#024 インタヴュー三昧

#024 2010-06-17 インタヴュー三昧

 サッカーのワールドカップが始まり、思っていたより早く梅雨の季節も到来しましたが、『スイングジャーナル』誌は数日後に発売される7月号で休刊とのこと。始まるものがあれば、終わりもあります。諸行無常ではありませんか。

 物事に終焉はつきもの。そんな中にあって、わが「Jazz Conversation」は続いていきます。7月にはTVのCMが始まりますから、局も力をいれてるんでしょう。有り難いなぁ。

 有り難いといえば、関係各位のご好意により、このところさまざまなアーティストにインタヴューをさせてもらっています。そのことは逐一ぼくのブログで紹介していますが、いまのところ終了しているのは次のようなひとたちです。

マイク・スターン&リチャード・ボナ
サリナ・ジョーンズ
パット・メセニー(共同インタヴュー)
デヴィッド・マシューズ

 それで、今日の夜はトレインチャのインタヴューをする予定ですし、今月中にあと3アーティストくらいに話を聞くことになっています。そんなに溜め込んでどうする? 自分でもそう思っていますが、そこはほら、貧乏性ですから、いつ病気になってインタヴューができなくなるかわかりませんので、できるときにやっておこうという気持ちが働いています。

 これらの模様は順次「Jazz Conversation」で紹介していきます。それはそれとして、昨日「ブルーノート東京」で観たトレインチャ、最高でした。ギター1本と3人組女性コーラスだけをバックに歌ったマイケル・ジャクソンの名曲の数々。あとのことなんかどうでもよくなってしまうくらい感動しました。こういうライヴや素敵なアーティストの出会いが多々あるから、この仕事はやめられません。

 いろいろなことが複雑に絡み合っていまの自分がいることを考えると、回りのひとすべてに感謝ですね。昨日は帰り道で、そんなことを思っていました。もちろん番組を聴いてくれているみなさんのことも含めてです。

 ありがとう!

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6月13日のJazz Conversationでは

さて何を聴こうかな

さて何を聴こうかな

ある日の小川邸。(日付出とるがな)

世界一のコレクターの貯蔵庫に(ほんの一部だそうで)初潜入しました。
ここで番組のCM撮影が行われた事は小川blogでも記されていますのでそちらもご覧頂きたいのですが、いやあ圧巻の一言。整然と並ぶカタログの背表紙を眺めて行くだけでも感動しました。さすがナンバリングの鬼。シリーズものは全て001から始まり欠品無し。国内盤はもとより外盤に至ってはEU、US、その他の各国仕様のプレスが揃う徹底ぶり。「バカでしょう?」と本人はおどけますがまごうことなき「超人」です。いずれまた潜入第2弾、3弾で発見するであろう「何か」はこの場にて報告致したく候。

さて、今週の番組では「ジャズ・ジャイアンツ夢の共演盤」と題した特集からスタートします。

巨星x巨星、天才x天才、名人x名人。

今となっては想像の世界でしかない夢のコラボは多数存在します。録音された時はほんの出来心から生まれた作品だったかもしれませんが、今となっては「あり得ない組み合わせ」としてファン垂涎の作品となっています。冒頭を飾るのは[Ella and Louis]「エラ・フィッツジェラルド x ルイ・アームストロング」から[Can't We Be Friends]。味わい深いサッチモのトランペットソロもさることながらピアノはオスカー・ピーターソンだったりする凄い1枚です。
ella and louis

続いては謎のアルト吹き「チャーリー・チャン」をフィーチャーした夢のライブ演奏を。
契約の関係で本名を明かせなかった「チャン」とDizzie Gillespie (tp)、Max Roach (dr)、Bud Powell (pf)、Charlie Mingus (b)というBebopの精鋭たちが[The Quintet]と名乗りカナダのトロントにある「マッセイ・ホール」にて行ったライブを録音した[Jazz At Massey Hall]という作品から[Wee]を。「世紀の名演」とされるこの録音が行われた楽屋エピソードは実に愉快です。
The Quintet

次は66年67年頃スタープレイヤー、Jimmy SmithとWes Montgomeryの共演を聴きましょう。楽しいジャケットワークも演奏がどのようであるかを如実に反映していると言えますが、果たしてその通り。どちらもウォームさとエッジーさを巧みに繰り出す名手同士の名人芸をお楽しみ下さい。男女DUOの名曲としても知られる[Baby It's Cold Outside]を。
The Dynamic Duo

