

昔、天然のうなぎは、火の上に落とした時に上質なバターのような香りが立ちこめることがあったそうです。しかし今はほとんどが養殖のうなぎ。天然のうなぎも河川が汚れてしまったため、うなぎの質が変化したそうです。そしてうなぎを焼く為の炭も変化しているそうなので、現代に昔と同じようにうなぎを焼いて味を出すということは、大変難しいことだと金本さんはおっしゃっていました。

「野田岩」ではうなぎの白焼きにワインをお勧めしています。なぜワインだったのか?そんなお話を伺っている中、金本さんご自身の様々なこだわりを伺うことができました。

【ワインとヨーロッパ、歴史とロマン】

 
「最初にワインを飲んだとき、相手が飲めない人だったから、ほとんど1本ひとりで飲んだら半月くらい具合が悪かった。」と金本さん。
でもこれはいいな、美味しいなと、そこからワインを飲む仲間ができて、ワインを覚えていったのだそうです。そうして「お店のテーブルにワインが注がれたグラスがあって、うな重があったら
いいな」と夢見るようになった。と金本さん。
金本さんが色々試行錯誤されながら、うなぎにワインを出すようになったのは 昭和50年くらい。当時、日本食にワインを出す所はほぼなく、うなぎ屋には一軒もおいておらず、「そんなこと、とんでもない!」という時代だったそうです。
実は昭和48年に初めてヨーロッパへ行かれた金本さん。その後何度も訪れているほどヨーロッパの伝統と歴史、ロマンがお好きなのだそうです。「野田岩」の店造りも江戸好みの、商家風か、鹿鳴館時代のものをつくりたいと思っていらしたのだそうです。
そしてヨーロッパを訪れた金本さんは、ヨーロッパの古い家を見たことで自信を深め、飛騨高山に行って、大工さんを連れてきて作ってもらったのだそうです。
そんな金本さんの車はずっと左ハンドルばかりだったそうで、最初の車はオースチン!     結構長く乗っていらしたそうですが、うなぎを積んでいて、トランクが腐ってしまって落ちてしまったのだとか。そしてその後はオペル。フィアットに乗っていた時は、なんと富士スピードウェイを先導車の後ろをついて走ったこともあるそうです。
「ヘアピンカーブの時のギアの”キーッ”って音がなんともいえない。」と語ってらした金本さん。こんな風におっしゃっていました。
「人間っていうのはどこかに遊びがないとダメなんじゃないか?」

来週も今週に続いて、うなぎ料理の名店「野田岩」の五代目当主金本兼次郎さんをお迎えし、商売人としての神髄に迫るほか、80代でチャレンジしたヒマラヤ登山のお話などもうかがいます。
どうぞお楽しみに。

【フォーカス! モノ・コト・ミセ・ヒト】

流行ものでも一過性のものでもなく、大きな時代の流れに着目し、物や出来事、お店や人にフォーカスするこのコーナー。
今週は、岩手県陸前高田市の醤油メーカー「八木澤商店」に中島さんが取材に行かれた際のお話をご紹介しました。

2012年7月、八木澤商店の河野社長がこちらの番組のゲストにお越しくださいました。2011年3月の東日本大震災で、会社も工場も津波に全て流されるという甚大な被害を受けた河野社長は、

「なるべく陸前高田に近い場所で工場を再建、機能を回復させる。そして本社を陸前高田の高台に作り、そこで看板をかかげて、社員が安心して働ける環境をつくろうと考えている。」
そして陸前高田に関して

「誰でも安心して暮らせる街をどうやってつくるかが大事。持続可能な社会を陸前高田につくる。そうして10年後、世界中から、美しい街だねといわれる街にしたい。」とインタビューで語って下さいました。

