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6/7(金) Road to Fuji Rock Festival on RSG

FES!FES!FES!
2019/07/03

InterFM897『Ready Steady George!!』(毎週月~金1pm - 4pm DJs: George Williams, Shaula)で、毎週金曜日、1pmすぎにお送りしている「Road to Fuji Rock Festival(FUJI ROCKへの道)」。毎回異なる視点から、国内最大級の野外ロック・フェスティバル、Fuji Rock Festival '19(新潟県湯沢町苗場スキー場、7/26 ~ 28開催)を深く掘り下げます。

6月7日(金)は、高崎亮(SMASH)さんと平山善成(クリエイティブマン)さんによる「フジロック vs サマソニ」対談が実現。

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■ フジロックとサマソニ担当、オンとオフ

ジョージ:今週は国内の2大音楽フェス、フジロックとサマソニの担当者をお迎えしております。フジロックからはSMASHの高崎(高崎亮)さん、サマソニからクリエイティブマンの平山(平山善成)さんをお迎えしています。よろしくお願いします!

2人:よろしくお願いします。

ジョージ:別々では番組でお会いしてるじゃないですか?でも、ご一緒ははじめて?

2人:前になんか、1回ありましたよね??

ジョージ:では、バトルPART 2?でも、まずは改めてお2人のキャリアを教えていただけますか?

高崎:えーっと、1999年入社で、レコードメーカー担当とか、宣伝とか、フジロックは夜中担当とかしていて、今は44歳なんですけど、相変わらず若手のような動きを・・・。

ジョージ:平山さんはいつ頃ですか?

平山:僕は会社に入ったのが2001年ですね。で、その年からサマソニには関わるようになっています。

ジョージ:2人とも長い!ってことですね?フジと、サマソニは当然2大フェスじゃないですか?ラインナップを比較されると思うんですけど、こうやって2人が顔を合わせることって、今回2回目。プライベートではどうなんですか?

高崎:プライベートはバチバチで・・・ってなったら面白いんですけど。今日も場所を間違えて、違った場所を教えられたりとか(笑)嫌がらせが日々あったりなかったり。

ジョージ:高崎さんが平山さんに今日はここだぞ?って?・・・って言いつつニコニコしながら喋ってるから、相当仲が良いってことだと思いますよ!

平山:あの、一昨日も大塚のおにぎり屋さんに行ったりしました。

ジョージ:誰がそういう時に先に食べるんですか?

高崎:もうせーので。半分のこしたりして(笑)

ジョージ:2大野外フェスのフジロックとサマソニ。お互いの進行具合って気になる?

高崎:やっぱり売れ状況とか、どうなのかな〜?フジはこんなだけど。サマソニは?みたいので、聞いてみたりとか。

ジョージ:じゃあ、電話1本で「どう?」って?

高崎:そうですね。

ジョージ:平山さんはどうですか?

平山:やっぱり発表前のブッキングの状況とかね。来年どんな感じですか〜?とか、情報交換しています。


■ 出演アーティストのブッキングについて

ジョージ:ブッキングも、発表前のも何となくわかるんですか?

高崎:なんとなく、もう決まったけど出してないみたいなのってあるじゃないですか。そこらへんで「今年こんなだけど、どう?」みたいのを聞きあってっていうのはありますね。

ジョージ:お互い同じアーティストを狙ったりとかすることもあるんですか?

平山:それは結果論的にはありますね。でもやっぱりアーティストのスケジュールが合わなかったり。色々事情があったりするので、今年はサマソニやるけど、じゃあ、次はフジに行くってパターンもある。

ジョージ:交渉ってあるじゃないですか?交渉が難しいアーティストも当然いると思うんですけど、そういう話はするんですか?

高崎:それは終わった後の方が多いかな?そんなにはお互い入らないようなうまい距離感で(笑)

ジョージ:そうだよね!仲間でもあるけど、もちろん、フェスは違うけど、国内も海外のアーティストも呼んでいるってことで、ちょっとライバルでもあるじゃないですか。

2人:もちろん、そうですね。


■ Red Hot Chili Peppersと、Red Hot Chilli Pipers

ジョージ:今年、サマソニはRed Hot Chili Peppersじゃないですか?フジロックはRed Hot Chilli Pipersじゃないですか?今年初めてRed Hot Chili Peppersを毎回言うたびに、「Peppersだっけ?Pipersだっけ?」ってそうさせたのはフジですよ!

高崎:(笑)事前に「今年、何出るの?」って言うので、去年「レッチリ決まったよ」って言われた時に「しまったな」って。こっちパイパーズ決まってるんだけどねって。

ジョージ:パイパーズは決まってたんですか!?

