1月15日のJazz Conversationから

1月 18th, 2012

15/366

今年も残すところあと351日です。

閏年のオリンピックイヤー。

運動はもっぱら応援のみ。

ということでスタッフが15日の放送を振り返ってみたいと思います。

巻頭特集は「日本ジャズの目覚め〜ロックへの接近」と題した特集。戦前戦後に流行したスイングジャズ、BeBopを第一世代とするならば、その第二世代、第三世代で日本ジャズも大きな変化を遂げています。タキシードを脱ぎ、長髪、デニムに身をまとったジャズプレイヤーたちのその肌触りを実際の音源から学んでみようと言う狙いでした。

PASTORAL

PASTORAL / 渡辺貞夫 (PASTORAL 1969年)

HI-NOLOGY

LIKE MILES / 日野皓正 (HI-NOLOGY 1969年)

POO-SUN

PUZZLE RING / 菊地雅章 (POO-SUN 1970)

24 yoshiaki masuo

UPTIGHT / 増尾好秋 (24 YOSHIAKI MASUO 1970年)

■マイルス・デイヴィスの真実

1966年10月24日、25日のレコーディング作品「Miles Smiles」に対して「ソロイスト」としての明確なポジションを打ち出したマイルスの背景を収録曲の作家陣から確認しました。このレコーディングでのマイルスクインテットは「別テイク」を残さない、いわゆる「一発録り」という緊張感の中での録音を是とした点も特筆すべきです。入念なリハーサルを重ねて、仕上がった段階でRecしていたようです。

そのレコーディングスタジオではどのようなリハが行われていたか。今回の真実はこの「Miles Smiles」の録音が尾こなされたスタジオで廻しっぱなしになっていたテープから「Freedom Jazz Dance」が完成するまでの練習風景を5パターン程紹介しました。これは以前にもマイルスがベースのロン・カーターにスタジオで熱血指導をしている様子をお送りした事がありますが、それと同じN.YCBS/SONYの倉庫に眠っていたレコーディングセッションテープから掘り起こした貴重な資料です。

Miles Smiles

午後5時からはゲストを迎える「Meet the Stars」今回はアメリカ人女性ジャズシンガー「ダイアン・リーヴス」。昨年11月にBlue Note Tokyoにて行われた来日公演の際に行った独占インタビューの様子をお送りしました。

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The Calling

Lullaby of Birdland / Dianne Reeves (The Calling -Celebrating Sarah Vaughan- 2001年)

Dianne Reeves-Dianne Reeves

Never Said (Chan’s Song) / Dianne Reeves (Dianne Reeves 1987年)

WHEN YOU KNOW

The Windmills of Your Mind / Dianne Reeves (When You Know 2008年)

5時台後半は特集の②

今回はレーベル特集で「ワーナー・ブラザーズ」。

The Modern Touch

Moanin’ / Marty Paich Big Band (The Broadway Bit 1959年)

east of the sun

Greensleeves / Paul Desmond Quartet (East of The Sun 1959年)

Fat Albert Rotunda

FAT MAMA / Herbie Hancock (FAT ALBERT ROTUNDA 1970年)

STUFF

FOOTS / STUFF (STUFF 1976年)

Tutu

TUTU / Miles Davis (TUTU 1986年)

1月8日のJazz Conversationは

1月 10th, 2012

「冬来たりなば、春遠からじ」

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富嶽百景?

遠回しに落ち込んだ人を元気づける為に使う表現ではありますが、スタッフはコレを胸に寒い深夜の作業を耐え忍んでいます。雨も降りませんし(日本海側では豪雪だそうですが)「乾燥して痛寒い冬」の終わりを一秒でも早くと願っています。

いつも楽しい文章が読めるドクター小川の投稿は来週を待つとして、今週のO.Aから振り返ってみましょう。

まずは巻頭特集「小川隆夫が選ぶ2011年トップ3」から紹介します。いわば昨年の「Best Buyアルバム」です。

1曲目はジャズ界の至宝トニー・ベネットによる新作「Duet II」には驚かされた昨年。番組でも故エイミー・ワインハウスの遺作となったデュエットを過去に紹介しましたが、今回はLady GaGaとの作品をプレイ。ベネット翁の唄いっぷり、商品の企画力、演奏、音、ジャケットなどどれをとっても素晴らしい2011年の必携アイテムです。

Duets II

The Lady Is A Tramp / Tony Bennett

次は現在InterFMのキャンペーン「Music Is Hope」でもドクターがピックアップしている「昨年最も癒された一枚」となっているパット・メセニーのソロギター作品「What’s It All About」。カスタムメイドの42弦(!?)ギターやNashville Tuningのバリトン・アコギなどを駆使した今のMethenyが詰まったソロギター集。メセニーが若かりし頃聴き込んだ楽曲のカヴァー集でもあります。その中からThe Associationのカヴァーを。

