【幻】 モーニン・ブルーズ 2014/04/19

2014年4月19日 / Category:Entry

前TM : ヲーキン・ブルーズ(夜に近いアサー仕様)P.B.B.B.
N  おはようございます。3週間のご無沙汰でした、司会のワトゥ—シ・イサヲです。

モーニン・ブルーズ今朝の1曲目は、サンズ・オヴ・ハワイで「モーニング・デュウ〜朝霧」。

 

01.Morning Dew(2’54”)Sons Of Hawaii
-E.Kamae, L.Kimura-  Hawaii Sons Records HSCD 41012
N  サンズ・オヴ・ハワイで「モーニング・デュウ」でした。もう30年以上に亘って活動を

続けるハワイ伝統音楽集団、サンズ・オヴ・ハワイ。エディ・カマエ/ウクレレとヴォーカル、デニス・

カマカヒ師/ギターとヴォーカル、モエ・ケアレ/ヴォーカル、ジョー・マーシャル/ベイスとヴォーカル、そ

してデイヴィド・ロジャーズがスティール・ギターというハワイ人による典型的なハワイアン編成。

これを最初に持って来たのは何故か。実は先日、ハワイに行ってたんです。甥

の結婚式がありましてね。1月に決まっていたので、土曜日の夜に出て木曜日

中に帰って来るという「モーニン・ブルーズ」の放送に抵触しない日程を組んでい

たのですが、その必要もなかったようですね。

それはともかく、今朝はハワイからのお土産中心にお送りしましょう。どうぞ

最後までお楽しみ下さい。

 

02.Drumer’s Symphony(2’27”)Boysie, Dino, Peewee…etc.
-trd.-  Hula Records intl. CDHRI-1017
N  これは見事なお土産CD。『ドラム・ビーツ ヴォリウム2』からの「ドラマーズ・

シンフォニー」でした。世界的観光地ハワイ。そこには、これまた世界に知られた「ハワ

イアン・ミュージック」があります。ですから観光地ならではの珍しい現地音楽のCD

がたくさんあります。そういう中で時おり出くわすのが、この手のもの。C

調な造りのものがほとんどですが、そこには得難い味わいがあります。これ

は全部で12のリズム・パターンが収録されています。楽器は4人のウッドゥン・ドラム、

流木などをくり抜いた太鼓、それとシャーク・スキン・ドラム、鮫の皮を張ってあるも

ので すね、そしてベイス・ドラムという構成です。歌もので聞かれる、2拍目に

四分、3ウラと4拍目に八分を打つハワイ音楽独特のビート・パターンは収められてお

らず、考えてみるに、その成立前のより土着的なビート集とも言えます。

もうひとつ聴いてみましょう。「プアラ・タ」です。

 

03.Puara-Ta(2’24”)Boysie, Dino, Peewee…etc.
-trd.-  Hula Records intl. CDHRI-1017
N  こういうのは、ハワイアンと言うよりポリネシアンの感じですね。

 

04.愛してタムレ(2’49”)谷啓
-T.Hirai, T.Hagiwara- 東芝 TOCT-6096
N この手のビートを聞くと、どうしても連想してしまう「愛してタムレ」谷啓でした。

