4/5 Tokyo Scene avec RJHH #18

2019年4月7日 / Category:Entry

Tokyo Scene avec RJHHReal Japanese Hip Hop#18

ボンソワール(こんばんは)日本、ボンソワール東京。ボンソワールYonYonさん、Ryuさん、InterFM897をお聴きのみなさん!こんばんは!

Real Japanese Hiphopのロジェ・アタンゴがパリからお届けするTokyo Scene avec RJHH第18回、4月最初の放送となります。

今夜のラインナップは先ず日本語ラップ新譜から

Ø  ANARCHY

Ø  Rude-α

フレンチラップから

Ø  Hocus Pocus

再び日本語ラップ2曲

Ø  LafLife & Jinmenusagi

Ø  BSTA

そして4月最初の放送を日本語ラップクラシック

Ø  Soul Scream の曲で締め となっております。

最後までどうぞお聴き逃しなく!

では早速今夜のオープニング曲を紹介。ANARCHYはヒップホップアーティスト、ジャンルの垣根を越えて多くの音楽ファンに支持されているラッパーです。フランス語圏の音楽ファンのために少し紹介させていただくと、京都で生まれ育ったANARCHYは1996年頃からラッパーとしての活動を始めています。京都の箱でHiphopライブの場数を踏み、そのラッパーとしての信憑性と気骨と怒号のようなリップを起こすほどパフォーマーとしての才能は超一流で、日本全土の音楽シーンで知らない人はいない存在になっていきました。更に詳しく知りたい方は、僕たちのWeb マガジンのアーティストファイルページをご覧くださいね。今夜僕が選曲したのはThe Professional ft. IO(イオ) from KANDYTOWN。ANARCHY最新アルバム『THE KING』 収録曲で先月13日にリリースされています。彼のライブを日本で観たのですがやはり彼の迫力も、オーディエンスの盛り上がり様も凄かったです。パリのステージで彼のライブが観たいと思いました。

それでは、ANARCHYTHE feat.IO のPROFESSIONALでTokyo Scene avec RJHH第18回スタート!

The Professional/ ANARCHY feat. IO

次に日本語ラップから1曲とフレンチラップから1曲をご紹介。先ずはRude-α のグッバイベイビー

沖縄出身の若いアーティストで高校二年の頃にラップを始め第6回高校生ラップ選手権で全国準優勝をしています。2015年リリースのファーストEP『ORCHESTRA』は沖縄限定盤だったにも関わらず2000枚を完売しています。昨年のアメリカ Austinのフェス South by South West へも出演。ソウルやジャズとシティーポップを本物のバンドサウンドで奏でパーフェクトな歌とラップをハイクオリティーで聴かせてくれます。

Rude-αに続いては以前、第2回放送でもご紹介した フレンチラップグループ Hocus Pocus。今回はA Mi Chemin (道程にて)feat. Akhénathon from IAM & Ben l’oncle Soulをセレクトしました。 2010年発表のアルバム『16 pièces』からです。

Hocus PocusはNantes出身のグループで、90年代US Jazz Hiphopの影響を受けて1995年に結成。 Tribbe Call quest, Jurrasic 5, Pete Rock やThe Roots等のラップを思わせるスタイル。濁りの無いHocus Pocusのラップが好きで昔から聴いています。ラッパー/作曲家である20sylを中心にDj Greem、ギタリスト David le Deunff やHervé Godard他優れたミュージシャンで構成されたグループです。2006年の『73 touches 』や2017年の『Places 54 』 といったアルバムも聴いてみてください。

では、グッバイベイビー A Mi Chemin、2曲続けてお聴きください。

グッバイベイビー/ Rude-α

A Mi Chemin/ Hocus Pocus feat. Avec Akhénathon from IAM & Ben l’oncle Soul

ここからEmikoセレクトで2曲続けてお聴きいただく1曲目はLafLife & Jinmenusagi の18 ‘Til Infinity (prod. TSUBASA a.k.a JAM & TOYODA)。LafLifeは福岡出身のOOgと長崎出身のDANの2MCラップクルー。Jazzやその他のエクレクティックな音楽を吸収しながらコアなHiphop愛を感じるカードのくり方センス抜群のアーティスト揃いレーベルAGL=ALL GREEN LABEL成員でもあります。

Tokyo Scene avec RJHH第15回放送、MaliyaのWisp Of Smoke紹介でも触れたようにシリーズイベントTen’s Tokyo出演だったり、都内を中心に年間多数のライブを敢行し、多くのヒップホップヘッズたちからの信頼も厚いLafLife。また、渋谷organbar、clubasiaを拠点に毎回大盛況を納め巷を賑わせているモンスターパーティ“JUNXION”の主催を務め、オーガナイザーとしての手腕も発揮しています。

