リベンジを誓って

2018年3月4日 / Category:Entry

 

今から30年以上前の事。

ロンドンのカルチャー誌、

『i-D』で”Jazz Funk Revival”という特集があったんです。

当時、既に若者がジャズで踊ってたのは知ってたんですが、

70年代のジャズ・ファンクが、

60年代ジャズの再評価の後にキテる、

見たいな記事で、

そのリーダーとしてGilles Petersonが紹介されてたんです

(そのことを覚えていて、後にロンドンで僕は彼のパーティーに足を運ぶことになります)。

その特集に、30曲ほどJAZZ FUNKのレコメンドが載ってまして、

その中の1曲が川崎瞭さんのTrinkets & Thingsでした

(後にCosmic Village 名義でご本人とMonday満ちるさんをフィーチャーしてカバー)。

日本人ジャズがダンス・ミュージックとして

フロアーで再生されているのを知るきっかけになったのが、

この時のi-Dだったんですよね

(文中に表記はなかったんですが、写真にはタイガー大越やSkip Jackも写り込んでいました)。

 

その後も、心の師匠、Patrick Forgeさんのラジオで

Black Renaissanceのことを知ったり(日本企画の外国人アーティストのアルバムもDJは和ジャズにカテゴライズします)、

ディーラーのJohn Cooperの家で板橋文夫さんの存在を教えてもらったりと、

僕は常にイギリス人から、

使える”日本人ジャズや日本のフュージョン”を教わって来たのです。

 

勿論、その後は自力で掘りましたよ。

レーベルや参加ミュージシャン、

発売年やプロデューサーを手がかりにして。

時にはジャケ買いもしながら。

 

そして、いつしか、僕は、

ロンドンのジャズ雑誌にチャートを寄稿するようになり、

MONDO GROSSOやSLEEP WALKERを率いてロンドン公演を実現し、

KYOTO JAZZ MASSIVEのEclipseがBBCのZubbチャートで3週連続で1位になり、

KYOTO JAZZ SEXTETなんかは、そのGillesがヘビー・プレイしてくれている訳なんですが、

先月、お釈迦様の手に行く手を阻まれた孫悟空の如く!

衝撃のコンピレーションの発売を知らされることとなったのです。

その名は

『J Jazz: Deep Modern Jazz From Japan 1969-1984』

著名コレクターのトニー・ビギンズよマイク・ペデンによる

和ジャズのコンピレーションです。

 

30年以上経っても、未だにイギリスのお方にヤラれるとは・・・(苦笑)。

 

僕が逆にこのクオリティーのUKジャズのコンピを出せるかと考えたら、

出せないですもんね・・・。

 

せめて、沖野修也が考える和ジャズ特集を企画して、

あの時の僕がここまで成長しましたよ、

と、彼等に証明しないと・・・。

 

とリベンジを誓う僕なのでした。

 

このコンピを今日のアルバム紹介コーナー、Massive Eyeで取り上げたいと思います。

 

という訳で

毎週日曜夕方4時からは、

InterFM897、JAZZ ain’t Jazzを宜しくお願いします。

 

PS

 

イギリス人DJやコレクターが日本のジャズやフュージョンに詳しいのは、

昔、日本のジャズだけを流すラジオ番組が人気だったからだそうです

(名前は忘れましたが、確かJAP JAZZ何とか・・・だったような気が)。