FX編集部の田中です。今朝もお疲れ様です☕
昨日(10月2日)の海外市場は、米政府機関の一部閉鎖が続く中でも株式市場が堅調に推移し、主要3指数がそろって最高値を更新する展開となりました。一方で、原油市場ではOPECプラスの増産観測が重しとなり、大幅な下落が続いています。それでは、注目のニュースを見ていきましょう。
米株式市場、主要3指数がそろって史上最高値を更新
ダウ工業株30種平均は前日比78.62ドル高の46,519.72ドル、S&P500指数とナスダック総合指数も続伸し、それぞれ史上最高値を更新いたしました。政府機関の一部閉鎖が2日目となる中、市場は追加利下げ期待を背景とした買いが優勢となっております。
特にAI関連銘柄の上昇が目立ち、キャタピラーが2.0%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。投資家の皆さまにとっては、政府閉鎖というネガティブ材料があっても、金融緩和期待が市場心理を支えている状況と言えるでしょう。
原油価格が4ヶ月ぶり安値、OPECプラス増産観測で大幅下落
WTI原油先物価格は前日比1.127ドル安の60.924ドルで終了し、6月初旬以来の安値水準まで下落いたしました。市场关注的焦点は、10月5日に開催予定のOPECプラス会合で、有志8カ国が11月から最大で日量50万バレルの増産を行うとの観測が広がっていることです。
エネルギー関連の投資をされている方には厳しい展開が続いておりますが、一方でガソリン価格の下落は家計には朗報とも言えます。今週末の会合結果が今後の原油価格動向を大きく左右しそうです。
ドル円147円台で推移、日銀総裁発言への注目高まる
ドル円は東京時間の朝方に146.60円付近まで下落する場面もありましたが、米長期金利の低下が一服すると反発し、147円台を回復いたしました。現在の注文状況を見ますと、主に円高の範囲で買い注文が確認できる一方、売り注文は現在値付近に集中している状況です。
本日午前10時からの植田日銀総裁の大阪での講演は、10月29-30日の金融政策決定会合での利上げ判断を占う重要なイベントとなります。金利市場では現在、10月利上げの確率を6割強で織り込んでおり、総裁の発言次第では相場が大きく動く可能性があります。
米政府機関閉鎖で雇用統計発表が延期、経済指標に混乱
労働省労働統計局(BLS)の業務停止により、注目度の高い9月雇用統計の発表が延期となりました。さらに、10月15日発表予定の消費者物価指数(CPI)や16日の小売売上高なども影響を受ける可能性があります。
これは投資判断を行う上で非常に重要な問題です。経済指標の発表遅延により、FRBが適切な金融政策を実施するためのデータが不足し、市場の不透明感が一層高まる恐れがあります。政府閉鎖の早期解決が期待されるところです。
今後の注目ポイント
- 10月3日: 植田日銀総裁の大阪での講演・記者会見(10月利上げの手がかり)
- 10月4日: 自民党総裁選の投開票(日本の政治・経済政策への影響)
- 10月5日: OPECプラス会合(原油増産決定の可能性)
- 米政府機関閉鎖の動向: 経済統計発表への影響継続
編集部からのコメント
昨日の市場を見ていますと、政府閉鎖という大きなリスク要因があるにもかかわらず、株式市場が最高値を更新するという興味深い展開となりました。これは投資家が短期的な政治的混乱よりも、長期的な金融緩和政策に注目していることの表れかもしれません。
一方で、経済統計の発表遅延は今後の投資判断に大きな影響を与える可能性があります。特にFXトレーダーの皆さまにとっては、雇用統計やCPIといった重要指標が見えない状況での取引となりますので、いつも以上にリスク管理を慎重に行っていただければと思います。
本日も良い一日をお過ごしください!
今日は日銀総裁の発言や自民党総裁選など、国内外で重要なイベントが目白押しです。相場の変動にはくれぐれもお気をつけて、安全なトレードを心がけてくださいね。
それでは、また明日の朝にお会いしましょう♪
FX編集部 田中
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