Archive for 6 月, 2010

女性版インディ・ジョーンズ?

水曜日, 6 月 30th, 2010

 1980年代のフランスでは、有望と言われた新鋭監督が3人いました。

 「ディーバ」「ベティ・ブルー」のジャン=ジャック・ベネックス。
 「ボーイ・ミーツ・ガール」「汚れた血」のレオス・カラックス。
 そしてリュック・ベッソンです。

 この3人の中、誰が監督としてベストか? と言われれば、人によって見解が異なるかも知れません。
 ただし、もっとも活躍しているのは誰か? と言われれば、誰もがベッソンの名を挙げるでしょう。

 エンターテインメントを重視した映画の作り方や、プロデューサーとしても活躍している点などから、「フランスのスティーブン・スピルバーグ」と呼ばれることもあるようです。

 だからというわけでもないでしょうが、アデルについても「女性版インディ・ジョーンズ」というコピーが目立ちます。

 アデルを演じた女優ルイーズ・ブルゴワンも、インタビューでそう語ったようですしね。

 ただし私には、アデルとインディはちょっと違うのでは? という気がします。

 インディ・ジョーンズが、真面目で実直そうなイメージを強く持っている(一作目の「レイダース/失われた聖櫃」で、女子学生から好意を示されたときに見せたドギマギぶりを思い出してください)のにたいし、アデルはもっとオシャレ。

 なんていうか、妹の身を案ずるときも、自分が生命がけの冒険をしているときも、ファッションにはちゃんと気を配るような感じのキャラです。

 スピルバーグはインディについて、「ビールを飲むのが似合っている男」と形容したことがありますが、アデルにビールは似合わない。
 やはりワイン(それもスパークリング)かシャンパンでしょう。

 これがアメリカとフランスの差かも知れません。

 「女性版インディ・ジョーンズ」ではなく、「フランス女性版インディ・ジョーンズ」とか、「パリジェンヌ版インディ・ジョーンズ」と言うべきでは?

 世の中、フランス人やパリジェンヌでない女性だっているわけですからね。

 

ミイラ、秘薬、翼手竜

火曜日, 6 月 29th, 2010

「アデル ファラオと復活の秘薬」のヒロイン、アデル・ブラン=セックは、世界中の「謎」や「秘宝」を追い求め、みずからの冒険記をルポにして出版するという人物。

しかし目下、アデルはルポどころではない。

彼女にはアガットという妹がいるのですが、このアガットがある事故のせいで植物人間になってしまったのです。

アガットの頭には、飾り帽子用の長いピンが深々と刺さっており、そのせいでずっと意識不明。
ただし、不用意にピンを抜くと死んでしまうのだそうです。

妹を救うには、古代エジプトに伝わる奇跡の薬「復活の秘薬」を使うしかない。

・・・だが、どうやったら手に入れられるか?

ここで、エスペランドゥー教授という男が登場します。

天才科学者なのですが、ちょっとマッド・サイエンティストの気味があって、「過去の生命を呼び戻す方法」の研究に没頭、ついにそれを達成するんですな。

おかげでパリでは、博物館に陳列されていた恐竜の卵の化石が孵化してしまい、翼手竜が空を飛び回る始末。

けれども、これを知ったアデルはあることを思いつく。

古代エジプトの王、つまりファラオに仕えた医者のミイラを見つけよう!

エスペランドゥー教授の力で、この医者を甦らせることができれば、「復活の秘薬」も手に入り、妹のアガットを救えるというわけです。

かくしてエジプトへと出発するアデル。
はたして、彼女の計画はうまく行くのか?

・・・ちょっと込み入ったストーリーですが、オモチャ箱をひっくり返したような楽しさがありますよ。

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冒険の始まり!

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