3/15 Tokyo Scene avec RJHH #15

2019年3月15日 / Category:Entry

Tokyo Scene avec RJHHReal Japanese Hip Hop#15

Bonsoir/ボンソワール(=こんばんは) 東京、ル・ジャポン、ボンソワールInterFM897 Tokyo Sceneリスナーの皆さん毎週ご清聴ありがとうございます。みなさんご機嫌いかがですか。Real Japanese Hiphopのロジェです。一月末のRJHHライブへの出演のためパリに来てくれて、先週の放送でゲスト出演してくれたTigara、Ish-one、Aranに改めてBIG UP!!今夜も僕、Emiko、Dawson Baiden…チームReal Japanese Hiphop総勢8名と、約30分間一緒にお過ごしください。

Tokyo Scene avec RJHH第15回、今夜の放送、ラインナップは聴き逃し無用の新曲から二曲、Emikoから二曲、フレンチラップから一曲、そして日本語ラップClassicから一曲、PLK、Gadro、Kandytown、Leonald、MALIYA、そしてSteady&Co.となっております。

では早速、PLKのPas les mêmes (=同じものではない)。2018年リリースされた彼のファーストアルバム『POLAK』収録曲です。PLKは彼のオリジンであるポーランドの国名コード、本名はMathieuというパリジャン。9歳からリリックを書き始め若くして既に完璧なフロウをフランスラップ界にみせつけており、楽曲を発表する度にストリーミング数は30k~50k超するほどの人気。今のフランス語ラップ界に於いて、名実ともに若手最強ラッパーの一人といえます。Emikoに言わせるとポーランドは昔からクラシック界、Jazz界(Novisingers等)、音楽家のスケールとセンスが群を抜いて優れている国だそうで、ラップ界でもUSともUKともまた違う香りとアングルからの攻め方やアーティストとして器の大きさも納得なのだそうです。Panama Bendeというグループ時代に2枚のアルバム、2017年のソロ活動開始後には『Ténébreux』(=暗がりにて)と『Platinium』(=プラチナム)二本のmixtapesを発表しての2018待望のファーストアルバム『POLAK』というわけで、今夜お届けする曲のMV Youtube再生回数は一千万回に届こうとしてます。それでは今夜はフランコポロネーラッパーPLKのPas les mêmesでTokyo Scene avec RJHH第十五夜始まります。

①    PLK/ Pas les mêmes

PLKのPas les mêmesをお聴きいただきました。パリジャンのラップはフランス語圏でここ最近著しい盛り上がりをみせており、その最前線でPLKが牽引しているので他の楽曲もチェックしてみてください。

これから二曲続けて新譜からかけていきたいと思います。一曲目はGADORO feat. J-REXXX、チャレンジャー Prod. by Yuto.com™&Kiwy、先月発表された曲です。

宮崎出身の力強いラッパーGADORO 。KING OF KINGS 2016、2017 グランドチャンピオンシップ ファイナルと二大会連覇もしています。数年前からRJHHも彼を追っていく中でレジェンドDJ PMX、DJ HONDA、DJ OKAWARI、MASS HOLEといった彼の素質を昔から見抜き活かすベストDJ、ビートメイカー、プロデューサー達との作品を発表し、アンダーグラウンド、オーバーグラウンドを渡る人気を博してきました。3枚目となるフルアルバム『SUIGARA』は日本コロムビアから2019年3月6日にリリースされたばかり。メジャーシーンに発信母体を移しよりダイナミックなサウンドと活動範囲の拡がりをみせながら、変わらなく温かくタフなラップにブレは無く聴き応え大ありです。このアルバムからチャレンジャー以外でもMV出たら嬉しいなあという願望持ってしまいます。

そのまま新譜二曲目、KANDYTOWNのRegencyに入ります。先月2/14(木)、KANDYTOWNの創設メンバーであるYUSHIの命日にリリースされた一年ぶりの新作6曲入りEP 『LOCAL SERVICE』収録曲です。総勢16名からなるクルーKANDYTOWNの好きなところは、全備充実の明媚と楽曲のセンスと軸のブレなさです。

僕は、2016年発表KIKUMARUのアルバム『ON THE KORNER』収録曲Fill in da blanks でKANDYTOWNのことを知りました。それぞれのメンバーがジャンルの垣根を超え他レーベルアーティスト達とコラボしながらKANDYTOWNのHiphopアンダーグラウンドならでの醍醐味とブレの無い音、クオリティーに妥協のない仕事量の積み重ね、人気者になってもKANDYTOWNのセンスは曲げない姿勢に敬意を表しています。かっこいい曲だなと思ったらKANDYTOWNのメンバー名がやっぱりクレジットされていた、といったアンダーからオーバーグラウンドまでフェノミナルな席巻をみせているのも納得です。ではGadroからKANDYTOWN二曲続けてボリューム+タップして行きましょう!!

