世界はフラット化したか?

2018年12月22日 / Category:Entry

 

年末の大掃除に少しずつ取り組んでるんですが、

2008年に出版されたトーマス・フリードマンの

『フラット化する世界(増補改訂版)』という本が出て来ましてね。

懐かしいなーと思いページをめくってみると、

上下巻それぞれ30カ所以上付箋的に折り目がつけてある訳ですよ。

なのに!

あんまりよく覚えていない(恥)。

当時、

初のソロ・アルバム、『UNITED LEGENDS』を出した2年後とかだったんで、

「へー、俺がやってたことはアウト・ソーシングの先駆けだったんだぁ」

なんて発見をしたことを覚えています。

僕は、デモ制作とKJMのトラック以外、誰にも合わずにメールのやり取りだけでこのアルバムを作ったんです。世界各地のボーカリストやトラック・メイカーとコラボする形で。

その本の中では、

あらゆる仕事が海外にアウトソーシングされ、

経済的地域格差がなくなる・・・みたいなことが書いてあったような。違うかな(汗)?

 

あと、インターネットの発達で、情報の格差もなくなるって書いてなかったかな?

 

うーん・・・。

要するに未来は、人類、皆、平等!ってことになるの???

と疑いながらも、ちょっと明るくなったような記憶が・・・。

 

す、済みません!

読み直します!!(彼の新しい著作も発売されたみたいです)

 

で、何が言いたいかといいますと、

そうやって、色んなことの格差がなくなるのかなーと勘違いしていた2008年から10年!

 

全然、世界はフラット化してないんちゃう?

 

というのが僕の率直な気持ちなんです(え、僕が読み間違えてる?だから読み直しますって!)・・・。

なぜなら、持てる人はさらに富み、持たざる人は奪われる・・・みたいなことになってません?

確かにブログやSNSで個人発信が出来るようになった。

でも、そこで評価されるのは”数”だったりするじゃないですか?

そして、”数”を信奉する人が、”数”の多い人に群がり、その”数”は更に増幅する・・・。

 

質を伴った数ならいいんですが・・・。

 

え、何が言いたいのか?

 

そですね、そろそろ番組の話に戻らないといけないですね。

今週は2018年最後の通常放送なんですが(来週は恒例のJaJ紅白歌合戦!)、

アルバム紹介コーナーMassive Eyeで、Gilles Peterson編集のコンピレーション、

『Brownswood Bubblers 13』を取り上げるんです。

え、それでトーマス・フリードマンの話がなぜ枕になるのかって?

 

そ、そうなんです。

Gilles、ズルいなと(笑)。

 

だって、世界中からデモが集まってくる訳です。

彼のお墨付きを貰う為に。

ま、僕も送ってますけど・・・。

そして、

かけてもらってますけど・・・。

 

え、だったら名付け親にズルいなんて失礼じゃないのか?

はい、そうですね(謝)。

 

いや、こんなコンピ作れるの羨ましいなーと。

世の中では醜いものの一つとして名高い、男の嫉妬です(謝)。

 

だって、

まだ世に出ていない曲が続々と世界中から集まってくるんですよ。

 

インターネットが発達し、デジタルでも中古盤でも何でも探せるようになった。

ほんと、YOUTUBEにない音源の方が珍しいんじゃない?

 

でも、まだ情報がネットにアップされてない音源ってあるんですよ。

デモとか出来立てホヤホヤの作品とか!

 

それがGillesの元にどんどん届く。

あまりにも多すぎて、彼のブレーンがジャンルごと(ジャズ、ヒップ・ホップ、ビート・ミュージック、ハウス)にいて、彼らが選りすぐってGilles先輩に上納するという噂も(笑)。

 

そんな特別な存在であるGilles先輩は、

世界屈指のテイスト・メイカーとして知られ、

BBCでも番組持ってて

WORLD WIDE FMもやってて

誰も知らない曲だけを集めたコンピを出せるだけでなく、

新しい才能を日々発掘しているので

世界各地で引っ張りだこ。

そして、

天真爛漫な性格と

ラジオDJを活かしたMCのスキルと

膨大な知識の中から

ユニークな選曲を紡ぎ出すものだから

ファンは大興奮、

当然、新しいファンも獲得して、

また更に世界からお呼びがかかるという

超アップリフティングなスパイラル状態にいらっしゃる訳でございます。

 

だから、

世界はちっともフラット化してないじゃん!

