12/28 Tokyo Scene avec RJHH #4

2018年12月28日 / Category:Entry

Tokyo Scene avec RJHHReal Japanese Hip Hop#4

Bonsoir (ボンソワール=こんばんは) ル・ジャポン、ボンソワールTokyo!!
皆さんと今週もまたここでこうしておち合えてうれしいです。
Tokyo Scene avec Real Japanese hiphop、東京とパリを繋いでお届けするコラボレーションのお時間、第4回目始まります!
僕はReal Japanese hiphop創設者ロジェです。これから約30分間、日本のヒップホップを中心にお届けします。フランスラップもあります!!

今夜の放送が2018年は最後の放送なのでTokyo Scene、InterFMの皆さん、Real Japanese Hiphopを受け入れ一緒に盛り上げてくれているアーティスト達、フォロワー、読者、ラジオをお聴きの皆さんに感謝の気持ちを伝えさせてください。『Merci à vous tous ! 』(= みなさんありがとう! )

今夜は、MC TYSONだったりマテリアルクラブだったりと様々な音楽の系譜を夫々の方法で今日と次の時代に繋ぐアーティスト達に触れて行けたらと思います。

Tokyo Scene avec RJHH 今日のスタート曲はJ-RAPの尖端、常に陣頭に立って来た男、AKLOから行きましょう。 AKLOと僕とのインタビューは http://realjapanesehiphop.com/interviews/aklo-je-pense-que-le-hip-hop-japonais-est-vraiment-unique/ に掲載、チェックしてみてください。Aklo feat. Zorn でCount On Me

M① Aklo feat. Zorn – Count on Me

Bachlogic プロデュースCount on Me、AKLO ft. Zorn、二人のコラボレーションは好評でA to Zツアー2018は複数の追加公演が行われるまでに大盛況を博しています。

次に2曲続けてお聴きいただく一曲目は、ギャングスタスタイルを硬派に継承しながら新しいサグさを感じるTRAPの形も生み出して見せてってくれる大阪からの刺客、MC TYSON。2018年8月にリリースされたアルバム『The Message 2収録曲です。このアルバムはKowichiフィーチャリングやMUD from KANDYTOWNの客演、ビートメーク/プロデュース界のレジェンドDJ PMXプロデュースといった強力で多彩な参加者達を招き厚みも増しています。ズシンと来る聴き応えがたまりません。今夜はMC TYSON – SLUMDOGG MILLIONAIRE (Pro. by ELDEEN INDUSTRY)をセレクト。

超重機サウンドからそのままChillでエアリーなVibesで雰囲気を変えてお届けするコンポジターTOSHIKI HAYASHI alias percent C (%C)。2017年リリースのアルバム『Three』を聴いて以来、エアリーなジャズとヒップホップが溶け合う流れが彼ならではのニュアンスでくくられる感じが気に入って追っていました。今年の秋に日本でインタビューできた時にPete Rock の Center of Attention への思い入れも話してくれました。その様子は http://realjapanesehiphop.com/interviews/percent-c-je-puise-mes-inspirations-dans-la-musique-jazz-que-j-adore-sampler/ インタビューでご覧いただけます。今夜はビートメーカー/プロデューサー Kan SanoとFla$hBackS(フラッシュバックス)MC/DJ/トラックメイカーであるJJJ参加のアルバム『Three』リード曲 little life を聴いていただきます。

M② MC TYSON – SLUMDOGG MILLIONAIRE – Pro by ELDEEN INDUSTRY

M③ TOSHIKI HAYASHI (%C) – LITTLE LIFE ft. Kan Sano & JJJ

MC TYSON – SLUMDOGG MILLIONAIRE (Prod. by ELDEEN INDUSTRY)、

今日の後半は、ラップとポップスのユニークな混合界面活性的例をRJHHメンバーEmikoセレクトと共に発見していきましょう。
日本では、硬派なスタイルのアーティストでさえポップスからの影響をコンプレックスを感じさせずに巧く取り入れてイージーリスナーから慣れ者まで取り込むサウンドを作ってみせてくれるのがすごいなあと思います。

