The Real Music Station

JAZZ ain't Jazz

DJ: 沖野修也 (KYOTO JAZZ MASSIVE)
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DJ、プロデューサー、さらに「KYOTO JAZZ MASSIVE」としてのアーティスト活動も行う“クラブ・ジャズ・シーン”中心的存在の沖野修也が、番組が考える「現代のジャズ」の魅力を様々な角度から紹介。何となくジャズが好きな人、また「ジャズって何?」という 全くの初心者リスナーにも、それぞれに新たな発見が必ずある1時間。

Playlist

Feb 25 2018

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  • 16:03 "BUTTERFLY" RUBY RUSHTON
  • 16:07 "I WANT YOU FOR MYSELF (KON REMIX)" GEORGE DUKE
  • 16:15 "THAT'S WHAT SHE SAID" GEORGE DUKE
  • 16:19 "SUNRISE" GEORGE DUKE
  • 16:25 "PURPLE AFTERNOON" HYPNOTIC BRASS ENSEMBLE
  • 16:31 "MORNING PRAYER" HYPNOTIC BRASS ENSEMBLE
  • 16:37 "SRI NEROTI" HYPNOTIC BRASS ENSEMBLE
  • 16:41 "MISS U" KIEFER
  • 16:46 "AT LES" TOSHIO MATSUURA GROUP
  • 16:55 "WHAT IS WRONG WITH GROOVIN'" HUGH MASEKELA

Program Blog

2月25日 (日)

