Archive for 6 月, 2010

アデルとエジプト特集

月曜日, 6 月 28th, 2010

 今週の SOUNDTRAX interzone は、フランス映画「アデル ファラオと復活の秘薬」の公開を記念したエジプト冒険特集。

 「アデル ファラオと復活の秘薬」は、リュック・ベッソン監督の最新作です。

 リュック・ベッソンとくれば、ご存知の方も多いでしょう。
 「サブウェイ」「グラン・ブルー」「ニキータ」「レオン」「フィフス・エレメント」「ジャンヌ・ダルク」などで知られる監督。
 プロデューサーとしても、「タクシー」や「アルティメット」などのシリーズを手がけています。

 「アデル」は、そんなベッソン監督が、10年にわたって夢見てきた企画。
 フランスで人気の高い漫画が原作なのですけど、原作者がなかなか映画化OKを出そうとしなかったのだそうです。

 それだけにベッソン監督、力の入れようも相当なもの。

 プレスシートに掲載されたコメントによれば、「完成までの道のりは『楽しい』の一言に尽きる。至高の楽しさだった。この映画を限りなくよいものにしたかった」のだそうです。

 アドベンチャー映画で、20世紀初頭を舞台に、アデル・ブラン=セックという美人で気の強い女性ジャーナリストが、エジプトとパリを股にかけ、派手な冒険を繰り広げるという物語。

 ミイラも登場するのですが、エジプトにミイラとくれば、これはもうアドベンチャー映画の定番のようなもの。

 というわけで、今週はアデルの活躍を中心にお届けしましょう!

 なお映画「アデル ファラオと復活の秘薬」は、今週の土曜、7月3日より全国公開されます。

スペースインベーダー

日曜日, 6 月 27th, 2010

 マイ・フェイバリット・サウンドトラックス、いかがでしたか。

 今日は久しぶりに、最近見つけたサントラの話など。
 イチオシはやはりこれでしょうね。

 アメリカの INTRADA レーベルから1200枚限定でリリースされた、SF映画「スペースインベーダー」の2枚組サントラ。

 スペースインベーダーといっても、ゲームとは関係ありません。
 これは日本公開題名で、原題は「INVADERS FROM MARS」、つまり「火星からの侵略者」というのです。

 もともとは1953年、ウィリアム・キャメロン・メンジース監督の手で発表された作品ですが、1986年、トビー・フーパー監督によってリメイクされました。

 これはリメイク版の方のサントラですが、この映画のスコア、じつは非常に込み入っているのです。

 「スペースインベーダー」の音楽を担当したのは、クリストファー・ヤングという作曲家ですが、彼が作った電子音楽系のスコアが、あまりに前衛的という理由でプロデューサーからNGを食らったのですな。

 ヤングはあわてて、普通のオーケストラを使ったスコアを追加で作曲しますが、プロデューサー側はデビッド・ストアーズという作曲家にも、シンセサイザーを使ったスコアを依頼します。

 完成した映画には、
 1)ヤングのオーケストラ・スコア、
 2)ストアーズのシンセ・スコア、
 そして3)ヤングの電子音楽スコア(の一部)が、まぜこぜに使われていました。

 けれども公開当時、LPとしてリリースされたサントラ盤には、ストアーズのシンセ・スコアのみが収められていたのです。
 当然、LPにヤングの名前は出てきません。

 ところが映画のクレジットでは、音楽担当はクリストファー・ヤングとなっている。

 映画とサントラ盤で、作曲家の名前が違うという珍しい事態が生じたのです。

 さらにヤングは1990年代、「スペースインベーダー」のサントラと称するCDを発表しますが、これに収められていたのは、映画のために作られた電子音楽スコアを、さらにいろいろとアレンジした「インベーダーズ」というオリジナル曲。

 サントラが2種類リリースされながら、映画の曲のほとんどは聴けないまま・・・という、さらに珍しい事態となりました。

 今回の INTRADA 盤は、ヤングとストアーズ両方のスコアに加え、先に紹介した「インベーダーズ」まで収録した完全版。

 一本の映画で、これだけ音楽構成が複雑になった例も、あまりないのではないでしょうか。

 いずれ番組でもエアプレイしたいですね。

 

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