What's It All About

Cherish / Pat Metheny

ウィントン・マルサリスもエリック・クラプトンを従えゴキゲンなライブ作品を発表。N.Yのリンカーン・センターで行われた演奏を収録した作品「Play The Blues」からクラプトンのデキシー調のボーカルが楽しめる曲を。

Play The Blues -Live From Jazz At Lincoln Center

The Last Time / Wynton Marsalis + Eric Clapton

TOP3とは言ったモノの、もう1枚上原ひろみさんの作品もプレイしました。昨年4月発売のアルバム「Voice」から。

Voice

Labyrinth / 上原ひろみ

今週は午後4時34分ころから始まった「マイルス・デイヴィスの真実」。今週は「プラグド・ニッケル」でのライブ録音後に確立する「フリー・フォーム」なジャズについてのさらなる分析をウエイン・ショーターらの証言などから得られた当時のバンド内の雰囲気なども交えて行いました。「規約の中の前衛」というスタイルのギリギリの線まで攻めたのが当時のマイルスクインテットでした。そしてその後にスタジオ録音作「Miles Smiles」へと駒は進みます。マイルスがメンバーに課した仕事と、自分の役割は一体何だったのか紐解かれます。

Miles Smiles

午後5時からはゲストを迎える「Meet the Star」

今週はスウェーデン出身の人気とリオ「Sweet Jazz Trio」を昨年11月29日に六本木の「STB 139」にて行われたライブ音源付きで紹介しました。

STB_SJT

sjt1129

彼らのレーベル「Spice of Life」のご協力でこの日のライブから4曲を番組内でO.Aさせて頂きました。佐々社長ありがとうございました。

It Never Entered My Mind

Fine and Dandy

In The Wee Small Hours of The Morning

You’d Be So Nice To Come Home To

やわらかなコルネットのサウンドがドラムレスのサウンドに実に良く映える素晴らしいライブ。STBの音の良さも改めて確認できた素敵なライブでした。

午後5時台後半は「楽器別特集:ピアノ編(ソロピアノ部門)」です。

「ピアノ好きならソロピアノ」とは言いますが、やはり名作ぞろいなのも事実です。ソロピアノだからこそ出来るプレイ。ソロにしか見えない個性。究極の「スッピン」な音に快感を覚えてしまったアナタもやはりスッピンの女性に何かを感じるタチでしょうか。イヒヒ。

その1「モンク」

solo monk

Dinah / Thelonious Monk

その2「チック」

Piano improvisation vol.1

Noon Song / Chick Corea

その3「マル」

Left Alone

Left Alone / Mal Waldron

その4「レイ」

Alone at Montreaux

Gotta Travel On / Ray Bryant

それではまた来週。

来週はゲストに「ダイアン・リーヴス」を迎えます。

#087 明けましておめでとうございます

1月 5th, 2012

#087 2012-01-05 明けましておめでとうございます

 番組はすでに1月1日に新年1回目の放送を終えていますが、改めて今年もよろしくお願いいたします。

#087 明けましておめでとうございます2

 それで8日に行なう2回目の放送では、番組からのお年玉があります。昨年11月に来日公演を行なったThe Sweet Jazz Trioのライヴ@「STB 139」を「ミート・ザ・スター」のコーナーで紹介しようと思っています。終演後のインタヴューと併せて3~4曲、楽しんでいただけたらと思っています。このときのライヴ演奏はこの放送でしか聴けません。楽しみにしていてください。

 このように、「Jazz Conversation」では今年もいろいろな企画を考えています。行き当たりばったりのところもありますが、だからこそ何が起こるかわかりません。それを楽しんでいただけたらと思っています。

 みなさんあっての「Jazz Conversation」です。というわけで、今年もなにとぞよろしく。

1月1日のJazz Conversationは

1月 2nd, 2012

新年あけましておめでとうございます。

今年もJazzを愛するすべての皆様に今まで以上に楽しんで頂ける番組をお届けしたいと思います。どうぞご支援の程宜しくお願い致します。

番組も新年1日に今年の第1回目を担当させて頂く事となり大変光栄です。

それでは今回の巻頭特集から振り返ってみましょう。

「最近の新譜から」

ノラ・ジョーンズ率いるバンド「The Little Willies」の2006年以来のニューアルバムが完成。その「For The Good TImes」からドリー・パートンの名曲をカヴァーしたリード曲を。2012年1月11日発売。