セルビアの思い出
もう3年前のことになるんですが、
セルビアのベオグラードに初めて行ったんです。
クロアチアのDJでEddy Romichってのがいるんですよ。
彼がギグをブッキングしてくれましてね。
一緒に回すことになったEddy曰く、
戦争が終わって20年。街が活気づいて来て、
今では東欧のベルリンと呼ばれていて、
イケてるバーやカフェ、クラブなんかが続々とオープンしていて
とても面白いんだよと。
空港からホテルに向かう途中注目のエリアを通り過ぎたんですが、
外観からはちょっと判らなかったかもしれません。
街並が結構地味なんです。
それでも、アートなペインティングがほどこされているビルがあったり、
若者が店の前にたむろしていたりする光景からその片鱗は伺えたかな。
街を散策する時間があればその全貌が掴めるんですが、
DJのツアーって空港ーホテルー会場ーホテルー空港ってケースも多く・・・。
楽しみにしていた初ベオグラードもそのパターンで、
ゆっくりできる感じではなかったんです。
先に初めておくとEddyに言われていたので、
後からホテルに迎えに来てくれることになっていた会場のオーナーを待つ事に。
シャワーを浴び、カバンのレコードやCDを詰め替え、準備を整えました。
スーツにタートルネック、白髪まじりでお洒落な眼鏡をかけた
僕と同世代くらいの男性がホテルにやって来て
僕を会場に連れて行ってくれました。
クラブというよりギャラリーのオーナーのような感じがしたんですが、
まさに会場の2階がギャラリーだったことが後で判明します。
そんな彼が道すがらいきなり僕に謝るんです。
「シューヤ、ごめん。誰も君のことを知らないんだ。
15年前君はこの街でも有名で、
俺たち世代なら皆君のことを知ってるんだけれど、
今の若者は・・・」
あまりにいきなりだったんで、びっくりしましたよ。
え、昔有名やったん?もっと早く呼んでよ。
じゃ、何故今頃俺を呼ぶんだ?と思いましたし。
おそらく、東欧で人気のEddyが同行することで、
彼を説得してくれたんでしょうね。
有り難いやら、現実を知らされ悲しいやら(苦笑)。
会場に着くとEddyが既にいい感じでフロアーを温めてました。
500人位はいたかな。
普段ギャラリーとして使われているスペースが楽屋になっていて、
まずはそこで待機してたんですが、
配置されていた作品、それからオフィス・スペースの家具を見て、
そこがセンスの良い空間であることをすぐに察知しました。
実際に注目のスポットに位置してましたしね。
バーの中を抜け、ブースに辿り着く僕。
Eddyと話し合って3曲ごとのバック・トゥ・バックにすることにしました。
僕に替わっちゃうと一気にお客さんが引く可能性もありましたから。
Eddyの努力を水の泡にしてはいけません。
二人が交互に回している間もどんどん人がやって来ましたね。
キャパシティーは西麻布にあったイエローと同じくらいかなー。
700人以上はいたでしょう。
とにかくかっこいい若者が集まってました。勿論大人も雰囲気のある人が来てました。
音楽も、アートも、ファッションも好きなんだろうなってのが手に取るように判ります。
着てるものだけでなく、飲み方や踊り方もクール。それでいてガンガン盛り上がってるんです。
さすが東欧のベルリンです。
ピークは2時頃かな?僕がかけた3曲。
フェラ・クティから、トニー・アレンのフィル・アッシャーのリミックスを経て、
自分の曲へと移行していった時の事です。
なんと店内で大合唱が始まるではないですか!
「スティーーーーーーリン・ラ〜〜〜〜ヴ、スティーーーーーーリン・ラ〜〜〜〜ヴ」
え、何故?
全員で歌ってる?
マジか?
これドッキリか何か??
自分の目も耳も疑いましたね。
バーテンまでが歌っている。
僕がかけたStill In LoveのKyodai Remixで、
目の前にいる聴衆がほぼ全員歌っている。
そして、あちこちで天を仰ぐように上げられた両腕が揺れている・・・。
おそらく、ですけど、僕のことは知らなくても、
僕の曲は知ってたんでしょうね。
当時リリースされた直後で、既にヨーロッパで色んなDJがプレイしてたので。
それにしてもびっくりしましたよ。
だって、オーナーに君のこと誰も知らないって告げられてましたもん。
もの凄い低いテンションでDJに臨んでましたから(笑)。
朝方、Eddyとのバック・トゥ・バックを僕が締めました。
鳴り止まぬアンコールに応えて、
僕が選んだのはジョージ・デュークのI Want You Myself(KON Remix)。
残ってくれた全員が踊りまくりの、またもや大合唱!
「アイ・ウォンチュ・フォーマイセールフ!!!!アイ・ドン・ノウ・ノー・ワン・エルス!!!
アイ・ドゥ〜〜〜〜ラブ・ユ〜〜〜〜〜!!!」
いやぁ、最高の夜でした・・・。
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今日の放送、Non Stop Mixでは、
このジョージ・デュークのKON remixを
久々にかけたいなと(それこそ3年振りかと)。
長らく手に入れられなかったアナログ盤を
金曜日に大阪で弟が誕生日プレゼントにくれたんです。
そしてジョージ・デュークの曲を3連発したいなと。
先日亡くなったレオン・チャンクラーへのトリビュートも兼ねて。
という訳で毎週日曜日、
夕方4時からはInterFM、JAZZ ain’t Jazzを宜しくお願いします。

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DJ Biography

沖野修也 (KYOTO JAZZ MASSIVE)
DJ/プロデューサー/作曲家/執筆家。開店以来24年で80万人の動員を誇るThe Roomのプロデューサーでもある。

KYOTO JAZZ MASSIVE名義でリリースした「ECLIPSE」が英国国営放送BBCラジオZUBBチャートで3週連続No.1を獲得。

これまで世界35ヶ国140都市に招聘されただけでなく、CNNやBILLBOARD等でも取り上げられた本当の意味で世界標準をクリアできる数少ない日本人音楽家の一人。

近年は音楽で空間の価値を変える"サウンド・ブランディング"の第一人者として、映画館、ホテル、銀行、空港、レストラン等の音楽設計を手掛ける。

著書に『DJ 選曲術』や『クラブ・ジャズ入門』等。現在、ホームグラウンドのThe Roomでは月例パーティー"Tokyo Jazz Meeting"のレジデントDJを務めている。

www.kyotojazzmassive.com
www.extra-freedom.co.jp/artists/shuya_okino/
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