皆さん、おはようございます!本日8月11日(月)は日本が山の日の祝日ということで、東京市場はお休みでしたね。そのため海外市場の動向が特に重要になった一日でした。為替相場は比較的落ち着いた動きでしたが、今週は重要なイベントが目白押しです!
本日の重要ニュース
オーストラリア中央銀行、明日25bp利下げ予想
オーストラリア準備銀行(RBA)は明日8月12日13:30(日本時間)の政策会合で、政策金利を現在の3.85%から3.60%へ25ベーシスポイント引き下げると市場では広く予想されています。これは2025年に入って3回目の利下げとなります。
背景には経済成長の鈍化とインフレ率の低下があり、特に4-6月期のインフレ率鈍化を受けて追加緩和に踏み切る見通しです。同時にブロックRBA総裁の記者会見(14:30)も予定されており、今後の利下げペースについての発言が注目されます。
豪ドル円は一時的に売り圧力を受ける可能性がありますが、慎重な利下げペースが示されれば下支えされる可能性もあります。
米露首脳会談、8月15日アラスカで開催決定
これは2021年6月以来4年ぶりの米露首脳会談となり、ウクライナ侵略後では初めての開催です。会談の主要議題はウクライナでの戦闘終結に向けた交渉となる見込みです。
バンス副大統領は、まず米露2者会談を行い、その後ゼレンスキー・ウクライナ大統領を含む3者会談の実施も検討していると表明しました。市場では地政学的リスクの緩和期待が高まっており、原油価格には下押し圧力がかかる可能性があります。
米7月消費者物価指数、明日発表で注目
8月12日21:30(日本時間)に発表される米7月消費者物価指数(CPI)は、総合指数が前年比2.7%上昇、コア指数(食品・エネルギー除く)が前月比0.3%上昇(前月0.2%)と予想されています。
関税引き上げによる価格転嫁の影響でインフレ率の再加速が懸念されており、この結果はFRBの9月利下げ観測に大きな影響を与える可能性があります。予想より高い結果であればドル高・株安、予想より低ければドル安・株高の展開が予想されます。
国内債券市場で長期金利小幅低下
11日午前の国内債券市場では、新発10年債利回りが前日比0.005%低い1.465%となりました。世界銀行が世界経済の成長率見通しを下方修正したことが債券買い(金利低下)要因となりました。
ただし、超長期債には一部売りも見られており、市場参加者の見方は分かれている状況です。
今後の注目ポイント
今週は重要なイベントが集中しています!
8月12日(火)
- オーストラリアRBA政策金利発表(13:30)
- 米7月消費者物価指数(21:30)
8月14日(木)
- 英国第2四半期GDP速報値
- 米生産者物価指数(PPI)
8月15日(金)
- 米露首脳会談
- 日本第2四半期GDP速報値
- 米小売売上高
特に明日のCPI発表は、FRBの金融政策に直結する重要指標ですので、しっかりとチェックしておきましょう。
編集部からのコメント
今日は東京市場がお休みということで、比較的静かな一日でしたが、明日からは重要なイベントが続きます。特に米CPIの結果次第では、為替相場が大きく動く可能性があります。
また、15日の米露首脳会談は地政学的リスクの転換点となる可能性があり、エネルギー関連銘柄や安全資産の動向にも注意が必要です。投資判断は慎重に行い、リスク管理を徹底していきましょう。
それでは、今週も一緒に頑張りましょう!
明日は重要指標の発表が予定されていますので、市場の動きを注意深く見守りたいと思います。何かご質問がございましたら、いつでもお声かけくださいね。
FX編集部 田中








