ミッション・トゥ・マーズ
火曜日, 7 月 6th, 2010火星といえば、やはり連想されるのは火星人。
19世紀後半、かの惑星に巨大な運河があるという説が広まり、ならばそれを作った文明種族もいるはずだという話になりました。
やがてH・G・ウェルズが、例の「宇宙戦争」を発表、イメージが一気に定着します。
ちなみに当時の天文学では、太陽系の惑星は外側にあるものから順番にできたとされていました。
ならば火星は地球よりも先にできたことになるわけで、それもあって火星人は、人類より高度な文明を持つ存在として想定されたのです。
火星人の存在は、むろん現在では否定されていますが、だからといってあきらめないのがSFのSFたるゆえん。
現在の火星に、高度な文明を持った生物がいないのは認めよう。
だとしても、過去の火星にそういう生物が存在した可能性はあるのではないか?
・・・というわけで登場するのが、ブライアン・デ・パルマ監督が2000年に発表した映画「ミッション・トゥ・マーズ」。
ずばり「火星への探査飛行」という題名ですが、リアルな火星の映像を作りつつ(NASAが全面協力したとか)、古典的な火星人のイメージを現代的な形で甦らせようとした作品です。
同時に「ミッション・トゥ・マーズ」、スタンリー・キューブリック監督の名作「2001年宇宙の旅」へのオマージュでもある。
デ・パルマ監督といえば、アルフレッド・ヒッチコックのスタイルを踏襲したスリラー映画を何本も作った人ですけど(「悪魔のシスター」「愛のメモリー」「殺しのドレス」など)、キューブリックのことも好きなんでしょうね。
音楽担当はエンニオ・モリコーネ。
雄大で素晴らしいスコアです。
ところで火星には、すでに無人の探査機がいくつも送られていますが、どういうわけかトラブルが発生する確率がやたらに高い。
火星人の呪いではないかとか、探査機を食べてしまう怪物がいるのではないかとも言われます。
まだまだ謎の惑星なんですね。

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