高崎:決まってましたよ。だから、後から出るから、レッチリきたからパイパーズって面白いんじゃないの?って見え方してますけど、そうじゃないっすね(笑)

ジョージ:だって、僕、レッチリって出て、フジも出て、両側のヘッドライナーレッチリかって思って!両側共レッチリだけど、ひとつはペッパーズ、ひとつはパイパーズですけど。

平山:僕も、フジの発表があった時に、レッチリ・レッチリってみんな騒いでるんですよ。「あれ?うち、レッチリ出してるのになんで?」って調べたら、よくみたらパイパーズってアーティストで「うわ、これやられたー」みたいな(笑)

ジョージ:パイパーズがまた良いよね!最高!俺、今年フジ、パイパーズ超盛り上がると思うよ!

高崎:多分、パイパーズはおいしいんじゃないかな?とは思います。ここまで拡がるとは思ってなかったんで。


■ 相互視察

ジョージ:お2人はお互いのフェスに行ってますよね?ここが良いなっていうところはどこですか?

高崎:やっぱりフジロックは山なので、サマソニのビーチステージって、どう頑張ってもできないので羨ましいな〜って思いますね。

ジョージ:ビーチステージに行くこともあるんですか?

高崎:僕サマソニに毎年行っていて。一通り全部周るんです。今年はどんな感じなのかな〜?とか、自分が気に入ってるアーティストのところを観に行って「あ、こんくらいの客だー!」とか、僕はアーティストでこのくらい入ってるとかマーケティングが好きなので、マリンでこのくらい入ってる。「あ、予想通りだ」とか、「もうちょっと入っても良いのにな」とかそういう見方をしてますね!

平山:僕も同じで、フジのロケーションってあそこでしかないものじゃないですか。やっぱりサマソニは都市型で、そこの違いは絶対的な違いであるし、逆にそれがお互いの魅力というか、個性的なキャラクターにもなっている部分でもあるので、そこがお互いにそういうものになっちゃってるから。ただ、ああいう自然の中のLIVEみたいなところは、うちでは表現できないところなので、アーティストにとってもお客さんにとっても、特別なもの。一方でサマソニもスタジアムがあってお客さんの一体感でいうと、それはそれでサマソニの魅力かなって思ってます。

ジョージ:平山さんはフジに行くと、どう過ごすんですか?

平山:うち、子供がいて、毎年、子供を連れて行くんです。子供達がフジロックで年に一回会うような友達がいて、フジで遊ぶっていうのが夏休みの行事のひとつになっちゃってて。

ジョージ:良いじゃ〜ん!

平山:「パパ、今年フジロック行くよね?」みたいな。

ジョージ:息子は混乱してない?お父さんはフェスを作ってる!「あ、お父さんはフジロックを作ってる!」って思われてるんじゃない?

平山:一応、そこはわかってます(笑)


■ 羨ましいブッキング、意外なブッキング

ジョージ:今までの発表を見て、「これはやられたよ、羨ましい!」っていうのはありました?

高崎:97年から、ラウド系で、Red Hot Chili Peppers、Rage Against the Machine、98年KORN、99年Limp Bizkit、System of a Downとか、そういう流れがあったんですけど。次に入れたいと思ったのがSlipknotだったんです。そしたら、サマソニに決まっていて「あぁ・・・そっか・・・」っていうのがありますね。でも最高のライブでしたね。

ジョージ:平山さんはどうでしょうか?

平山:今年でいうと、Sia。ヘッドライナーですけど、Siaとして初来日になるので。意外とフジと結びつかないようなタイプのアーティストじゃないですか?そこがフジでどういう風にお客さんに観てもらえるのかっていうのは楽しみですね。

ジョージ:想像していたものと違う時ってあるんですか?

平山:意外な時って、ありますよね?これいったんだー!って。色々あります。

ジョージ:今年のサマソニは、高崎さんは?

高崎:僕は、BROCKHAMPTONを、去年のコーチェラ(アメリカ)で観ていて、去年入れようとしたんですけど、すんごい値段が高くて「あぁ、ちょっと無理だな」って。向こうでは売れているのがわかっていて。ただ、コーチェラでみたら「わかるわかる、じゃあ、来年」って、今年動いていたんですけど、「あ、今年サマソニか」って。

ジョージ:そういう値段って、例えば日本のマーケットがわからなくて、向こうの値段で言っちゃうことってあるんですかね?

