皆さま、おはようございます。FX編集部の田中です☀️
昨日の海外市場は、まさに「波乱万丈」という言葉がぴったりの展開でした。トランプ大統領によるFRB理事解任表明から始まり、中央銀行の独立性を巡る懸念で一時的にドル全面安となりましたが、その後は持ち直しの動きも見られました。
それでは、昨日の重要なニュースを詳しく見ていきましょう!
昨日の重要ニュース
【最重要】FRB理事解任表明でドル一時急落
トランプ大統領が25日、FRBのリサ・クック理事の解任を表明いたしました。これは米国史上初のFRB理事解任となります。
住宅ローン不正疑惑を理由としていますが、市場では中央銀行の独立性に対する懸念が広がりました。この発表を受けて、ドル円は一時147.720円から147.098円まで急落。まさに「市場の信頼」がいかに大切かを実感させられる出来事でした。
クック理事は「法的根拠がない」として反発しており、今後は法廷闘争に発展する可能性があります。投資家の皆さまには、この問題が長期化する可能性も念頭に置いていただければと思います。
【重要】日本の長期金利が17年ぶり高水準を更新
昨日の国内債券市場では、新発10年国債利回りが1.625%まで上昇いたしました。これは2008年10月以来、実に17年ぶりの高水準です。
日銀の利上げ観測に加えて、政府の財政拡張政策への懸念が背景にあります。金利上昇は住宅ローンなど私たちの生活にも影響してくる可能性がありますので、注意深く見守っていく必要がありますね。
【注目】エヌビディア決算への期待高まる
AI関連株の代表格であるエヌビディアの決算発表が、日本時間の今夜に予定されています。市場予想では5-7月期の売上高が53%増収となる見込みです。
オプション市場では約6%の株価変動を織り込んでおり、世界の半導体関連株への影響も予想されます。日本の半導体関連銘柄にお投資されている方は、ぜひ注目していただきたいイベントです。
【経済指標】豪州CPIが予想上回り、利下げ観測後退
オーストラリアの7月消費者物価指数が市場予想を大幅に上回る結果となりました。電気料金上昇が主因とはいえ、コアインフレ指標も加速しており、豪ドルにとっては支援材料となっています。
豪ドル投資をされている方には、RBAの金融政策スタンスの変化として注目すべきニュースです。
【市場要因】月末要因でドル円に上昇圧力
昨日は8月の月末スポット応当日(29日決済)にあたり、企業の決済に伴う実需フローが活発化いたしました。こうした技術的要因も、短期的な相場変動には重要な影響を与えますので、覚えておいていただければと思います。
今後の注目ポイント
- 9月17日: 次回FOMC会合(FRB理事解任問題の影響に注目)
- 9月19日: 日銀金融政策決定会合(利上げ観測の行方)
- 今夜: エヌビディア決算発表(AI関連株への影響)
- 8月29日: 8月最終営業日(月末フロー完了)
編集部からのコメント
昨日の市場は、政治と金融政策の複雑な関係を改めて考えさせられる一日でした。
特にFRB理事解任問題は、単なる人事問題を超えて、中央銀行制度の根幹に関わる問題です。投資家の皆さまには、短期的な相場変動だけでなく、長期的な金融システムへの影響も考慮していただければと思います。
一方で、日本の長期金利上昇は、長らく続いた超低金利環境からの転換点を示唆している可能性があります。金利動向は為替相場にも大きな影響を与えますので、引き続き注意深く監視してまいります。
本日もお疲れさまでした!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
市場は常に変化しており、一つのニュースが大きな波を作ることもあります。皆さまの投資判断のお役に立てるよう、これからも正確で分かりやすい情報をお届けしてまいります。
明日の更新もお楽しみに!✨
FX編集部 田中