このコーナー最後は近代Jazz Guitarist夢の共演。John ScofieldとPat Metheny(目下来日中!)です。「えー、共演しちゃうんだー」と当時思った人は少なくなかったはず。とにかくコンテンポラリージャズギターのバイブルとも言える作品。ギター小僧にはたまらない1枚からメセニー泣きのギターシンセが唸る[The Red One]を。
I can see your house from here

さあ、夢の共演を満喫した後はモダンジャズ講義をお楽しみ下さい。
「マイルス・デイヴィスの真実」
[DIG]を境に芽生えた「ハードバップ」へのトライアルを行うマイルスとその仲間の証言を中心に「リズムに科せられた次なる命題」とは何だったかを検証します。また録音技術としてはSP盤から片面約15分収録可能な10インチLPへと移行する時期でもあり、演奏時間についても革命が起こるタイミングでもあったわけです。この従来の演奏時間「SP盤片面約4分30秒」という呪縛から解き放たれる事を知るマイルスはさらに自分の描く次の音楽への夢が大きく広がります。バラードはバラードとして悠々と演奏し、スタンダードに対しても独自の解釈でさらなる音楽的な演出を披露したその根底には9重奏団で培ったアプローチが結実したものと言えます。[DIG]を中心にSonny Rollins、Walter Bishop, Jr.、Art Blakey、Jackie McLean、Tommy Potterら従えたマイルスの方向性を確認します。

午後5時台はゲストを迎える「Meet the Star」
今週は名曲「サマー・サンバ」「バトゥカーダ」の作者として知られるマルコス・ヴァーリが登場。先月Blue Note Tokyoにて来日公演を行った彼の独占インタビューをお送りします。マルコスが出会った最初のボサノヴァ曲は何だったか?からブラジル国内での隆盛などを歴史的背景を探りながら質問をしていきます。
マルコスの大ヒット曲[Summer Samba (原題So Nice)]と[Batucada]はもちろん、今月30日に発売となるニューアルバム「エスペーラ」からも新曲をお届けします。

5時台後半は今は熱狂的なマニアも多い「オルガンジャズ」を特集する「楽器別特集の第6回目」。このジャンルを代表するJimmy Smithを中心に彼の流派、フォロワーを中心に聴いて行きます。若かりし頃からオルガンジャズを好んで聴いていた小川氏の「ジャズ喫茶」でのエピソードも当時ならではの出来事だったのでしょう。
それにしてもオルガンという楽器の柔軟性たるや、一体何でしょうか。時に教会では主へ捧げる旋律を奏でる荘厳な響きを持つものであり、レズリーを従えれば伝説的ハードロックの必需品。ダニー・ハサウェイが弾けば独特のソウルミュージックになり、クラブミュージックではレア・グルーヴをはじめシカゴハウスに至っては「シンセサイザー」での絶対的な存在。今回の特集を聴くと、それらをつなげる一つの「鍵」が見えてくるような気がします。

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#023 with BONA @ Starbucks

#023 2010-06-10 with BONA @ Starbucks

 1週間近く前ですが、「ブルーノート東京」でマイク・スターンとリチャード・ボナにインタヴューしました。インタヴュー後、水泳アディクトのマイクはホテルでひと泳ぎしてくるといい、ボナはその辺を散歩してくるとのことで、ひとまず解散。

 ライヴが始まるまで1時間ほどあったため、ぼくは骨董通りのスターバックスへ。すると、通りの向こうからボナが。彼もスターバックスに行くつもりだったのに、場所がわからず店の前を通り過ぎてしまい、引き返してきたところでした。そういうわけで、一緒に店内へ。

 彼はカプチーノ、ぼくは豆乳のラテ。ボナは気さくなひとなので、話が弾みました。家族のことから、ニューヨークでの生活。どちらもニューヨークでアパートを持っている外国人ということから、ここ20年ほどのアパート価格の推移とか。音楽の話は抜きで、世間話に興じた30分でした。

 それにしても、この会話を録音しなかったのが悔やまれます。写真も撮らなかった。まったく仕事のことは頭になかったですね。iPhoneで写真を見せ合ったりもしたのに、iPhoneのカメラで写真を撮ることも頭に浮かびませんでした。

