ぼくはひと一倍、いや三倍くらいは不義理をしてきました。ものぐさなので友人を増やさない、いや増えないのかな、人徳のなさゆえに。それはどちらでもいいけれど、積極的に交友関係を広げることができない性格です。なにせ、かなりの人見知り。誰かとつき合いたいという欲求が希薄です。
そういうわけで、中学や高校の同級生とはほとんど疎遠。そのぼくが、なんの因果か中学校の同窓会の幹事をやるはめに。これが、実に卒業以来初めてのクラス会。頻繁にやっているクラスもあるのですが、ぼくのクラスはこれまで一度もやらず。
担任の先生はふたりいらしたんですが、どちらも他界されてしまいました。親不孝ならぬ、担任不幸ですね。昨年高校の同窓会があり、そのときに中学時代のクラスメイトとも久々に再会。中にはこのところしょっちゅう会っているひともいましたが、大半が高校を出てから40年ぶりということで、二次会では中学時代の旧友とひとかたまりになりました。
ぼくの学校は幼稚園から大学まであるので、みんなどこかで同じクラスだったり、兄弟が同級生だったりと、あちこちで知己が乱れ飛んでいるような環境にあります。とにかくみなさん男女の関係なく仲がよろしい。結婚したひともたくさんいます。ぼくは別の大学に行ってしまったこともあって、大半の友人とはそれっきりになっていました。
そのときに、行きがかり上、ぼくと友人数名が幹事になり、それで先日、クラス会と相成りました。懐かしい顔に会えるのは嬉しいです。みんな昔のまんまでしたが、やっぱり長いこと社会に出て、それなりの人生を重ねてきたわけですから、誰と話をしていても面白い。
人生は長いけれど、悪いもんじゃない。苦あれば楽ありで、いろいろな体験の先に現在の自分がいる。ここしばらくはそんなことをよく考えていますが、このときもそうでした。
そして先週末、また別の集まりに行ってきました。やっぱり中学・高校時代の仲間の集まりですが、今回は昔バンドをやっていた連中のライヴ。ぼくの学校はバンド活動が盛んで、クラスに必ずひとつ以上バンドがある状態でした。ぼくもクラスを超えて掛け持ちをしていましたし、そういう体験がいまの仕事に繋がっています。
当時のバンド仲間が集まってのライヴ。楽しかったです。ぼくもやりたくなりました。嬉しいのは、彼らが遊び半分ではなく本気でバンドに熱中していることです。プロになるつもりはないでしょうけど、彼らの本気がびんびん伝わってきました。
若いころは、ひとつのコード、ひとつのフレーズをコピーするのに寝食忘れて打ち込んだものです。ライヴを観ていて、あの情景が重なりました。この歳になって、仕事以外のことに熱中できるって素敵じゃないですか。そういうことをしているひとは尊敬に値します。
このバンドのメンバーの大半も高校を卒業して以来初めて会う連中でした。でも一瞬にして昔の気持ちに戻ります。同じ学年やクラスにいただけでもそういう気持ちに戻れるでしょうが、やっぱり音楽をやっていたという共通の体験が大きいです。
あのころのぼくたちを繋いでいたのは音楽への強い思いだったのかもしれません。そんな絆がいまも生きている。歳を重ねることの醍醐味といったらオーヴァーかもしれませんが、こういう気持ち、わかるひとはわかるでしょう。
ロング&ワインディング・ロード。ときにはたそがれのイエロー・ブリック・ロードだったかもしれません。でも、いまのぼくの心境は「明るい表通り」ですね。
ここ数年、たくさんの旧友と再会しました。でも彼ら全員と親交を深めることはできません。そんなに器用じゃないですから。会って、別れて、また会って。こんな関係が続けばいいなぁと思います。でもその中で、高校のときより仲良くなったひともできました。The Very Best Friend Of Mineかな?
そしていまのぼくは「Jazz Conversation」を通していろいろな出会いがあります。不器用なのですべてのみなさんと親しくおつきあいすることはできません。でも、末永く親しくしていきそうな予感を覚えているひともいます。人生がいつまで続くかわかりませんが、ロング&ワインディング・ロードはまだまだ続いていくみたいです。楽しいじゃないですか。