 

というお話でした。

 

嫉妬は冗談ですよ。

何度も言いますけど、

Kyoto Jazz Massiveの名付け親だから、

僕超ラッキーなんです。

しかも、Kyoto Jazz Sexetetもかけ倒してくれてましたしね。

今年のWorld Wide Festivalに呼べなくてごめんねーって直接謝られたり(驚)。

 

ひょっとして自慢?

いや、違います。

ただ事実関係を述べてるだけです(疑)。

 

ちなみに、

彼を神と崇める人もいるので、

さしずめ、僕は神の子???

 

崇めてる人にそう訊いたら、

Gillesは神だけど、沖野さんはあくまで沖野さんです!と一蹴されてしまいました(爆)。

 

という訳で、

今週のMassive Eyeは『Brownswood Bubblers 13』を特集します。

毎週日曜夕方4時からはInterFM897で、JAGUAR LAND ROVER presents JAZZ ain’t Jazzを宜しくお願いします。

5時からの松浦俊夫さんのTokyo Moonもね。

 

PS

12/30(日)は、18時から東日本橋のCitanで僕、沖野修也と松浦俊夫氏が共演します!

12/30 (SUN) YEAR END SPECIAL SET
年末のCITANはSpecialなDJ setをお届け致します。
DJ:沖野修也 / 松浦俊夫
DATE:12/30 (SUN) 18:00-
DOOR: MUSIC CHARGE ¥1,000
GENRE:ALL GOOD YEAR END MUSIC

沖野修也
DJ/作曲家/執筆家/選曲評論家/Tokyo Crossover/Jazz Festival発起人/The Roomプロデューサー。
KYOTO JAZZ MASSIVE名義でリリースした「Eclipse」は、英国国営放送BBCラジオZUBBチャートで3週連続No.1の座を日本人として初めて射止めた。
これまでDJ/アーティストとして世界35ヶ国140都市に招聘されただけでなく、CNNやBillboard等でも取り上げられた本当の意味で世界標準をクリアできる数少ない日本人音楽家の一人。
ここ数年は、音楽で空間の価値を変える”サウンド・ブランディング”の第一人者として、映画館、ホテル、銀行、空港、レストラン等の音楽設計を手掛けている。著書に、『DJ 選曲術』や『クラブ・ジャズ入門』、自伝『職業、DJ、25年』等がある。
2011年7月、2枚目のソロ・アルバム『DESTINY』が、iTunesダンス・アルバム・チャート第1位、総合アルバム・チャートでも第3位を獲得。
2013年11月にはバーニーズ ニューヨーク新宿店で初のイラストレーション展を開催。
2015年4月、新たにプロデュースしたプロジェクト、Kyoto Jazz Sextetのデビューアルバム『Mission』をブルーノート・レーベルよりリリース。
現在、InterFM897『JAZZ ain’t Jazz』にて番組ナビゲーターを担当中(毎週日曜16時~)。
有線放送内I-12チャンネルにて”沖野修也 presents Music in The Room”を監修。
スウェーデンのレーベルLocal Talkより2018年10月に「RISING (RON TRENT Remix)/KYOTO JAZZ SEXTET」、11月に「MISSION (JAXX MADICINE REMIX)/KYOTO JAZZ SEXTET」をリリース。11月3日には、HMV recordより『You’ve Got To Have Freedom/Mission (Unreleased Version)/KYOTO JAZZ SEXTET』をリリース。

松浦俊夫
1990年、United Future Organization (U.F.O.)を結成。
5作のフルアルバムを世界32ヶ国で発表し高い評価を得る。
2002年のソロ転向後も国内外のクラブやフェスティバルでDJとして活躍。
またイベントのプロデュースやファッション・ブランドなどの音楽監修を手掛ける。
2013年、現在進行形のジャズを発信するプロジェクトHEXを始動させ、Blue Note
Recordsからアルバム『HEX』をリリース。
2018年、イギリスの若手ミュージシャンらをフィーチャーした新プロジェクト、
Toshio Matsuura Groupのアルバムをワールドワイド・リリースし話題を呼ぶ。
InterFM897 “TOKYO MOON”(毎週日曜17:00) Gilles Peterson’s Worldwide FM ”WW TOKYO” (第1&月曜20:00) 好評オンエア中。

PPS

Gilles先輩は、来年のWorld Wide Festivalで1日、Shuya Nightやれないかな〜?と!