今夜お聴きいただく18 ‘Til Infinity では、LafeLifeのTrill且つ良質のビートが置き去りならないラップ +何処の客演先でもパンプアップ力高スタッツのラッパーJinmenusagi 。Emikoによると、この3人のターンが不快指数ゼロパーで延々と聴いてられるそうです。三人で復唱する懐かしいスタイルのフックも今のカジュアルの出で立ちにしてみせてくれています。そして、彼らのジェネレーションREPトラックを見守るヴィンテージ音との距離感の妙。アエロノーティック系コンセプトのMondoミュージックLPやヴィンテージ海外ドラマを想起させるサンプリングトラック達:伴走Aストリングスは主旋律を受け易い位置で見守り、敢えて絶妙のクレーンアップ感で海と桟橋と空を繋ぐレイト60‘sトランペット奏者のサンプリング・ブラス音による伴走B。TOYODAがネタを選びTSUBASA a.k.a JAMが作曲。MVも楽曲の世界観にぴったりなので、チェックする価値ありです。

1stアルバム「LAF LIFE」(2016)の他、OOg名義で全国のMCとビートメイカーを起用したコンピレーション『Space Lounge』(2017)にも多数楽曲収録。2018年には初の7インチシングルカット『7 Inch Remixes』を発表。一昨日4月3日より配信開始となった

ビートメイカー、1Co.INRプロデュース、Audiophilies (音楽狂)必聴のLP『CROSS COLORS 』で Itto(一統)、JONEE、 ROOK、Savvy Williamsと並びDANとOOgも参加。DANのソロ名義の作品も近日リリース予定。楽曲リリースやMVドロップ、イベント情報を逸して悔しい思いをしないようALL GREEN LABELホームページ https://agl.tokyo/ やSNS https://www.instagram.com/agl.tokyo/ も追っておくこと推奨です。

Emikoセレクト2曲目はBSTA/ KAMINARI ft. S, jay ice. Prod. By No Flower ( from kiLLa)です。

先週の放送でも少し触れたように、Bstaは、kiLLaの一員でもあるBlaiseが所属するもう一つのグループ。地元の幼馴染たちjay ice、s、sad weeknd (rapper) 、megumi (manager)、johan (back dj,stylist)、uta uchida,keisuke tsuzuki (crew mate)、$X¥ (producer)とで構成された、東京というメガロポリスの渋谷界隈を拠点とするグループ。時代を越境するストリートカルチャーをREPし多くのへッズに支持される存在。更には、ジャンルレスで本物を探して止まない音楽ファンの注目も集める展開をじわじわとみせ始めています。

Blaiseは、NYでジャズマンとして活動していた父と東京で料理の先生とダンサーをしている母をもつ1998年生まれ、現在21歳のラッパー。

6年のバスケのキャリアとともに2015年kiLLaクルー結成。2018年に上述の通りBSTAを結成。

アレグロテンポでスピットピッチを上げて詰め技を磨きシャカパチるMC、ガンスリンガー系選手のラップもHiphopの醍醐味だけれど、バスより低いバス・オクタヴィスト級ボイスが超減速モーションの様でさえあるレントテンポで聴かせるラップテク、バリエーションの開拓、先週かけたNO MERCYでみせた「バッソ・ブッフォ」的役の好演。

意識的にか無意識かわからないけれど、日本語ラップのここから先の進化に、既存のアプローチとは別の角度から実は貢献している試みと姿勢、跳躍力、ポテンシャルの高さ。さて問題は試みの結果が 本物か偽物か なのですが、Emikoに言わせるとBlaiseのそれは前者と思えるのだそう。

Bstaは、先月30日にはシングルSMOKIN DOPEを配信開始し、showyのrenzoとのEPも近日発表する予定なのでhttps://www.youtube.com/channel/UCepBO9_dmrLpM-nPVHz7Ptwや 彼らのSNS https://instagram.com/b.s.t.a_family?utm_source=ig_profile_share&igshid=1u4l5hk0f2yx4等でしっかり追っておきましょう。

ライブで曲中、オーディエンスが一斉にSHOUT-OUTするあの方のあの名フレーズオマージュ「追い求めるxxはxxか」も聴き逃さないで、と煩いEmikoレコメン二曲続けてどうぞ!

18 ‘Til Infinity/ LafLife & Jinmenusagi (prod. TSUBASA a.k.a JAM & TOYODA)

KAMINARI/ BSTA S, jay ice. Prod. By No Flower (kiLLa)

さて今夜のTokyo Scene avec Real Japanese Hip Hopもあっという間にクローズ曲。2019年、一月末に続きRJHHオーガナイズLive、第2弾は㋅に開催の予定です。パリのモードとヒップホップカルチャーを発信する人気マガジンBlender x RJHH 1号も先月末ローンチしています。いよいよ日本語版RJHHサイトも配信開始カウントダウンに入っています。僕たちのサイトやSNSにて随時お知らせしていきますのでどうぞお見逃しなく!

今夜のクローズ曲はリスナーの方も当時の思い出が蘇るであろう90年代Hiphopの名曲から、SOUL SCREAMの蜂と蝶。アルバム『THE DEEP』 (1996)や15丁目黒い月の夜も僕のクラシックプレイリストのmustトラックで今でも聴いています。SOUL SCREAMを知らなかった世代が今夜の放送をきっかけに他の曲も聴いてみてくれると嬉しいなと思います。

来週も同じ曜日同じ時刻同じ周波数でお待ちしています。この後もInterFM897 でよい週末の夜をお過ごしください。また来週お会いしましょう。

蜂と蝶/ SOUL SCREAM