【2026年1月3日】最新海外FX投資ニュース

目次

おはようございます!

FX編集部の田中です。2026年最初の市場レポートをお届けします。

昨日1月2日は、米国市場が2026年の取引を開始し、NYダウが319ドル高と5営業日ぶりに反発する好調なスタートとなりました。日本市場は正月三が日のため本日も休場ですが、欧米市場では年始から活発な動きが見られています

前日(1月2日)の市場概況

  • NYダウ:48,382.39ドル(+319.10ドル、+0.7%)
  • S&P500:6,858.47(+12.97、+0.2%)
  • ナスダック:23,235.63(-6.36、-0.03%)
  • ドル円:156円台後半で推移
  • ユーロドル:1.17台で小動き
  • 米10年債利回り:4.15%台

年末の利益確定売りから一転、AI半導体株が買われる展開となりました。それでは、本日注目すべき海外ニュースを詳しくお伝えしていきます。


本日の重要ニュース

米国株、ダウ319ドル高で2026年をスタート!AI期待継続も上値の重さも意識

米国株式市場は年末の下落から反転し、NYダウが319ドル高で年初取引を開始、エヌビディアなどAI半導体株が上昇を牽引しましたが、ナスダックは小幅安となりました。

詳細解説

2026年最初の取引となった1月2日のニューヨーク株式市場では、ダウ工業株30種平均が前営業日比319.10ドル(0.7%)高の48,382.39ドルで取引を終え、5営業日ぶりの反発となりました。S&P500指数も12.97ポイント上昇し6,858.47で終了しています。

上昇の牽引役はやはりAI関連株でした。エヌビディア(NVDA)やインテル(INTC)などの半導体銘柄に買いが集まり、人工知能への投資熱が2026年も継続していることを印象付ける展開となりました。

注目すべきポイントとして、2025年の米国株は3年連続の2桁上昇を達成しており、ダウ平均が12.9%上昇、S&P500が約17%上昇という好成績で年を終えています。米ファクトセット集計のアナリスト予想では、S&P500全体の1株利益は2026年通年で2025年比15%増が見込まれており、企業収益の拡大期待が株価を下支えしている状況です。

ただし、前週までの4日間でダウは667ドル下落していたこともあり、今回の上昇は利益確定売りからの買い戻しという側面もあります。主要金融機関の2026年末S&P500予想平均は7,629で、現在の水準から約11.4%の上昇余地を見込んでいますが、既に高値圏にあることも事実です。

投資家の皆様へ
年初の好調なスタートは期待が持てますが、バリュエーション(株価の割高度)への警戒も必要な水準です。AI関連企業の第1四半期決算に注目しましょう。


ドル円156円台で堅調推移も、157円の壁は厚い…日米金利差との相関に変化も

日本市場が正月休場の中、ドル円は156円台後半で推移し、一時157円を試すも上抜けできず、日銀利上げとFRB利下げにもかかわらず円が買い戻されていない状況が続いています。

詳細解説

1月2日のニューヨーク外国為替市場で、ドル円は156円台での上下動に終始しました。ロンドン時間には一時157.00円まで上昇する場面があったものの、ニューヨーク時間に入ると伸び悩み、結局156円台後半で取引を終えています。

興味深いのは、市場アナリストが「ドル円の値動きは利回り格差との関係が短期的に崩れている」と指摘している点です。通常、日米金利差が縮小すれば円高に振れるはずですが、12月の日銀利上げとFRBの利下げにもかかわらず、円は買い戻されていません。

背景には以下の要因があります:

  • FRB:先日のFOMC議事録で1月の利下げ見送りの可能性を示唆
  • 日銀:今年半ばまで再利上げする可能性が低いとの見方
  • ドル円の位置:21日移動平均線は156円台前半で、下値は堅い一方、157円が抵抗線

東京市場では、顧客筋のドル買い注文が156円台前半以下に厚く入っているため、下値は限定的でした。ユーロ円は183.03円から184.29円、ユーロドルは1.1746から1.1762ドルで推移しています。

市場関係者の見方としては、「年初の円は下落しやすい状況にあり、当面は155-157円のレンジ内での推移が続く可能性が高い」との指摘が出ています。次に上下どちらかにブレイクするきっかけとしては、来週の米雇用統計が最も有力視されています

トレーダーの皆様へ
薄商い環境が続きますので、突発的な値動きに巻き込まれないよう、ポジションサイズの調整とストップロス設定をお勧めします。


金価格が4,300ドル台で史上最高値更新!ゴールドマンは年末4,900ドル予想

金相場は2025年に約65%上昇し4,300ドル台で年を終え、ゴールドマン・サックスは2026年末に4,900ドル到達を予想、8年連続上昇の可能性が高まっています。

詳細解説

NY金先物相場は2026年1月2日時点で1トロイオンスあたり4,300ドル台後半で推移し、2025年の年間上昇率は約65%という驚異的な数字を記録しました。これは40年以上ぶりの最高の年間パフォーマンスとなります。

ゴールドマン・サックスは、2026年12月までに金価格が14%上昇し4,900ドルに達するとの予想を発表しました(従来予想は4,300ドルから引き上げ)。これが実現すれば、金相場は8年連続の上昇となります。

金価格上昇の主な要因は以下の通りです:

  1. 各国中央銀行の金購入継続:モルガンの分析では、2026年の各国中銀による金購入量は年間750-760トンに達する見込み
  2. 地政学リスクの高まり:中国の台湾周辺での軍事訓練、中東情勢の不安定化
  3. インフレヘッジ需要:FRBの利下げペース鈍化でも、長期的なインフレ懸念は継続
  4. 米ドル安期待:FRBの段階的利下げによるドル安が金価格を押し上げ

