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3月28日のJazz Conversation

2010/03/28 / Category:Info

「花冷え」

何なんでしょう。
一進一退とでも言いましょうか。
「春の訪れ」というのは実にじれったいものです。

小生冬生まれですが冬が大嫌い。

ついでに春も大っ嫌いです。

とにかく「寒い」ということが多方面において苦手です。

気温、笑い、懐具合。

最後はもう一生モンですから仕方ありません。
今日も「じっと手を見る」ばかりです。

で、桜もそろそろ咲いてやりましょうかというこの時期に、「まあ待ちなさい」とばかりに冷気を注ぎ込むのが「花冷え」。

寒いったらありゃあしません。
なもんで、厚手のダウンはまだまだ仕舞えません。

それでは本日のお品書き。

16:30からの約30分は巻頭特集。
今日は月末恒例の企画「今月の新譜から」です。

まずはオルガンジャズのグループ「Soulive」が再びオリジナルメンバーに戻って手がけた仕事は全曲Beatlesのカヴァーによる作品「Rubber Soulive」。シャレが利いてます。その中からギターのEric Krasnoの腕が光る「Drive My Car」を。
続いてはピアニストBrad Mehldauの4年ぶりの新作「Highway Rider」から。ダン・コールマン指揮による室内管弦楽団をバックに繰り広げるオリジナルな世界をお楽しみ頂きます。盟友Joshua Redman(sax)の渋いプレイも聴きどころです。
続いては、春を飛び越えて一気に夏を運んでくれたブラジルの巨匠Sergio Mendesの激アツな新作「Bon Tempo」からPais TropicanaというTuneを。ちなみにこのアルバム、往年の名作66、77からの作品のリメイクもあって、古くからのファンも大切にしていますよ!というSergioの姿勢が嬉しいです。
そしてこのコーナー最後は今年生誕200年を迎えるショパンへのトリビュートに挑んだピアニスト小曽根真の「来月発売」の新作「Road To Chopin」から「子犬」を。JazzとClassicの融合が絶妙な様子を小川氏は独特の言い回しで表現します。

4時台後半はおなじみの連載企画「マイルス・デイヴィスの真実」。
N.YでのCharlie Parkerのレギュラーコンボにおけるマイルスの仕事を検証します。SavoyとDialという異例のレーベル掛け持ち契約の中で進めていく(1947年後半から48年前半)パーカーのスタジオワークはBebopの絶頂期まっただ中の威厳と余裕に満ちあふれていました。マイルスを弟分として寛大に迎え入れ、マイルスもそれに応えるがごとく華麗なるフレーズで応酬という美しい徒弟愛が見られる47年11月4日のDialでのレコーディング「Scrapple From The Apple」、バラードの名手であるParkerの真骨頂、1テイクで見事に決まった「My Old Flame」。続いてなぜか翌月12月にDetroitでレコーディングが行われたと言われているSextetによる録音から「Crazeology」Savoyでの「Bird Gets The Worm」をお楽しみ頂きます。そして精鋭5人による最先端のJazzはN.Yの52丁目界隈では隆盛を極めます。今週の「真実」の締めくくりは貴重なLive音源を収録した「Bird on 52nd Street」を紹介します。仲間のミュージシャンが手持ちのレコーダーで録音したというライブ音源なんですが、これが絶望的に低音質。おそらくこの瞬間だけInterFMを聴いてしまうと、あまりの音の悪さにFMラジオ局としての信頼を失う事間違いなしです。しかし、Birdの貴重も貴重なライブ音源を目の前に、みすみす回さない訳にはいきません。クレームがなんぼのもんじゃい!とばかりにこの中から「Shaw Nuff」と「52nd Street Theme」の2曲をフルコーラスでplayするという暴挙に出ます。
繰り返しますが、本当に酷い音です。
局長、マスタールームの皆さん申し訳ありません。

午後5時台はゲストとのconversationを楽しむ「meet the star」のコーナー。
今週は西海岸のスターPianist/Keybordist George Dukeが登場。
往年のDisco MusicファンにはDance Classicの超定番曲「Shine On」などでも知られる才能あるミュージシャン。小川氏はMaurice Whiteにも匹敵するGeorgeのヴォイシングをいたく評価しており、本人にその思いのタケをぶつけます。
Georgeのすっとぼけたインタビューが面白いんですね。
また、晩年のマイルス・デイヴィスと仕事をした人物でもあるので、当然ながら話はその出会いから共に楽曲をプロデュースするところまで及ぶんですが、ここにGeorgeの秘めたる「タレント力」が発揮されます。「似てる似てる。あれホントに似てるわ」と日本人で一番マイルス本人と接触していた人が言うんですから間違いありません。出会いから楽曲提供までのやりとりをMiles & George一人二役で再現します。

5時台後半は「アーティスト特集第3弾:Blue Note時代のハービー・ハンコック」。
まずは小川秘蔵の珍盤コレクションから、一般には出回らない、放送局に向けて作られたセルフプロモーションLPの冒頭部分を実際にアナログターンテーブルを使ってOn Airします。レトロなジングルから始まって、ハービーのナレーションが始まります。「Hello, This is Herbie Hancock, a song playing on background is…」これはいったい何の為に作られたのかは番組でご確認下さい。On Air曲は「Cantaloupe Island」(ご存知US3の元ネタですね)、Maiden Voyage、Riotです。たった3曲でHerbieを語れる訳もありませんが、ひとまずBlue Noteに残された足跡から辿ってみましょう。
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<3月30日追記>
試験配信:ジョージ・デュークのインタビューの一部抜粋
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