高崎:だいたいアメリカでそれくらいの値段だからっていうのはありますよね。逆に日本はまだ売れてないからって言っても、それに追いついたら日本に行くよっていう風にして日本にこないってパターンもけっこうあるし。

平山:同じですね。あとは、ある程度日本でフェスに出ることをプロモーションと思ってもらえるかとか。その辺はプレゼンの仕方だったりもするんでしょうけど。


■ もし2人が互いの立場だったら

ジョージ:もし、フジの高崎さんと、サマソニの平山さんが入れ替わったら、お互いフジとサマソニで企画をするならどんなことをやりたいですか?

高崎:これ、フジじゃできないと思うんですけど。僕だったらプラチナチケット・VIPを100万円にして、中国の人が空港に到着して、そこからの送迎付き、宿泊付きとかそういうの全部インクルードっていうので、10枚とか20枚くらい1日限定で出すっていうのはアリなんじゃないかな〜って思ってましたね。

平山:僕は、子供とよくドラゴンドラ乗るんですよ。例えばドラゴンドラセッションみたいな感じで、1日1組くらいウィナーを選んで、乗っている間アーティストのアコースティックスペシャルセットみたいなのを、乗っている何十分か、その間スペシャルセットをドラゴンドラの中でみたいな。

ジョージ:それを映像として撮ると超良くないですか?

平山:すっごいスペシャルなものになるかな?なんて。

ジョージ:いや〜、良い!良い!良いと思うよ。どうですか、高崎さん!

高崎:面白いと思います。

ジョージ:それをここで放送しようよ!

高崎:じゃあ、パイパーズに(笑)でも面白いですね。


■ 20年で感じる音楽マーケットの変化

ジョージ:洋楽2大フェスをやっているお2人が、開催から今までやってきて、20年近くでマーケットの変化はどう感じてますか?

高崎:やっぱり、フジロックがわかりやすくスタートして、そのあとにいろんなフェスが出てきて、結局、今フタを開けると大小100以上のフェスがあって、基本は邦楽フェスってところで、なんか邦楽フェス強いなっていう印象が正直ありますね。

平山:フェスっていう存在がマーケットの中でも大きなものになったなって思うんですよ。音楽の聞き方もストリーミングになってきたりとか、変わってきてるじゃないですか。その中で、フェスがあって、そこにいろんなものが繋がってるみたいな。アーティストもフェスだったり、LIVEを中心に活動して行くようなアーティストが増えてきているんで、そういう意味ではガラッと変わったような気もするし。あとは、そもそもフェスって言葉自体がこんなに一般的じゃなかったですよね。

高崎:もう、なんでもフェスですもんね?

平山:それってやっぱり、フジロックとサマソニの20年以上やり続けてきたことが、定着したのかなと思って。

高崎:だから、あとはうちらがよく話すのが、邦楽フェスとかが完売とかはよくあるんですけど、洋楽フェスはなかなか完売しないんですよね。だから、そこらへんをもっと盛り上げていきたい。洋楽マーケットがちょっと低下しているというのが叫ばれているので。実際見たら、LIVEとかのクオリティすごいんですね。

ジョージ:InterFM897、私たちも洋楽応援している。良いものは良いじゃないですか?本当は邦楽・洋楽、線(引き)はいらないと思う。でも、ここまで洋楽の売り上げが低迷しているっていうのは・・・。だって、良いものは良いから、だから洋楽がガーって盛り上がっていくのを信じてやっていますね。今年、両フェスともチケットの売り上げが、けっこう良いって話を聞いているんですけど、今後、5年後10年後、どうなって欲しいですか?

高崎:やっぱり、コーチェラとかグラストンベリー(イギリス)とか発表して、その時点でパンって完売するじゃないですか。フジとかもそういう感じで早割だけで完売ですっていう形になってほしいなと思っていて。逆にそれができるとなると、もっと大きいブッキングとか、普通は呼べないけど、これ呼んじゃおうっていうのも、いろんな方向からできると思っているので、そういう状況になって欲しいなと思っていますね。


■ 前売りの状況

ジョージ:年にもよると思いますけど、前売りでけっこう良いところまで行く時ってあるんですか?

高崎:毎年、どの日かは完売になるんですけど、全体で3日間っていうのがなかなかないので、そういうところまでいきたいなと思ってますね。

ジョージ:グラストンベリーって、さっきおっしゃっていたように、発表の段階で売り切れるようになって、そういう発表の段階で売り切れるっていうのはどういう意味を持っているんですか?信頼とか?

