ホセの現在地

2018年10月31日 / Category:Entry

今週のアルバム紹介コーナー、Massive Eyeで取り上げるのは
只今来日中のJose Jamesのニューアルバム、『Lean On Me』。
そうこれは、タイトルからお察しの通り、
レジェンド、Bill Withersに捧げたアルバム。
彼の生誕80周年というタイミングでリリースされた
カバー・アルバムでもある。

Jose Jamesと言えば、Gilles Petersonに見出され、
Moody Mannともコラボを実現し、
Mitsu The Beatsとの共作では
「Promise In Love」なる名曲を生み出した。

名門Impulseからメジャー・デビューを果たし、
Blue Noteへと移籍もした。

R&Bからロック、ブギーなど幅広い音楽性をアルバム毎に披露し、
Billy Holidayのトリビュート・アルバムではジャズへと回帰した。
プロデューサーとしては黒田卓也のデビュー盤にも関わっている。

Joseは常にチャレンジを続け、
もはや王道とでも言うべきクラブ・ジャズとも、
USの東西に跨がる今ジャズとも、
話題の南ロンドンのジャズとも異なる
独自の路線をマイ・ペースで歩んで来た。

そんな彼の現在の立ち位置は、
ファンキーでメロディアスな70年代ソウルの延長線上にあった。
彼が敬愛して止まない偉大なボーカリストで作曲家、
Bill Withersのこれまでのキャリアに
自分自身を投影することだったのだ・・・。

アレンジやその音楽の方向性については番組で触れるけれど、
是非、今週の来日公演をご覧になって
今回の特集をお楽しみ頂きたい。

昨年末からツアーのプロジェクトとなっていた
Bill Withersのカバーが作品化されたのが、
この『Lean On Me』だからだ。

ちなみに、
番組で一足先に紹介した「Lovely Day」の存在を知ったのは、
横浜のランドマーク・タワーの25周年イベントでのことだった。
その日のDJのパートナーだった松浦俊夫氏が、
僕の知らないヴァージョンをかけたもんだから、
僕は思わずブースに駆け寄った。

「これ、誰のヴァージョン?」

松浦君は、僕がまだ持っていなかったアルバムを
世界に先駆け彼の番組で全曲取り上げたのだ。

ならば僕は、来日公演が終わった後に
皆さんが感動を反芻できるように紹介したい。

そう言えば、横浜で、
僕達はDJの順番をコイントスで決めたっけ。
Joseの『Lean On Me』のON AIRは僕が後攻となったな・・・。

共にデビュー時からJoseを知る二人だけれど、
一人のアーティストの新作を
アルバムが出る前と、来日公演が終わった後に
共に番組で取り上げるなんて
とても珍しいことだと思う。

果たして、彼はここから何処へ向かうのか?
ジャズの動向を見張る我々は、
彼のアクションを決して見逃さない・・・。

という訳で毎週日曜夕方4時からはInterFM897、
JAGUAR LAND ROVER presents JAZZ ain’t Jazzを
宜しくお願いします。

 

以下、10月31日から始まるJose Jamesの来日公演情報です。

お見逃しなく!

ホセ・ジェイムズ celebrates Bill Withers
2018年10月31日(水) ビルボードライブ大阪
2018年11月1日(木)、2日(金) ビルボードライブ東京
http://billboard-live.com/

<メンバー>
ホセ・ジェイムズ(vo)
大林武司(p, key)
ベン・ウィリアムス(b)
ネイト・スミス(ds)
ブラッド・アレン・ウィリアムズ(g)