‘90年に発売となった『谷だアー★ガチョーン』からお届けしました。このジャケット

を見ていて気付きました。谷啓は角度によって、初代プロデューサー大塚ゆうすけ

に似ています。以上。

さてハワイは、かつてアメリカの極東前線基地が置かれていた島です。旧日本軍が

真珠湾を奇襲攻撃してあの太平洋戦争が始まった事もあり、所々に戦いの名

残りがあります。今回宿泊したホテルのすぐそばにも戦争記念館がありました。

外側には兵器が展示されていましてね、観光客の少ない時期だったんでちょ

うど改装中で、中は見られませんでしたが、併設されている土産物屋は営業

中で、そこへ立ち寄りました。想像通りの軍隊関係ノヴェルティが所狭しと置かれ

る中で目を惹いたのは、関連音楽を集めたCD売り場。内容はナショナル・アンセムや

「星条旗よ永遠なれ」やマーチ王スーザの作品が多かったです。陸海軍の楽隊が演

奏しているものはやはり迫力が違います。いつだったかなあ、表参道でアイルラン

ド祭パレードを観た時、一番大きな音でダイナミックな演奏をしてくれたのは、米駐

留軍のブラスバンドでした。日本でも自衛隊や警察は楽隊要員として音楽家を雇

っています。しばらく前に警察音楽隊の女性指揮者が話題になったこともあ

りましたね。彼等は演奏する事で給料を貰っているプロフェッショナル・ミュージッシャン、

公務員音楽家です。だから上手いのは当然でもあります。でも残念ながら米

軍楽隊とは大きな力量の差があるのは事実。日頃は目にする事もないこれら

のCDの収録曲を吟味して買って来た1枚からお聴きいただきましょう。

アメリカ海軍楽隊と聖歌合唱団です、「アメリカ、ザ・ビューティフォー」。

05.America The Beautiful(3’32”) US Navy Band And Sea Chanters Chorus
-K.L.Bates, S.Ward- Altissimo 7544225612
N  アメリカ海軍楽隊と聖歌合唱団で「アメリカ、ザ・ビューティフォー」でした。この歌は第

二のアメリカ国家とも言われているポピュラーな1曲。わたしはこれを耳にすると、

どうしてもレイ・チャールズのヴァージョンを連想します。そちらも聴いて下さい。

 

06.America The Beautiful(3’36”) Ray Charles
-S.Ward- Rhino 8122-76098-2
N  レイ・チャールズの歌う「アメリカ、ザ・ビューティフォー」でした。これを聞くと、いつも重

たいテーマに打ちのめされる思いです。ずいぶん前にグラディス・ナイトの実演ヴィディ

オを買ったらゲストにレイが出て来て、これを歌ったんです。やられましたねえ。

身動きが取れなかった位です。本来は広大な国土を見渡して感動し詠まれた

楽観的なアメリカ讃歌ですが、盲目の黒人音楽家であるレイがどんな想いで歌って

いるか、という事を考えざるを得ない説得力があります。他にも奴隷商人が

アフリカから黒人を船に乗せて新大陸を目指す時の歌、ランディ・ニューマンの「セイル・アウ

ェイ」のレイ・チャールズ版、あれもいい。それにも勝るとも劣らないこの「アメリカ、ザ・

ビューティフォー」の魅力。アメリカという国家の奥深さを思い知らされますね。

レイ・チャールズの「アメリカ、ザ・ビューティフォー」、アレンジはクインシー・ジョーンズで、1972年

の作品でした。

さてこの戦争記念館のCD売り場で目に付くのは、グレン・ミラーとアンドリュウス・

シスターズの作品。グレン・ミラーと言えば、第二次世界大戦中に慰問で移動の飛行機

に乗ったまま、今も行方不明です。映画「グレン・ミラー物語」でも格納庫で演奏

する場面が印象的でしたね。ここに彼の盤が沢山あったという事は、その最

期も含めて、前線基地慰問や各地の兵隊に届けるSP盤Vディスク吹き込み等で

相当に貢献度が高かったんでしょう。アンドリュウス・シスターズも同じように国家に

奉仕していたようで、何種類ものCDを見ました。この二組が共演した盤も

あります。それを手に入れて来たので、聴いてもらいましょう。

40年2月ですから戦争直前のラジオ録音で「(ダウン・バイ・ザ)オ・ハイ・オ」。

 

07.(Down By The)O-HI-O(O-My-O)(3’12”)
Glenn Miller And The Andrews Sisters
-A. Oiman, J.Yellen-  BMG 82876 54306 2  4/Feb.’40

08.O-H-I-O~Sugar’sBlues~O-H-I-O(reprise)(7’03”)Ohio Players
-Ohio Players- Mercury 314 532 406-2

後TM:ボーン・イン・シカゴ(アサー仕様)P.B.B.B.

N 「(ダウン・バイ・ザ)オ・ハイ・オ」、グレン・ミラーとアンドリュウス・シスターズでした。そし

て皆さんもお馴染みの「オハヨー」オハイオ・プレイヤーズです。一緒にオハイオ体操やって

くれましたか。ライヴ・アルバム『ジャム』から、「シュガーのブルーズ」、そして再び「

オ・ハ・イ・オ」と続けてお送りしました。実況録音盤の方が好きだ、と言って

いた中野真さん、全編行きましたよ。聞いてくれたかな。

さて幻版「モーニン・ブルーズ」こんな形でしばらくやってみようと考えていま

す。みなさんのご意見、ご感想をお寄せ下さい。現行のメイルは外から手軽に読

むことが出来ないので、ツイターでお願いします(ハッシュタグは #blues761 )。特別に他の人に読まれたくな

い私信の宛先は、じきに用意します。しばらくお待ちを。では次の機会にま

たお会いしましょう。

こちらはhttp://www.interfm.co.jp/mb/index.php?mode=fri&id=10

モーニン・ブルーズ、ワトゥーシ・イサヲでした。