権威主義的なジャズ好きってどうなの?

2018年3月11日 / Category:Entry

 

ロバート・グラスパーのことを知ったのは、10年以上前のこと。

NYで当時ブルー・ノートの社長だったEli Wolfにインタビューをした時に

「絶対彼が来る!」と言って、セカンド・アルバム『In My Element』から

何曲か聴かせてもらいました。

 

その縁だか、たまたまか判らないけれど、

僕は国内盤の『In My Element』のライナーを書いたし、『Double Booked』のライナーも担当したんですよ。

勿論、一部の人に絶賛されてたし、僕の回りじゃ話題になっていました。

でも、今とは状況違いましたよね?

 

 

ところがグラミー賞獲って状況は一変。

メディアも評論家もショップを大騒ぎ。

ま、多くの人に知られるってのはいいことだと思いますけどね。

でも、グラスパー・バブルに乗り過ぎやろw

 

 

え、お前もツー・ショット撮ったり、トロフィー渡して便乗してるやろ???

だって、初来日の時にライブに招待されて、ライナーを書いた人って紹介されたんですよ。

共通の知人いたから(EliからボーカルのMaruちゃんまで)友達になるでしょ?

彼が有名になる前からサポートして来たんです。

あ、そう言えば、いつの間にかライナー・ノートが他の人に差し替えられてたな(苦笑)。

 

 

グレゴリー・ポーターも同様のパターン。

あるプロモーターに、「次だれですかね?」と訊かれたので、彼の名前を出したら、

「知りません・・・」とか言ってたもんなー。

 

 

グラスパーは、Eli直伝だったけれど、グレゴリー・ポーターしかり、カマシ・ワシントンしかり、ゴーゴー・ペンギンしかり、情報は常に尊敬する先輩達から伝わって来た。パトリック・フォージ、ケビン・ビードル、ジャイルス・ピーターソン。

 

 

僕は彼等の提案に耳を傾け、

自分が気に入ったものを深掘りします(勿論、自分で探すのが前提ですよ)。

でも、決して盲目的には崇拝していません。

 

 

だから、皆さんも僕の提案の中からお好きなものを見つけて頂けると幸いです。

 

 

本当に、権威主義的なジャズ好きってどうなの?と思っているんです。

有名だから?

賞獲ったから?

誰々さんが評価してるから?

 

ジャズが注目され、盛り上がるのはいいけれど、

何だかおかしい。ポップスやちゃらいダンス・ミュージックならまだしも・・・。

 

 

だって、そもそもジャズは自由な音楽だから。

既存のルールや価値、常識的な発想から解き放たれた音楽がジャズじゃないの?

 

 

DJや選曲家は、評価されなかったジャズ・ミュージシャンの作品の中から素晴らしい曲を発見して来たから、余計に納得いかないんです。

 

 

でも逆にね、騒がれてるから、聴かないっていう聴かず嫌いも危険です。

いいものはいいんです。

 

 

ハンコックの新作に、ケンドリック・ラマーやサンダー・キャットが参加ってニュースが飛び込んで来ましたが、天の邪鬼にならずに聴いてみたいと思います。ダメだったらスルーするので、僕の反応は番組に反映されるかとww

 

これからも

有名でも無名でも、いいものはいい。

ダメなものはダメというスタンスで行きたいと思います。

 

 

今日のJAZZ ain’t Jazz、アルバム紹介コーナーMassive Eyeでは、

ケビン・ビードルがポッドキャストでかけて、初めて存在を知って、

ひょんなことからマネージャーと知り合い、初来日の時には

The Roomに遊びに来てくれたGo Go Penguinのニュー・アルバムを

取り上げたいと思います。

 

 

今や、ブルー・ノートで複数枚契約し、世界中で大人気。

デビューした時から応援してたから嬉しいな。

Kyoto Jazz Sextetの1stでは、ちょっぴり彼等の影響をある曲に取り入れてるんですよ。

先日のライブも素晴らしかった!

JAZZか否かという愚問?を超越した音楽が繰り広げられてました。

その興奮冷めやらぬまま、彼等の魅力を熱く語るつもりです。

 

 

毎週日曜、夕方4時からはInterFM897、JAZZ ain’t Jazzを宜しくお願いします。