②    GADORO「チャレンジャー 」feat.J-REXXX (Prod. by Yuto.com™&Kiwy)

③ Regency/ Masato, Ryohu, KIKUMARU

さて今夜もここからRJHHメンバーEmikoによるセレクト二曲が続きます。その一曲目はLeonald (Instagram : @leonald_0113_bonsai)のCali Back part.。沖縄は、唾奇、Awich、MuKuRo、 三浦大知…といった優れたラッパーやアーティストを生んできましたが、Leonald もまた沖縄が生んだラッパーです。

MV How U Feel feat. 唾奇from EP 『Blue Bubble』やシングルSlow lifeの好評により知名度が上がり、彼の二枚目のEP 『Cali Back』では多くの同世代ラッパーから特別な存在のラッパーとなる素質と才能、更に躍進できるポテンシャルを音楽ファン、関係者にも確信させました。沖縄を今も拠点にしながら、ソロとして、那覇市在住のラッパーであるSlim Boyとのユニットbonsaiとして、またChillySourceやそのほかのレーベルアーティスト達との共作、と精力的な活動をみせています。しかし彼のリリシズムには例えば平然と去って行った者たちへ送るPeaceで希望のあるリリックだったり、Haterや挑発スタイルとは別の強さがあるのだそう。沖縄の暮らしの音に見守られながら、懐かしい時代の男の影法師の様なベースラインを相棒に置かれていくラップ、フロウ…。ビデオグラファーFoolish(Instagram @foolish5884)によって録られたCali Back part.ⅡのMVに映る人達の笑顔、風景はパラディジアックでありながらEmikoにはBADエンドや屈辱を経た向こう側の景色に視えたそうです。みなさんにはどう視えてくるのかも知りたいらしいです。Momoeeeさんによる英語サブタイトルも入っているMVなので思いもよらない国のリスナーにまで届いているかもしれません。

止まらずそのまま移るEmikoセレクト二曲目はWisp Of Smoke、MaliyaというSSW=Singer Song Writer の曲です。

宇多田ヒカル、マライアキャリー、Destiny’s Child…といった彼女世代でシンガーを夢見る少女達が通る どメインストリームのヒロイン達にMaliyaも幼少期から影響を受けてきました。プロのSSWになることを決意した少女は、日本での基礎の積み重ね、コンクールへの挑戦、ボストンでの吸収、そして帰国後に出会った同世代~次世代音楽シーンを担うアーティスト達との感性の酌み交わしを経ながら、スモーキーゴールドな魅力のポリッシュアップも重ねて来ました。Maliyaの澪は彼女のアイドル達の安直ななぞりではなく、JazzyでRnBなローリング、ロールバック、流光とシャドーゾーンを彼女のアップデートでみせてくれるのだそう。日本のみならずフランス語圏の音楽ファンにも聴いてみてほしくて今夜選曲したそうです。

Maliyaは、唾奇、Sweet William、Awich、Wonk、 iri、LafLife、Shunskè G&The Peas、yelladigos、MVクリエイター/ VJ山田健人、IOやMUD from KANDYTOWN …といったChic&TrillなTen世代アーティスト達が出演し、その感性に共振するオーディエンス達を今最も集めるシリーズイベント『Ten’s Tokyo』へのリピート登板もしています。 今年も初夏に開催予定の『Ten’s Tokyo』2019’ 出演者、今後の展開もMaliyaの音楽活動同様要チェックです。#To follow the news on『Ten’s Tokyo』2019’ : https://instagram.com/tens_tokyo?utm_source=ig_profile_share&igshid=18nyvf2jdfbuf

今夜お聴きいただくWisp Of Smokeは昨年発表されたアルバム『ego』 収録曲で、気鋭の映像制作クルーmaxillaが担当し、DJ/プロデューサーのHarada Kosukeもディレクションに参加した同MVでは、MALIYAの歌とダンサーMiu Ideの表現のレイヤーが重なり一音目から余波まで、観覧者は無抵抗で釘付けにされる美しい共応をみせます。

#more about MALIYA https://instagram.com/_maliya_?utm_source=ig_profile_share&igshid=1wg82kw6vvpjs /  MALIYA HP https://maliya.jp

④  Leonald/ Cali Back part.Ⅱ

⑤    MALIYA/ Wisp Of Smoke

Tokyo Scene avec Real Japanese Hiphop、今夜の放送お別れのお時間までもう一曲、ラストまでどうぞお付き合いください。今夜のクローズ曲に僕がセレクトしたのは、Steady&Co. 2001年11月28日発表オリジナルアルバム、『CHAMBERS』から春夏秋冬。タイトルの通り全シーズンの様々な場面、思い出と感情が蘇って来る、当時も今も繰り返し聴いてしまう曲です。SorrowHip DropOnly Holy Story…名曲揃い過ぎて一曲選ぶのがまた非常に悩ましかったのですが、今夜の放送の締めとして作詞:SHIGEO kj ILMARI 、作曲:Steady&Co. 春夏秋冬をかけることにしました。アーティスト、音楽業界関係者、リスナーの皆さんからOld Schoolをかける度に、リアルタイムで聴いていた世代からは「当時のことを思い出す」、当時を知らない世代からは「新鮮、Tokyo Scene avec RJHHで聴いたことをきっかけにアーティストの他の楽曲も掘って聴き始めました」といった声を寄せてもらっていました。「ありがとうございます」と「これからも新譜+Old School紹介していきたいと思っています」と、リスナーすべての声に答えながら今夜のTokyo Scene avec RJHHクローズ曲へ。この後もInterFM897 の周波数と共によい夜、よい週末をお過ごしください。また来週お会いしましょう。

⑥ Steady&Co./ Chambers