おはようございます!FX編集部の田中です☀️
9月2日(月)のレーバーデー休場明けとなった昨日の海外市場は、英国の財政問題を発端とした大きな動きが見られました。ポンドの急落をきっかけにドル全般が強含み、金価格は史上最高値を更新するなど、注目すべきニュースが盛りだくさんでした。
それでは、昨日の重要なニュースを重要度順にお伝えいたします📊
英ポンド急落で市場に激震!財政懸念が深刻化
ロンドン時間の序盤から、英長期債利回りが急上昇し、英国財政の持続可能性に対する市場の懸念が一気に表面化いたしました。この動きを受けて、ポンドドルは約91ポイント(約0.67%)という大幅な下落を記録。
この影響は他の通貨ペアにも波及し、ドル円は148.53まで上昇、ユーロドルも1.1671まで下落する展開となりました。また、米10年債利回りも4.24%から4.27%台へと上昇しており、債券市場全体に影響を与えています。
英国の財政問題は今後も市場の重要な注目点となりそうですね。
日銀副総裁発言も円安は止まらず
氷見野日銀副総裁が「関税の影響が顕在化しなければ利上げ方向に働く要因」との発言を行いましたが、市場では日銀の早期追加利上げ観測は高まっていない状況です。
実際に、ドル円は147円台後半から一時148.53レベルまで上昇し、円安の流れが継続しています。一方で、日本の長期金利は1.595%まで低下しており、10年債入札が好調だったことも影響しています。
9月18-19日の金融政策決定会合までは、この水準での推移が続く可能性が高そうです。
金価格が史上最高値を連日更新!
安全資産としての金への需要が高まり、ニューヨーク先物とロンドン現物価格がそろって最高値を更新いたしました。政治的・経済的不安の広がりと低金利環境を背景に、投資家の資金が金市場に流入しています。
国内でも田中貴金属工業の小売価格が1グラム1万8123円まで上昇(前日比314円高)と、初めて1万8000円台を突破しました。
専門家の中には「3600ドルまで上昇する可能性がある」との見方もあり、今後の動向に注目が集まっています。
米ISM製造業指数への期待と懸念
前月7月は48.0と、好悪判断の境となる50を6カ月連続で下回る厳しい結果でした。今回は市場予想49.0と若干の改善が期待されていますが、依然として50を下回る水準です。
関税引き上げが製造業の重石となっている状況が続いており、製造業の本格的な回復にはもう少し時間がかかりそうです。この結果次第では、ドル円の方向感にも影響を与える可能性があります。
自民党内の政治リスクにも要注意
自民党の両院議員総会で「解党的出直し」を明記した参院選総括が発表される予定です。森山幹事長の辞任が石破首相の続投方針に負の連鎖を生じさせる可能性があり、政治的な不安定要因として市場が注視しています。
政治リスクは円安要因の一つとしても機能する可能性があり、今後の展開に注意が必要です。
今後の注目ポイント
- 9月5日(木): 米雇用統計の発表
- 9月18-19日: 日銀金融政策決定会合
- 今週: ECB要人発言とユーロ圏経済指標
- 英国: 財政政策への対応と市場の反応
- 金価格: 3600ドル到達の可能性
編集部からのコメント
昨日は英国発の市場の動揺が印象的でした。財政問題は一度市場が疑念を抱くと、なかなか払拭するのが難しいものです。投資家の皆様には、リスク管理を徹底していただければと思います。
また、金価格の上昇は継続していますが、過度な楽観視は禁物です。適切なポジションサイズでの取引を心がけましょう。
本日も安全で収益性の高い取引をお楽しみください✨
それでは、本日も良い一日をお過ごしください!
FX編集部 田中