今回中島さんが訪れた際、河野社長から素晴らしい報告を伺うことができました。
まず、2012年の8月に陸前高田に本社、昨年暮れには一の関に工場も完成。社員の方々もどなたも辞めることがなく、仕事を続けていらっしゃるそうです。
そして河野さんが中小企業家同友会のお仲間と起ち上げた「なつかしい未来創造㈱」では50社で500人の雇用を作ること、みんながニコニコできる地域を作る、人々が共感する事業をたくさん生み出すことを目標に河野社長がリーダーシップをとられているそうです。

有言実行して進まれている河野社長のインタビューの模様はこちらからご覧いただけます。
(第一弾)
http://www.interfm.co.jp/biz/blog/2012/07/16/00/30/
(第二弾)
http://www.interfm.co.jp/biz/blog/2012/07/23/00/30/

【教えて!ビジネス・ラボ】

リスナーのみなさんからいただいた、ビジネスに関係していたり、よく耳にするけれども、なんだかよくわからないといった用語について解説するこのコーナー。
今週はこの2つの用語をご紹介しました。

オーディオブック」(ラジオネーム:ジョージさんからいただきました)

オーディオブックとは、書籍などを声優や俳優が朗読した、“聴く本”のこと。
日本ではまだ認知度が低いですが、海外では紙の書籍の発売と同時にオーディオブックが発売されるケースも増えています。オーディオブックは電子書籍以上の市場規模と言われており、これからは電子書籍と並ぶ新しいメディアのひとつとして、より身近な存在になるかもしれません。

ご朱印ガール」(ラジオネーム:ゆきちゃんさんからいただきました)

ご朱印ガールとは、神社や寺院を参拝した証としてもらえるご朱印を集める若い女性参拝客のこと。これまでのご朱印帳は、中高年向けの落ち着いたデザインのものが一般的でした。
しかし、昨今の参拝ブームや式年遷宮を受け、若い女性向けの可愛らしいデザインのものが登場。
そのことをきっかけに、ご朱印ガールが増えているそうです。

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2月2日 ㈱FLAT4 代表取締役社長 小森 隆氏インタビュー第二弾

2014/02/02 / Category:Info

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今週もフォルクスワーゲンの人気車種”ビートル”のパーツやアクセサリーなどを製造・販売している㈱FLAT4の代表取締役社長 小森隆さんをゲストにお迎えしインタビューの第二弾をお届けしました。

先週は雑誌「ポパイ」に取り上げられたことで、FLAT4が一躍有名になったというお話や、ワーゲンの祭典”バグイン”で知り合った人々との会話から世界中に代理店が拡がっていったエピソードなどワクワクするお話を聞かせてくださった小森さん。
今週は、ビートルのパーツやアクセサリーの製造・販売に到る原点はやはり小森さんの趣味にあったということをお話して下さいました。

【サーフィンに行くためビートルに!】

1966年頃、ビーチ・ボーイズなどサーフィン・ミュージックが大流行、もちろんサーフィンも流行した当時、小森さんは先輩からボードを買って鵠沼でサーフィンをやっていたのだそうです。車も当時から大好きだった小森さんが、最初に買ったのは59年のトライアンフTR3Aというイギリスのスポーツカー。学生時代からアルバイトをしてお金を貯めて購入したそうですが、サーフィンに行く時に仲間が乗れないということで、中古のビートルを購入。パワーがあまりなかったので、なんとか速く走らせたいとご自分でキャブレターを取り付けてみたり、色々いじりたおしたことが、現在のビジネスの原点なのだそうです。
【何事も思い切ってやらないとダメ】

1981年、アメリカで開かれている“バグイン”の日本バージョンを、小森さんは富士スピードウェイを一日借り切って、スタートさせます。内容はドラッグレースとミス・バグインのようなコンテストなどイベント盛りだくさんで、ご自分が海外で見てきたことを、見よう見まねでやっていたそうです。
借りる費用は、1500万円。ドラッグレースは直線400メートル走る競技なので雨が降ったら使い物になりません。とても腰がひけてしまいそうな条件と金額ですが、小森さんはこうおっしゃいます。「何事も思い切ってやらないとダメだと思う。人生はギャンブル。やるときは中途半端にしない主義。」
そしてこのイベントは大盛況!81年から毎年開催していたのだそうです。