For The Good Times

Jolene / The Little Willies

ここからはドメスティック・アーティストが続きます。

まずはquasimodeのリーダー・平戸祐介氏のソロ作品。ピアノトリオを中心に畠山美由紀、birdらをゲストに迎え世に放つアルバム「Speak Own Words」から。1月11日発売。

Speak Own Words

Against The Invisible Wall feat Cradle Orchestra / 平戸祐介(ひらど ゆうすけ)

次は貴公子ハクエイ・キムの新作「BREAK THE ICE」を。昨年9月の「東京JAZZ2011」の「CLUB TOKYO JAZZ」で彼の師匠であるマイク・ノックのステージをお忍びで観に来ていたのが印象的でしたが、そんな師匠の名前をフィーチャーした曲も収録されています。

BREAK THE ICE

Winter Festival / ハクエイ・キム

最後はこちらも「東京JAZZ2011」より。2日目に強烈なステージを展開してくれた寺井尚子さんのその時のライブ音源が公式リリース。奇跡のパフォーマンスとして名高い2008年「東京JAZZ」での「タンガリア」を超越したプレイが我々の元に。

Libertango In Tokyo

Libertango / 寺井尚子

午後4時半頃からは無休講のモダンジャズ講義「マイルス・デイヴィスの真実」。

1965年12月21日から翌年1966年1月2日にシカゴのライブハウス「プラグド・ニッケル」にて行われたライブとその模様を収録したライブ盤「Live at The Plugged Nickel」の舞台裏を紹介しました。約2週間にわたって行われたライブの録音がなぜ22日と23日だったのか、そして長い事リリースされなかった理由などを小川教授がデータを元に推測しつつ話を展開しました。

More Cookin at the Plugged Nickel

午後5時からは「Meet the Star」

今週は10月末に丸の内コットンクラブでの来日公演を行ったパット・マルティーノ。1981年に持病の「脳動脈瘤」が悪化し、手術を行ったものの、言葉と父親の名前以外の記憶を失った彼が、壮絶なリハビリを経て86年にN.Yで奇跡のカムバックを果たした事から「奇跡のギタリスト」とも呼ばれるようになったパット。ドクター小川も奇跡的にその復活ライブを現地で体験。感涙にむせびながらの鑑賞となった経験を持っています。そんなパットとの再会はコットンクラブの楽屋にて行われたこのJazz Conversationのインタビューというのも何か不思議な縁なのでしょう。

ギターとの出会い、病気の話、そして復活までを改めて本人から語ってもらいました。

Pat&Takao

Undeniable

The Return

午後5時台後半は名盤をこだわりの音質で楽しむひととき「必聴!ジャズ名盤」。

第3回目はジョン・コルトレーンの名作「バラッズ(バラード)」をSACD+SHM盤で聴き込みました。

Ballads

録音時のエピソードや奇才ルディー・ヴァン・ゲルダーのエンジニアとしての仕事ぶりもまじえながらお届けしました。

それでは今年も宜しくお願い致します。

追記:この「必聴!ジャズ名盤」ではハイエンドの真空管アンプをお貸し頂けるメーカーや販売店様を探しています。番組でのPRはもちろん、このblogからのリンクなども行いますので是非ご協力頂けるかたがいらっしゃいましたら声をかけて下さい。連絡先は番組メールまで「jazz@interfm.jp」です。

#086 今年もありがとうございました

12月 29th, 2011

#086 2011-12-29 今年もありがとうございました        

 

  25日は今年最後の放送だったにもかかわらず、散々な声で大変失礼しました。さぞやお聞き苦しかったかと思います。

 でも、「Jazz Conversation」のリスナーの方々は優しいですね。あんなにひどい声だったにもかかわらず、お叱りの言葉はひとつもなく、却って心配してくださったメールがいろいろ届きました。もちろん、声なき声の中にはお怒りの方もいらっしゃることでしょう。そこは肝に銘じ、健康にはいま以上に留意したいと思います。

 何はともあれ、2011年度の放送も何とか終了することができました。これも多くのみなさんにお聞きいただいたおかげです。この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 それで2012年は1月1日、元日から放送があります。とはいっても特別なことはしません。肩肘張らず、気楽にやるのがこの番組です。いつもと同じような内容で2012年の「Jazz Conversation」も始めたいと思います。

 これからもこの調子でいけるところまでいきたいですね。ぼくの勝手の選曲や思い付きで構成されている「Jazz Conversation」。お付き合いいただければ幸いです。

 いろいろなことがあった2011年ですが、みなさまに支えられて番組を続けることができました。来年もどうかよろしくお願いします。

 そして皆さんにはよいお年が来ますように。

2011年12月29日 「Jazz Conversation」 DJ 小川隆夫