3/29 Tokyo Scene avec RJHH #17

2019年3月29日 / Category:Entry

Tokyo Scene avec RJHHReal Japanese Hip Hop#17

Bonsoir/ボンソワール(=こんばんは) 日本、東京。ボンソワール YonYonさん、Ryuさん。ボンソワールInterFM897 Tokyo Sceneリスナーの皆さん、毎週ご清聴ありがとうございます。 チームReal Japanese Hiphopと ロジェ・アタンゴがフランス パリからフランス語でお届けするTokyo Scene avec Real Japanese hiphop、今夜は第17回の放送にあたります。今夜も日本のヒップホップを中心に新譜から5曲、+フレンチHiphop一曲をチームRJHHで厳選してお届けします。約30分間、皆さんと一緒に聴いていきたい曲が揃っていますので最後までよろしくお願いします!

では今夜のオープニング曲には今最もパワフルなアーティストのひとりと言えるENDRUNのCZN’PASS remix (feat. ISSUGI & ILLNANDES) 。先月27日にリリースされた、大阪在住のDJ/ビートメイカーの最新アルバム『innervision』収録曲です。このアルバムは僕も本当に待ってました!という感じで聴いてみてやっぱり全曲よくって、どの曲かけようか悩みましたが、アンダーグラウンドスタイルのラップの、耳に漏れなくがっつり入ってくるビートへの乗せ方がかっこいいこの曲にしました。今夜の放送をきっかけに、2013年発表のアルバム『KEEP YA HEAD UP』 、2016年の『ONEWAY』、2017年『CZN’PASS』 も聴いてみていただけたらうれしいです。それではCZN’PASS remix (feat. ISSUGI & ILLNANDES) で『Tokyo Scene avec Real Japanese hiphop』第17回スタートです!

  1.  CZN’PASS/ ENDRUN Remix (feat. ISSUGI & ILLNANDES)

ここから2曲続けてお聴きいただくうちの一曲目はNorikiyoの俺達の唄 ft. MACCHOです。今月3日にリリースされたNorikiyo9枚目のアルバム『平成エクスプレス』収録曲。2018年9月28日、8thアルバム『馬鹿と鋏と』を発表からわずか3か月後の2019年1月4日に発表された、作品集『O.S.D. ~Old School Discipline~ 【限定盤】』とNorikiyoの制作ペースとクオリティーには脱帽です。Norikiyoのよさを見事に示現化している必聴作品です。以前の放送回でも数回にわたりNorikiyoの曲をかけてきましたが、やはりRJHHが思う最高峰のラッパーの一人と確信をもっていえるからです。僕たちのWEBマガジンのアーティストファイル http://realjapanesehiphop.com/artistes/norikiyo/ で更に詳しく紹介しているのでどうぞご覧ください。

そのまま続けてお聴きいただくのはMUD ft. BLAISE & GottzのNO MERCY 。この選曲はEmikoと被ってしまいました。それくらい気になって仕方ない楽曲です。昨年クリスマスにリリースされたMUD のEP『VALUE THE PRESENT』収録曲です。MUDは東京都町田市出身で、世田谷区を拠点とする « KANDYTOWN » クルー達とは、高校に通い出してからおちあっています。ラッパーRAKIMを知りラップの真髄や仕組みを学んでいったことは確かにMUDラップに活きていることが窺えます。Gottz もまたKANDYTOWNメンバーで、10/17/2018 にソロ初となるアルバム『SOUTHPARK』を発表しています。

Blaise は渋谷を拠点とする9名のクルー: YDIZZY、 Arjuna、Blaise、KEPHA、DJ No Flower、VJのYESBØWY、デザイナー、ビートメイカー;から成るヒップホップ集団 « kiLLa » そして地元の友人たちjay ice,s,sad weeknd (rapper) 、megumi (manager)、johan (back dj、stylist)、uta uchida、keisuke tsuzuki (crew mate)、$X¥ (producer)

と組んだもう一つのグループBSTA成員でもあります。ヒップホップグループは色々存在していますが、東京というメガロポリスの渋谷界隈のアンファンメティス(ミックスキッズ)カルチャーをrepする存在で多くのヘッズを惹きつける展開をみせています。

今年一月より公開されたMVでは、Gottzのアルバムタイトル通り « Southpark »の自虐と皮肉とコミック感が見事に出ている傑作です。EmikoはBlaiseの、バスより低いバス・オクタヴィスト級ヴォイスがレントテンポでかっこよく聴かせるラップテクのセンスは知っていたそうですが、低音で喜劇の「バッソ・ブッフォ」的役割の巧さを発見できるこの曲を是非かけたかったそうです。

