盛夏御礼
盆暮れのない生活で早十数年。里帰り大移動を経た後の閑散とした都心を漂うのが取り残されたモノの唯一の楽しみです。
おぉ、渋谷→新宿で座れるのかい。
だったり、
芝浦から新橋まで信号引っかからずで5分。
だったり。
誰も歩いていない丸の内の交差点。
やってないスタバ。
普段見れない東京・メトロポリタンの「スッピン」を見ているようでちょっと愉快です。
労働者なく全く機能してない巨大なオフィスビルは空虚な器だし、がらんとした電車が行き交う様はまるでジオラマです。
一部を残した主電源OFF。
たまには息抜きも必要ですよね、東京君。いや東京さんかな?
地名はやはり女性名詞ですか?
さて、radikoの試験運用が延長とのニュース。
ヘッドラインだけ読めば、おお、試験期間延長ですか。
と微笑ましいニュースですが、さにあらず。
どうやらアクセス殺到による配信能力の低下が原因と思われる音声の途切れへの対策を強化する為に、「まだ本稼働ダメよ」と待ったがかかった訳です。対策強化を行う為にもう少し時間下さい。はい。ぜひお願いします。水道と同じですから、供給力をどかんと高めて、パイプをどーんとぶっといのを入れて・・・。とやって頂けるんだと思います。安定供給の次はエリアですかね。
それでは本編へと参りましょう。
今週は先週からの「シリーズもの」で第2弾。「こんなところにこんな人が:洋楽編」をお送りします。まずは「帝王」の客演から。
エレクトリック・マイルスの潮流が80′sユーロポップにまで及んだ一例。
イギリスのパンク・エレポップバンド「Scritti Politti」(まだ活動中!)の88年発表のアルバム「Provision」収録の「Oh Patti! (Don’t Feel Sorry For Loverboy)」。

いわゆるDX-7どっぷりだった時代のスクポリサウンド、そして遠くで聞こえる「帝王節」が本当に遠くて圧巻です。改めてこのアルバムのクレジット見ると凄い面々ですね。Bashiri Johnson(perc)、Mercus Miller(g,bass)、マイルスはもちろん、なんとChris Botti(tp)にAndy Snitzer(horn)です。
続いてはThe Rolling Stones「Tattoo You (刺青の男)」(1981)に参加したSonny Rollins。
何故Rollinsが参加するいきさつはドラマーのチャーリー・ワッツがキーマンだった、とは小川さん。実に興味深いエピソードをお楽しみ下さい。Rollinsの参加は2曲。この「Waiting On A Friend」の他に「Slave」。

次はこの4月にCarol Kingとの来日公演も行ったJames Taylorの72年発表のアルバム「One Man Dog」に自曲を持って参加したJohn McLaughlinの「SOMEONE」を。

このコーナーのシメはBlood, Sweat & Tearsに参加したルー・ソロフ。
オリジナルメンバーの脱退に伴うメンバー補完で加入したと言われたLewですが、結果マスターピースが揃ったアルバム、しかも現在もバンドを象徴するアルバムにて重要なリフを担当することになるわけです。現在はManhattan Jazz Quintetほかで活躍中ですが、器用で多彩な芸風で日本でも大人気の名トランぺッターなのは周知の事実です。

午後4時後半のお楽しみ、帝王の足跡を辿るモダンジャズ講義「マイルス・デイヴィスの真実」。今日はレギュラークインテット結成直前、メンバー選定の時期にあるマイルスの動向と、一大転機となる1955年7月出演のニュー・ポート・ジャズフェスティバルについて説明します。パーカーの死をきっかけにレギュラークインテットへの意欲を高めるマイルスが描いたレギュラーバンドは、かねてから熱い思いを寄せるシカゴ在住のアーマッド・ジャマルを中心としたコンボだったが願いかなわず同じテイストを持つレッド・ガーランドを起用。そのメンツで録音したのが同年6月の「Musing of Miles」。そして翌月にニューポートに例のクリスマスセッションのメンバーで出演しますが、飛躍のきっかけとなった歴史的名演奏と呼ばれた’Round Midnightが演奏されたこのニューポートの録音は正式には行われておらず、海賊版として長い事リリースされていたものをSONY(COLUMBIA)が買い取り、後のコンプリート盤にてメジャー化します。世紀の名演と言われた割にはオーディエンスのリアクションは薄く、聴き込むにつれても「??感」はつのるものの、このプレイがプロデューサー:ジョージ・アヴァキャンのハートをがっちりとつかみ、終演後の楽屋にて契約のオファーを受けることとなります。果たしてそれは「二重契約」という・・・。このあたりの動きについての講義です。
午後5時からはゲストを迎えてのConversationを楽しむ「Meet the Star」
今日は先月5枚目のアルバム「5th」をリリースした国産”最速演奏\”を誇るビッグバンド「Battle Jazz Big Band」のリーダー、吉田治(as)さんが登場。

腕に覚えのある若手名人がそろった経緯、最速プレイヤーとしてのスタンス、出演が決定した来月3日から行われるビッグフェスティバル「東京JAZZ」についての話などを伺います。最後にはセルマーの愛機を持ち込み、コルトレーンの名演で知られる「I Hear A Rhapsody」をスタジオで吹き鳴らしてくれます。艶があって、それでいて芯の太さもある吉田さんならではの音がスタジオにあふれます。

最後の特集はレーベル特集、シカゴのBlue Noteと言われる「VEE-JAY」

Terribe “T” / Lee Morgan

Joe’s Avenue / Wynton Kelly

Black Orpheus / Wayne Shorter

Fat Lady / The Young Lions

※各人がしのぎを削るバッキバキのLR独立演奏ですが放送技術的な都合でL-Rのパンを10時10分程度まで絞っております、悪しからずご了承下さい。
それではお盆休みのひとときをJazz Conversationでお過ごし下さい。
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