1/11 Tokyo Scene avec RJHH #6

2019年1月12日 / Category:Entry

Tokyo Scene avec RJHHReal Japanese Hip Hop#6

Bonsoir  (ボンソワール=こんばんは) le日本!Bonsoir東京!

新年の挨拶もう一回しておきます。明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。2019年、皆さんにとってよいお年となりますように。RyuさんYonyonさん、そしてリスナーのみなさんと今夜も音楽dig共有できて光栄です。今夜のラインナップはアンダーグラウンドからメインストリームまでクロスオーバーしながらお届けします。

今夜最初にご紹介するのはFLOATJAMというグループMCのYou-SEEとND、ビートメーカーFannyプロデュースによる2016年に発表されたアルバム『STEREO』は僕がFLOATJAMを大好きになったきっかけです。お気に入りのアルバムだけに一曲選ぶは悩ましかったのですが、ビートメイクの作り込みが緻密、それでいて硬派なかっこよさに仕上がっているこの曲No pain  (Prod. By Fanny) から一緒に聴いてください

1 FLOATJAM/ No pain (Prod. by Fanny) 

FLOATJAMでNo pain (Prod. By Fanny)をお聴きいただきました。Take or flyという曲も好きなのでほんと迷いました。そちらも聴いてみてください。彼らは、僕に実際に会うことを受け入れてくれた最初のアーティストのうちの一組で音づくりプロジェクトについて沢山の話をきかせてくれました。その模様は僕たちのサイトでも掲載しています。http://realjapanesehiphop.com/interviews/floatjam-rencontre-avec-les-rappeurs-you_see-et-nd/

これから二曲続けてお聴きいただくうちの一曲目はAwich。彼女とはまだ実際に会えてはいないのですが、沖縄出身でkZmも所属するYENTOWN TOKYOというグループの一員であり、その実力、ビジュアルともにフィーメイルMCとしての適正度、才能の発揮スピードは抜群でHiphopシーンで脚光を浴びる存在となっています。今夜は2017年リリースのアルバム『8』からSEGA(Prod. June Jissle) をお聴きいただきます。歌詞の中で「Cash rules everything around us」というフレーズがあるのですが、USアーティストWu-Tang Clan Method Manという曲にCash rules everything aroundmeというフレーズがあってClin d’œil(=ウインク、目くばせ、オマージュ)的なものなのかなあ、いった想像もよい意味で掻き立ててくれて楽曲の良さ+の愉しみまで味わえる曲だと思います。

続けてお聴きいただくのは2018年6月に発売された仙人掌のアルバム『BOY MEETS WORLD』からSO FAR (Prod by GRADIS NICE & DJ SCRATCH NICE)最初仙人掌を聴いたのは2013年発表のアルバム『First Jam Magic Drums & Bass on MPC by BudaMunk Rhodes & other keys by TakumiKaneko Vocal by mimismooth 
MC by 仙人掌 from MONJUという実力派揃いのプロジェクトで、レベル高い本物のサウンドに置かれていくヴァースのうまさが印象的で追い始めました。ISSUGIとのコラボ曲も聴き込みました。boom bapスタイルや僕が90年代に夢中で聴きまくったサウンドやHiphop基本へのリスペクトを感じつつ彼の練達やセンスが単なるオールドスクールではない新たな王道を更新しているようでかっこいいんです。名曲がたくさんあるので色々聴いてみてください。それでは、SEGASO FAR二曲続けてどうぞ。

2 Awich/ SEGA (Prod. June Jissle)
3 仙人掌/ SO FAR (Prod. by GRADIS NICE & DJ SCRATCH NICE)

次に曲続けてお聴きいただく曲目はSKY-HI feat. SALUHUNGER Ja Mezz Moment Joon Name Tag(Prod. by SKY-HI)