他にも小森さんは81年に「キャンプビートル」という、自由が丘でビートルをキャラクターとした
アパレルや雑貨を販売をする10坪のお店をオープン。こちらも大成功したそうですが、すべての動機は「こういうのあったら、みんな欲しいんじゃないかな?」という小森さんのアイデアからだったそうです。さらにキャンプビートルのとい面にはフラットフォーダイナーというレストランを86年にオープン。こちらも行列するほど人気だったそうで、「こんなお店があって、こういう料理があったらどうかな」という想定で生まれたそうです。

【趣味を仕事にした!】

ビートルのパーツ生産は、ステアリングはメキシコ、キャリアは台湾、エアコンディショナーはマレーシアというように色んな国で作っているそうですが、小森さんは値段を値切ったりすることはないそうです。「せっかく作ったものをたたいちゃ失礼。」と小森さん。今、競合がいないという状況を意識したことがないとおっしゃる小森さんは、世界でビートルや部品を作っている所は仲間でパーツを共有したりしているのだそうです。
そして最近、こちらも趣味で始まったというジュークボックスを展開していると、小森さん。
古いジュークボックスを復元して、外見もレストアして目黒で販売しているそうですが、オーバーホールが間に合わないくらい売れているのだそうです。
「仕事が趣味。」とおっしゃる小森さんは会社行くの大好きで、お休みの日でも会社に行っているそうです。

【中島セイジの仕事道の極意】

今週の極意は「産直市場の逆転の発想」

「この場所じゃ無理だ。人は来ないよ」とコンサルタントにも言われたという長野県伊那市にある市場を訪れた中島さん。
幹線道路からも遠く離れた農道にあるこの市場ですが、20年経った現在、一日平均1500人の人々が訪れ、売り上げは年間12億円という驚きの結果を記録しているのだそうです。

作物だけではなく、冬には手作りのかごや、農家の方の農具、石、木の葉なども売れるというこの市場、自分が作ったものが売れることで、売り手の方々がとても感動するのだそうです。そしてまたがんばって物をつくるので、今度は買う人が感動するという循環が続いているのだとか。
お客さんも売り手も感動しているこの市場、上手く行かない訳がありません。

マーケティングやデータを駆使するだけでなく、他にはない「発想」、そして「感動」。成熟した時代は「感動」で買うもの。これからは感動を作るビジネスでなければ、受け入れられることは難しくなりそううです。

【教えて!ビジネス・ラボ】

リスナーのみなさんからいただいた、ビジネスに関係していたり、よく耳にするけれども、なんだかよくわからないといった用語について解説するこのコーナー。
今週はこの2つの用語をご紹介しました。

「mag・hug(マグハグ)」(ラジオネーム:ジュリーさんからいただきました)

mag・hug(マグハグ)とは、マグネットとシリコンバンドを一つにした、便利で面白い使い方を提案する製品のこと。
二つのマグネットとそれをつなぐバンドの形状により、ものをはさみ・たばね・つなげることが出来ます。また、製品をもう一つつなぐ事でさらに機能が増えます。組み合わせ次第で形を自由に変えるこの商品。自分だけの新たな使い方を見つけてみてはいかがでしょうか。

「ミルキー線香」(ラジオネーム:たまさんからいただきました)

ミルキー線香とは、不二家とローソクやお線香のメーカーであるカメヤマが開発したコラボレーション商品のこと。若者向けに発売されたこの商品は、パッケージにはおなじみのペコちゃんがプリントされ、可愛らしい見た目にほんのり甘いミルクの香りがするのが特徴です。
業界の垣根を越えた商品開発には、これまでになかった斬新な魅力とチャレンジ精神があふれていると今注目されています。
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来週はウナギ料理の名店「野田岩」の五代目当主 金本兼次郎さんをお迎えしてお話を伺います。どうぞお楽しみに。

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