リミックス(新)

2017年12月10日 / Category:Entry
リミックスとは何か?
レコーディングには、ミックス・ダウンという作業がありまして、
大雑把に言うと各楽器ごとに録音した素材の音量バランスを整える(大雑把すぎるかも)んです。
そもそもリミックスとは、この音量バランスの再調整だったんですが、この20〜25年は
ボーカル素材以外は全く別のものと取り替える作業を(これまた大雑把だな)をリミックスと呼んで来たんです。
しかし、ここ数年、リミックスよりも、リエディットという作業が注目を集めています。これも昔からあるっちゃーあるんですが、ディスコやブギーの大量のリエディットのリリースにより、普及してる訳です。
このリエディット人気の背景には
①ハウス、ヒップ・ホップの両サイドからのディスコ/ブギーへの回帰☞但し原曲ではモノ足りないから、ループしたりドラムを補強したりする
②音楽業界の投資削減により、リミックスのバジェットが激減☞故に既存の音源に手を加える低コストのリエディットにシフト
③メロディーや歌、生楽器の素晴らしさが再認識されている☞宅録やミニマルな音楽への反動ですかね?
と色々思い当たる節があります。ま、推測の域ですが・・・。
世界的にも実力派リエディッターとして知られるDJ KONを渋谷のThe Roomの21周年祈年パーティーに招聘した時に、彼から聞いた話がとても新鮮でした。
「俺は、リエディットをやってるんじゃない。俺がやってることこそがリミックスなんだよ」
なんと、彼が手掛けたPlesureのJoyousはドラムが補強されているように感じたので、何か音を足しているのかと思いきや、元素材の音量バランスを変えただけだと!(ドラムはループされてましたけどね)
それが4年前のこと。
勿論、今もボーカル以外をごそっと取り替える”リミックス”はありますが(ルイ・ベガなんかはかなり早い段階からそれをリコンストラクションと言ってましたね)、この原点回帰した”リミックス(新)”こそが今面白いかと。
ジョイ・ネグロ、リフレックス、ディミトリー・フロム・パリなんかが代表格でしょうか(構成を変えたり、ドラムだけを差し替える人も含む)。日本だとMuro君やNoriさん!
今回番組で紹介するのは、あのFunkadelicの音源をデトロイトのクリエーター達が手を加えたリミックス・アルバム!リコンストラクションじゃなくて、Konが言う所のリミックス(新)。ちゃんと今の音になっているし、原曲の良さを最大限に引き出してます。どういう流れで実現したか?とか聴き所なんかは番組の中で触れますね。
Funkadelicが好きな人にも、苦手?な人にも聴いて欲しい!
本日16時からInterFM897、JAZZ ain’t JazzでOn Airします。
後程!!