【2025年7月26日】最新海外FX投資ニュース

おはようございます!FX編集部の田中です💕

今朝も新鮮な市場情報をお届けします。昨日(7月26日)の市場は日米関税交渉の合意内容が明らかになり、投資家の間で様々な反応がありました。

株式市場は利益確定の売りが出る一方、債券市場では日銀の早期利上げ観測から長期金利が上昇。為替市場ではドル円が147円台と円安傾向が続いています。今日も重要ニュースをピックアップしてご紹介しますね!

目次

日米関税交渉が合意、相互関税率15%に引き下げへ

トランプ米政権と日本政府が関税交渉で合意し、日本からの輸入品に適用する予定だった25%の相互関税を15%に引き下げることとなりました。

日米両政府は23日に関税交渉の合意内容を発表しました。米国が当初予定していた日本からの輸入品に対する25%の相互関税率を15%に引き下げることで合意したのです。合意内容には、経済安全保障や国家安全保障、エネルギーの信頼性などの分野での連携が含まれています。

注目すべき点は、トランプ大統領と日本政府で発信内容に食い違いがあることです。トランプ大統領は「日本からの5500億ドル(約80兆円)の投資」を成果として強調している一方、日本政府は「関税より投資」であるとし、農産品を含め日本側の関税引き下げは合意に含まれていないと説明しています。

投資家の皆さんにとっては、この「5500億ドル」の実体が何なのか、今後の詳細発表にも注目していく必要がありそうですね。

東証3日ぶり反落、日経平均は370円安の4万1456円

東京株式市場で日経平均株価は前日までの急伸の反動で利益確定売りが優勢となり、3日ぶりに反落しました。

25日の東京株式市場では、日経平均株価が3日ぶりに反落し、終値は前日比370円11銭(0.88%)安の4万1456円23銭となりました。前日までに急上昇した反動で、利益確定の売りが広がったことが主な要因です。

特に注目されたのは信越化学の動きです。決算発表後に大幅下落し、日経平均を81円以上押し下げる要因となりました。東証株価指数(TOPIX)も25.69ポイント下落して2951.86となり、市場全体に調整ムードが広がりました

最近の株価上昇で含み益を持つ投資家の皆さんは、利益確定のタイミングを検討されているかもしれませんね。相場の過熱感には一度「待った」がかかった形ですが、来週の重要イベントを前に今後の動向が注目されます。

長期金利、一時1.605%に上昇 日銀の早期利上げ観測で

長期金利の指標となる10年物国債利回りが一時1.605%まで上昇し、約17年ぶりの高水準を記録しました。

25日の国内債券市場では、長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが一時前日比0.01%高い1.605%まで上昇しました。これは2008年10月以来、約17年ぶりの高水準です。

この上昇の背景には、日米関税交渉の合意を受けて、日本銀行が年内に追加利上げに踏み切る環境が整う可能性があるとの見方が強まったことがあります。また、参議院選挙で与党が過半数を割り込んだことによる財政規律への懸念も金利上昇の一因とされています。

住宅ローンをお持ちの方や、これから借り入れを検討されている方は、金利上昇トレンドにご注意いただくと良いかもしれませんね。

円相場、対ドルで147円台に下落 米経済指標の堅調さを背景に

ドル円相場は米経済の堅調さを背景に、147円台前半まで円安・ドル高が進みました。

25日の為替市場では、円相場がドルに対して下落し、午後のニューヨーク市場では1ドル=147円65~75銭で取引を終えました。前日比で70銭の円安・ドル高となっています。

この動きの背景には、米国の堅調な経済指標を受けた金利上昇や、日米関税交渉の進展期待からドル買いが優位となったことが挙げられます。一方で、午前中には日銀の早期利上げ観測から一時円買いも見られましたが、その後は企業などからのドル実需買いもあり、円安方向に推移しました。

海外旅行を計画されている方や、外貨建て資産をお持ちの投資家の皆さんにとっては、目が離せない展開となっていますね。

原油先物WTI、65ドル台に下落 委内瑞拉の増産可能性に懸念

原油先物価格が下落し、WTIは1.32%安の65.16ドルで取引を終えました。

25日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は売りが優勢となり、西テキサス中質油(WTI)9月限は前日比0.87ドル(1.32%)安の1バレル=65.16ドルで取引を終えました。週間では1.35%の下落となっています。

この下落の背景には、委内瑞拉の増産可能性への懸念や、米国の関税交渉が主要貿易相手国と期限内に合意できるかどうかへの不安があるとされています。

ガソリン価格が気になるドライバーの皆さんには朗報かもしれませんが、エネルギー関連銘柄への投資をされている方は注視が必要ですね。

今後の注目ポイント

来週は金融市場にとって非常に重要な一週間となります。

  1. FOMC(米連邦公開市場委員会): 7月29-30日に開催され、政策金利の据え置きが予想されていますが、今後の利下げ見通しに関するパウエル議長の発言が注目されます。
  2. 日銀金融政策決定会合: 7月30-31日に開催され、利上げの可能性や、日米関税交渉合意後の経済見通しについての植田総裁の発言に市場の注目が集まるでしょう。
  3. 米国と欧州連合(EU)の関税交渉: 来週期限を迎える交渉の行方も、市場のリスクセンチメントに大きく影響します。

編集部からのコメント

今週の市場は日米関税交渉の合意で一時的に安堵感が広がったものの、すぐに「合意内容の詳細は?」という疑問が浮上し、市場は再び神経質な展開となりました。

来週は米FOMCと日銀の金融政策決定会合という大型イベントが控えています。現在の市場では「利下げ」と「利上げ」という正反対の政策が注目されているという興味深い状況です。相場が急変する可能性もありますので、投資判断は慎重に行いたいところです。

最後までお読みいただきありがとうございます!来週も重要イベントが目白押しですので、しっかりとマーケット情報をチェックしていきましょう。また月曜日の朝にお会いしましょう✨

FX編集部 田中

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