SKY-HIパフォーマンスグループAAAの一員として10代の頃からメインストリームプロとして培ったヴォーカ、ラッコレグラフィー、パフォーマンストップグレード素養、圧倒的体幹は流石です。しかもコンポジター、プロデューサーは彼自身。冒頭から超ハイテンション挑発リリックと音を極東から投下してきます。その直後にSALUの超ダウナーなターンに入高低差が気持ちよいですラッパーとしての正規性とメインスリーム性とを兼備するSALUの存在が、冒頭エリートエンターテイナーハイから、続く叩き上げつわものMC達のパートへの見事な口利的役割も果たしているおかげで違和感なく先へ先へと引き込まれて行きます

夫々のネームタグを存分に語らせておいて「でも俺はそれを全部持ってるけどね」的にSKY- HIが掻っ攫っていく感じは、キャリアの裏付けある本物のエンターテイナーだけに許される金甌無欠の高言、キレッキレ痛快です。

続いてご紹介するのはNF Zessho福岡出身のMC/ビートメーカー/プロデューサー/アレンジャーでEnpizlab Awol_Cartelといったグループにも属しています。昨年、自身の3rdアルバム「CUREをリリースして半年も経たないうちに次のEP EP”R.I.P. NFZ」を発表をする等、中央や日本各地で精力的な活動をみせています。今夜はアルバム「CURE」から、Blono’sWay[Another]feat.RAITAMEN(Prod.Sweet William) をお聴きいただきます。

イントロからジャズピアノに乗ったリスペクトコールの煽りでクリックのトリガーが引かれヒップホップの心髄を打ち抜いてくれます。NF Zesshoのヒップホップを存分に感じられるビートにナード要素も戦闘力にしてしまうMC RAITAMENのパート。MCのターンは終始シブいヴァイブゴージャスなジャズピアノ伴奏hood上で繰り広げられます。RAITAMENと同じPitch Odd Mansion所属、ビートメーカー界の若き俊英Sweet WilliamのRemix。彼のプロデューサーセンスとスキルへのNF Zessho の信頼は厚く原曲のビートとは違う色を出しつつ尚且つ曲を良いものに仕上げてくれるであろうという読みは見事的中をみせています。真正Hiphopのハングリーさやビートを削がずにアンダーグラウンドから大きなフィールドへと押し上げトータルビジュアルクオリティーにうるさい層にも一目置かせ得るMVは国枝 慎太郎監督で、観る度に心房を打つものがあるのでチェックしてみてください

それではName TagBlono’s Way  二曲続けてお聴きください。

4 SKY-HI/ Name Tag feat. SALU, HUNGER, Ja Mezz, Moment Joon  (Prod. by SKY-HI)
5 NF Zessho/ Blono’s Way[Another]feat.RAITAMEN(Prod.Sweet William)
そろそろお別れのお時間ですがラストもう1曲お付き合いください。その前に、今月下旬、東京若しくはパリにいらっしゃる方へお勧め情報

東京では今月25日に中野heavysick ZEROにて『Oll Korrect』というパーティーが行われます。今夜ご紹介したNF Zessho加入してるクルーAwol_CartelからRAITAMENとサトウユウヤ、アルバムCUREにも参加したビートメイカーArμ-2のライブもあります。

そしてパリからは今月30日、HiphopセンターにてISH-ONE/TIGARAH/SONIKEM出演100%Japanese Hiphop!RJHH LIVE PARTYが行われます。

http://web.digitick.com/index-css5-laplace-pg1.html

http://realjapanesehiphop.com/events/rjhh-live-party-tigarah-ish-one-sonikem/

リアルHiphopを体感できる機会ですAllezy(go go)!!

今夜のTokyo Scene avec RJHH、締め曲はShurik’nSamouraï 。サンプリングパーのチョイスがよくってそのビンテージVampループのおかげでありがちなジャポニズムとはちょっと違っていてセンスとしてセーフかなと思います。厳選されたジャパニーズビンテージに練達ラップ、所詮異邦人目線による憧憬ではありますが、この曲のこれなら悪くないと思いますみなさんにとってはどう映りますか、僕らも知りたいところです。

それではまた来週お会いしましょう。よい週末を!

➅  Shurik’n/ Samouraï