② 俺達の唄/ NORIKIYO feat.MACCHO

③ No Mercy/ MUD feat. BLAISE & Gottz

続いても2曲続けてお聴きいただきます。先ず今日の4曲目は今最も注目を集める関西の若手ラッパーの一人Cz TigerのROBOT

父親がジャズバーを経営、母親がブラックミュージック全般が好み、兄がレゲエのセレクターと幼少期よりジャンルを問わず様々な音楽に囲まれて小学生のころからピアノを習ったりもしていました。ANARCHY著書の「痛みの作文」に出会い自身の現状からHiphopで成り上がるストーリーを自分の未来図として思い描き更にHiphopにのめり込んでいったそうです。ヒップホップのハングリー精神に共感して、モブ ディープ、ディプセットやマイク ジョーンズなど、2000年代のUSサウススタイルに影響されたそう。そのことは彼の音楽性やMVにも見て取れます。中学生の時に友人と曲を書くようになり同級生のDEEと2人組でBANNINGSを旗揚げ。高校生の時にBANNINGSはJagglaも所属するTORNADOに合流しました。引き続きCz Tiger、TORNADO、彼らの今後の展開をRJHHも追っていきたいと思います。

続いてご紹介するのはNF ZesshoのVibin’ でEmikoセレクトです。Tokyo Scene avec RJHH第6回放送⑤曲目Blono’s Way[Another] feat.RAITAMEN(Prod. Sweet William) でも触れたように、福岡出身のMC/ビートメーカー/プロデューサー/アレンジャーでEnpizlab やAwol_Cartelといったグループにも属しています。現在は東京を拠点に、日本各地で精力的な活動をみせています。そのビンテージ・ヴァイナル、ムービー、ナードガジェットへの情報量、ピックアップ&適応センスを活かし今の音にしてみせてくれる力量、制作ペースとクオリティーは同世代アーティストの中でも群を抜いており、RJHHメンバー達も絶賛、MOST WANTEDの一人です。今夜お聴きいただくVibin’ は今年1月にリリースされた[EP]『Main Plot』収録曲です。1971年配給/仏伊制作『扉の影に誰かいる』/仏題『Quelqu’un derrière la porte)』/ 英題『Someone Behind the Door』や同年配給米国映画イーストウッドの『Play Misty for Me』邦題『殺しのメロディー』 等のOrgueやリズムパートの70’s臭を匂わせながら2019年のハスラー感で聴かせるとかProd.誰だろうと思ったらまたNF Zesshoだったというわけです。しかも『Main Plot』は今どき”All produced by NF Zesshoひとり”とか反則で最高なのだそう。

④ ROBOT/ Cz Tiger

⑤   Vibin’ / NF Zessho

Tokyo Scene avec RJHH、そろそろお別れのお時間ですが、今夜はラストにいよいよ日本のラップ好きにも受け入れられる予感、ポテンシャル本命集団を紹介しますので最後までお聴き逃しなく!

今夜の選曲いかがだったでしょうか。かっこいいアーティスト達についての記事、インタビュー、そしてこのTokyo Scene avec RJHHを通して、彼ら素晴らしい才能にもっと貢献できるようなりたいのでRJHH成員一同これからも不屈の魂で取り組んでいきます。僕たちの本サイトrealjapanesehiphop.com、Facebookや Instagram  https://www.instagram.com/real_japanese_hip_hop/?hl=ja でがんがん更新していきますのでよろしくお願いします。もうすぐSP朗報もありますのでお見逃しなく!

チームRJHH が選んだ今夜の締め曲はColumbineのLa gloire ou l’asile (= 栄光か安全牌か)。

Rennesの少年Lujipeka やFoda C らが2014年に立ち上げ現在は8名からなる今フランスで最も人気のあるHiphopクルーです。例えば2016年ドロップのLes Prélis (prod. Foda C)という曲のYoutube再生回数は1千7百万回超。2014年のファーストEP 『2K16』から3枚のアルバムを是非聴いてみてください。フランスは日常会話から早口だし音節多めはデフォルトだし幼稚園生だろうが滑舌をなあなあにはしてくれない社会なのでまあ、フランス語ラップは早けりゃ早いほど上手い、と認めてはいたけれど日本と比べるとトラック作りもラップも想像力や変化に乏しいし正直ダサい、なんてそろそろ言いにくくしてくれるRennesっ子達。毎曲RAPや”より”に仕掛けが一杯。日本語ラップを乗せても違和感ないくらいのビートメイクとラップのアイデア、積極的新アプローチ・・・。フレンチラップへの先入観を覆してくれるのは彼らかなと思えます。みなさんの率直な感想をきいてみたいです。

来週も、皆さんと聴きたい魅力的なアーティストを紹介する用意をして同じ曜日同じ時刻、同じ周波数でお待ちしております。この後も引き続きInterFM897と共によい週末の夜をお過ごしください。では、また来週!

⑥  La gloire ou l’asile/ Columbine