高崎:全部でしょうね。もちろん、良いラインナップを出してくれるんでしょ?っていって、それに答えているから、毎年毎年売れるのであって。やっぱり蓋を開けたら全然違うっていうのだったら、それこそ信頼度も下がって売れなくなっちゃうし。

平山:フジもサマソニでも どっちが欠けても日本の洋楽シーンってつまらなくなってしまうと思うんですよ。だから、当然、今までもそうですけど、お互いリスペクトしている部分もあるし、それを続けることっていうのは、洋楽をみんなで盛り上げて行くひとつのポイントなのかなっていう風には思っていますね。

高崎:そうですね。もちろんライバルではあるけれど、それ以上に逆にこの2つがうまく共存していかないと、他のフェス、海外に行っちゃうので。良いアーティスト、今年の旬のアーティストはまとめないと。旬なアーティストが両フェスに行けば観られるっていうのがあるので。それがもっとダメになってくると「あれ?旬なアーティスト、アメリカでやってるよ」っていっぱい出てきちゃうと、下がってきちゃう。


■ リスナーから

ジョージ:メッセージも来ています。「フジロックがマイブラ(My Bloody Valentine)ならサマソニがザ・バーブ(The Verve)だった再結成。2018年印象に残っています」。再結成系って特にぐわ〜ってくるんじゃないですか?もしかしたら二度と見ることはないかなって思っていて。

高崎:The Stone Rosesの反応すごかったですね、うちだと。

平山:本当にサマソニの初期の頃ですけど、Guns 'N' Rosesが出た時とかはすごい話題になりましたよね。

ジョージ:ガンズの時、何を覚えてます?

平山:なんかちょっと事件みたいな感じで伝わったというか。「あのガンズがくるの!?」みたいな感じで。

ジョージ:バックステージの空気はどうだったんですか?

平山:僕、ちょっとそっちのステージは覚えてないですけど、相当ピリッとしていたはずです。

ジョージ:フジのThe Stone Rosesはどうだったんですか?

高崎:ごめんなさい、僕もバックステージとかわからないですけど、ただ、海外から「やるから」っていうニュースがきたときに「本当にやるんだ」って、いちファンとして鳥肌が立ちましたね。

ジョージ:「せっかくの出会い、これも縁だと思いますので、クリエイティブマンさんとSMASHさん合同の音楽フェスをやって欲しいです」。そこに俺たちも間に入って、クリマンとSMASHと一緒に・・・

2人:なんか飲みの席では話していたりしますけどね。

高崎:これとこれ組んだら洋楽すごいよね〜とか。

平山:夢が広がりますよね。


■ 今後の取り組み

ジョージ:OKって言って〜(笑)今後、呼びたいヘッドライナーのアーティストって誰ですか?

高崎:僕、初来日でEd Sheeran、500人でUNITでやっていて、そこからの流れで、フジも1回出てもらったんですよ。その時は昼2番目くらいで正直、全然まだ人がいなくて。終わったあとのOwl Cityの方が入っていたんですよ。悔しいな〜と思っていて。「いつかEd Sheeranはヘッドライナーで呼びたいな」って思ってますね。

ジョージ:それが来年なのか、再来年なのかどっかのタイミングで。

高崎:はい。心の中ではいつも思っています。

平山:サマソニって、けっこう旬な新人をいち早く呼んでいるのが特徴なんですけど、去年のサマソニにも出ていたBillie Eilish。今すごいじゃないですか?ティーンエイジャーの間ではニューヒロインみたいな感じで、ポップアイコン。2020年代に入っているわけなので、新世代のアーティストっていうのをヘッドライナーにしたらすごいんじゃないかなと思っています。

ジョージ:うちの娘が大好きで、Billie Eilish知ってる?って聞いたら、「なに言ってるの父ちゃん、2年前に聞かせたら、父ちゃんダメ出ししたじゃん」って(笑)色々メッセージも来ていて「トム・ウェイツ呼びましょうよ!」とかね。

高崎:トム・ウェイツね・・・来てくれないんですよ!オファーはしたことありますよ。・・・なんですけども、タイミングが合わず。

平山:トム・ウェイツ観たいです!観たい!観たい!

ジョージ:「SMASHやクリマンだけじゃなく、レコードレーベルも洋楽を盛り上げて欲しいですね」って、色々メッセージも届きました。今日は本当にありがとうございました!

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【番組情報】

Ready Steady George!!

放送日時: 月~金曜 1pm - 4pm

DJs: George Williams, Shaula

メール: rsg@interfm.jp

ハッシュタグ: #ジョージとシャウラ