先ずは女性一人と男性二人から成るFNCYというユニットのSILKYという曲から。
Zen-La-Rockの日本ラップ界屈指の低音どらハスキー声。
シンガーソングライター/ラッパー/DJ/プロデューサー/ダンスパフォマーでもある多才なG.RINAの、anglo-japonaise(= 日本とブリティッシュmix)の品とチャーミングさ、文雅的セクシーさ。
そして昔気質の職人さんのような角刈り、« ULTIMATE MC BATTLE 2009»全国王者、大ベテラン芸人さんのような人情と笑いのある即興といえばあの方ですね。あらゆるジャンルの音楽ファンに愛されている国民的フリースタイルマスター鎮座DOPENESS。

元々それぞれにクオリティー高いアーティスト3人がスムーズスウィッチで置いていくラップが絶妙のドーズでかっこよいんです。十分官能的な歌詞にも拘らず決して下品にならないのはこの3人だからだと思います。FNCYは2019年にもたくさん動きがあるようなので、要チェックです!

続いてお聴きいただくのはBase Ball Bearというバンドのボーカル&ギター、フロントマンでもある小出祐介ソロプロジェクト”マテリアルクラブ” 。同名『マテリアルクラブ』は多彩、且つその白羽の矢の志向に確信を持って迎えられたゲストアーティストとホストアーティスト小出氏との共演でできた、規格外的ジャンルのアルバムで2018年11月7日にリリ一スされています。

Emikoによると、今夜お聴きいただく”00文法” のイントロを聴いた瞬間、リアル ※『Madelaine Proust (マドレーヌ・プルースト)』体験ができたそう。

※『Madelaine Proust (マドレーヌ・プルースト)』:Marcel Proust(マルセル・プルースト)の自叙伝 『À la recherche du temps perdu』(=失われた時を求めて)の中で、囓ったマドレーヌが啜った茶を含んだ瞬間 失われた時代の記憶が蘇る といった行があることから生まれ定着したフランスの表現。

「不規則な点鎖線の様にいくつか異なる時代に影響を受けたカルチャ一ヒ一ロ一達のことや作品を思い出しました。しかしそれはディスクの溝をただなぞった複写のようなものではなく、一人で歌詞カ一ドを見つめて聴く時間、作家と差しのコミュニケ一ション方法の相伝、さらに聴き進めるとフロンティアスピリッツ、エクスペリメンタルなサウンドの提案を感じたりできるものでした。人と関わって想定外の展開が起きることが生きてる間の醍醐味だろうけど、ひとりきりの時に見る風景だって無駄ではないなあ、後に文明と呼ばれたものももしかしたらそんなとこから生まれたのかもしれないし・・・」んな様な独り言をいっていました。おそらくEmikoは「換骨奪胎」と言いたかったのでしょう。

M ④ FNCY – Silky

M ⑤ Material Club‐00文法

というわけで今年最後のTokyo Scene avec Real Japanese hiphopいかがだったでしょうか。2019年にまたInterFM897 ‐Tokyo Sceneの周波数に乗って皆さんとお会いできるのを待ち遠しく思います。スタンダードナンバーからマニアック、最先端、要注目の新星アーティストまで一緒に聴いていきましょう。

今年の締めにパリからこの曲をお届けします。Astronoteをプロデューサーに迎えた ※Noblesse Oblige(=気高さの代償 ) by Espiiem
※Noblesse oblige は、1949年配給 Robert Hamer監督
英国映画『Kind Hearts and Coronets』の仏題 (邦題は『カインド・ハート』)

どうぞ健やかに そしてまた来年お会いしましょう。よいお年を!!!

M ⑥ Espiiem – Noblesse Oblige