 まあ、こういうときは仕事抜きのほうが話も弾むというものです。だから、ちょっと惜しい気もしますが、これでよかったんでしょう。

 iPhoneといえば、ついに新型が出ますね。ぼくは8月で2年契約が終わるので、それを待って買い換えます。最初のうちは初期不良もあるかもしれませんし、しばらく経ってから買うほうがいいでしょう。

 でも写真で見る限り、デザインがどうかなぁ? アップルにしてはちょっと、と感じました。それでも、現物を見たら即ほしくなっちゃうんでしょうけど。

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6月6日のJazz Conversationは

6月6日。

絵描き歌だとコックさんの両腕にあたります。
確か「雨ザーザー」だったでしょうか。

幸い品川区東品川1-3-3では好天に恵まれております。
梅雨のシーズンですから「雨ザーザー」の表現は極めて正しい事になります。
おとといは夜中の雷雨が凄かったですからね。

あまりの迫力に思わずマイクとレコーダーを握りしめて玄関を飛び出したのは本当です。

さて6月最初のJazz Conversationはジャズの原点をたどる旅。
その名も「Born To Be Jazz」と題してジャズが生まれたニューオーリンズへと皆様をご案内致します。

いつの時代でも「新しい音楽が生まれる瞬間」というのは記録に残っていない事が多いと思います。なぜかと言えば、それは時に「実験」であり「チャレンジ」であり「逸脱」であるからです。「さあ今日は新しいジャンルの音楽を録音しますよー、はいどーぞ!」でじゃんじゃか演奏を始められる人がいないように、ジャズのルーツとされる音楽、「これが最初のジャズではなかろうか?」とされる音楽も残念ながら録音されたものがありません。時代的にも録音機が市販されていない時期である事が最大の理由ですが、今回のJazz Conversationのこの「Born To Be Jazz」はこの時代の話からスタートします。ニューオーリンズで誕生したとされるジャズがポピュラーミュージックとして伝播していく時代についてを考証しながら伝説のJazz王たちが残した音源は一体どんな音がするのかを皆さんと聴いていきたいと思います。特に最古のJazzの録音とされるThe Original Dixieland Jazz Bandによる「Indiana」は必聴です。またNew Orleans JazzとDixieland Jazzの違いについても今日は学べます。
100 years jazz
午後4時半過ぎは「マイルス・デイヴィスの真実」
ドラッグに溺れるマイルスに救いの手を差し伸べたボブ・ワインストックと仲間たちにより徐々に更生の道へと歩みを進めるマイルスの頭の中には次なる音楽へのアイデアが山積していました。朋友Lee Konitz、絶大な信頼を寄せていたMax Roachにオーダーした次なる演奏スタイルの詳細について掘り下げ、今では常識となったジャズのリズムワークの原点を確認します。
このコーナーのとどめはその後Charlie Parker Quintetに参加したMilesとMax Roachが「たまにゃあウチでBebopをやってくれ」とばかりにバードにかり出されたときの演奏との比較をします。ここから衰退期に向かうBebopでの演奏と発展的Jazzをクリエイトしていた時のマイルスの違いを洗い出します。

午後5時からはゲストを迎える「Meet the Star」のコーナー。
今週は今年デビュー10周年を迎え今月19日、20日にBlue Note Tokyoにてライブを行うフリューゲルホーンプレイヤーでヴォーカリストのTOKUさんをお招きします。
惚れ惚れする低音の魅力、プラス語学留学で培った流麗な発音で歌うTOKUさんの音楽が国境を越えて多くの人に支持される理由がよくわかるインタビューです。
スタジオでは自慢のフリューゲルホーンを持参して下さるということで、生演奏をおねだりしてしまいます。
toku_jc

5時台後半は特集のその②「男性コーラスグループ」を大特集。
デキる大人の魅力がぷんぷん匂う美しいハーモニーをお楽しみ下さい。
The Hi-Lo’s 「Happen To Bossa Nova」からNo More Blues (Chega De Saudade)
happne to bossa nova
Four Freshmen and Five TrombonesからAngel Eyes
Four Freshmen
The Mills Brothers & Count BasieからSunny
The Mills Brothers
Take 6のアルバム「The Standard」からDo You Know What It Means New Orleans featuring Aaron Neville
take 6
日本人代表はタイムファイヴでMy Funny Valentineをお送りします。
time five

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