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嘉衛門 presents Spinning Wheels!Vol.65

2014/06/26 / Category:嘉衛門 presents Spinning Wheels

嘉衛門 presents Spinning Wheels!
嘉衛門

アメリカ南部の小さな町をテーマにしたドキュメンタリー映画、
“MUSCLE SHOALS”。
心から音楽を愛する人たちがつくり上げた、素晴らしい歌が、
全編から聞こえてくる。
アメリカ現代史の重要な証言でもある、その映画を観て、
25年近く前の旅を思い出した。

乗り継ぎを含めて、成田から約20時間の、長いフライト。
アトランタに到着したとき、時計の針は、もう夜の7時を回っていた。
たしか、雨が降っていたはずだ。

翌朝、一例に二席だけの小さな飛行機で、マッスルショールズに向かった。
雨はあがって、南部の空は晴れわたり、フライトのあいだ、
ずっと、地面がすぐ近くに見えていたことをよく憶えている。

レンタカー・オフィスのスタッフは、東洋からの旅人にも、親切だった。
だが、選択肢はほとんどなく、日本製の小型車で、空港をあとにする。
目に映るのは、綿花の畑。
アメリカ南部の歴史とも密接にかかわるコットン・フィールドが、
どこまでも広がっていた。

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M.1 PERCY SLEDGE “WHEN A MAN LOVES A WOMAN”

 

ロードマップを頼りに、二つのスタジオを訪ねた。
コットン・フィールドが広がるスモールタウンの、小さなスタジオ。
60年代から70年代にかけて、そこで、
数えきれないほどの名曲が生み出されていった。
しかも、まだ根強く残っていた人種偏見という大きな壁を乗りこえて。
ミラクルとか、マジックという言葉でしか説明できない不思議な力が
なにかを巻き起こし、そして、多くの人たちをそこに引き寄せたのだろう。

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M.2 TRAFFIC “(SOMETIMES I FEEL SO) UNINSPIRED”