特に注目すべきは、原油価格が下落する中で金価格が上昇しているという対照的な展開です。これは金が「安全資産」としての性格を強めていることを示しています。

一方で、金ETF(上場投資信託)への資金流入が急増しており、投機的な過熱感を指摘する声もあります。既に高値圏にあることを考慮すると、短期的な調整局面には注意が必要でしょう。

投資戦略のヒント
不確実性の高い2026年において、金は分散投資の重要な選択肢となります。ただし、一括投資ではなく積立投資を検討するのも賢明な判断かもしれません。


原油価格、供給過剰で2026年も下落圧力継続 – WTI平均52ドル予想

ゴールドマン・サックスは世界的な増産により日量200万バレルの供給過剰を予想し、2026年のWTI原油平均価格を52ドルと予測、5年ぶりの大幅下落が継続する見通しです。

詳細解説

NY原油先物(WTI)2月限は1月2日、前日比0.10ドル安(-0.17%)の57.32ドルで取引を終えました。ゴールドマン・サックスの分析によると、世界的な大幅増産により日量約200万バレルの供給過剰状態になるため、2026年の原油相場は下落圧力が続くとのことです。

具体的な価格予想は以下の通りです:

  • 2026年ブレント原油平均価格:1バレル=56ドル
  • 2026年WTI原油平均価格:1バレル=52ドル

現在WTI原油は57ドル前後で推移していますが、2025年の年間下落率は5年ぶりの大きさとなる見通しです。米EIA(エネルギー情報局)の短期エネルギー見通しでは、2026年の世界の石油生産は平均で日量1.07億バレルと予想され、需要を上回る供給が続く見込みです。

原油価格下落の主な要因

  • 供給過剰:OPEC+の増産と米国シェールオイル増産
  • ドル高:FRBの利下げペース鈍化によるドル高が、ドル建て原油価格の重石に
  • 需要の伸び鈍化:世界経済成長の減速懸念

市場への影響としては、原油価格の下落はインフレ抑制にプラスに働く一方、産油国経済や石油関連企業の収益には逆風となります。ただし、航空会社や運輸業界など燃料コストの負担が軽減される業種にはプラス材料です。


中国の台湾周辺軍事訓練が為替市場のリスク要因に – 人民元は元高圏へ

年末年始に中国が台湾周辺で軍事訓練を実施し、為替市場では局所的なリスク要因となったものの、人民元は対ドルで元高に振れ、為替市場全体への影響は限定的でした。

詳細解説

12月30日の東京市場では、中国の台湾周辺での軍事訓練を背景とした地政学リスクの高まりが意識され、ドル円は一時156.34円まで上昇する場面がありました。しかし、その後はドル全般の売りに押され156.01円まで反落しています。

注目すべきは人民元の動きです。中国人民銀行の対ドル中心レート設定後にドル売り・元買いが加速し、ドル人民元は6.9928元と2023年5月以来の元高水準を記録しました。これは市場が中国当局の元安抑制姿勢を意識した動きと見られています。

台湾情勢を巡る最近の動向:

  • 中国が台湾周辺で軍事演習を実施(年末年始)
  • 台湾の頼清徳政権は2033年までに国防予算400億ドル増額を発表
  • 米国防総省の報告書は「2027年が臨界点」と指摘

商品相場では、金や銀などの安全資産に資金流入が見られ、豪ドルが神経質な動きを見せました。ただし、為替市場全体への影響は一時的なもので、欧米市場では比較的落ち着いた展開となっています。

今後も台湾海峡での軍事的緊張の高まりには注意が必要ですが、現時点では市場に与える影響は限定的と見られています。


今後の注目ポイント

2026年年始の市場で特に注目すべきイベントをまとめました。

1月10日(金):米雇用統計

非農業部門雇用者数と失業率の発表があります。11月の失業率は4.6%に悪化しており、労働市場の動向がFRBの政策を左右します。ドル円のレンジブレイクのきっかけになる可能性が高く、要注目です。

1月23-24日:日銀金融政策決定会合

追加利上げ(0.75%→1.0%)の可能性に注目が集まります。市場は100%織り込んでいますが、植田総裁の会見内容次第で為替相場が大きく動く可能性があります。30年ぶりの利上げサイクルがどこまで続くのか、今年最大のテーマの一つです。

1月28-29日:FOMC(米連邦公開市場委員会)

FRBの利下げペースと経済見通しが焦点です。労働市場の悪化がどこまで政策に反映されるかがカギとなります。市場は年2回の利下げを織り込んでいますが、FRBの見通しは年1回と乖離があります。

その他の注目イベント

  • 1月30日:米国つなぎ予算期限(政府機関閉鎖リスク)
  • 2月以降:米雇用統計(毎月第1金曜日)
  • 5月:パウエルFRB議長の任期満了(後任人事に注目)

編集部からのコメント

2026年は、日米の金融政策が正反対の方向を向くという、非常に興味深い年になりそうです。

日本では30年ぶりの利上げサイクルが始まり、「ゼロ金利の国」というイメージが徐々に変わろうとしています。一方、米国ではインフレとの戦いが一段落し、利下げ局面に入っています。この金利差の縮小が、長年続いた円安トレンドの転換点となるのか、それとも一時的な調整に留まるのか、2026年の大きなテーマとなるでしょう。

個人的には、1月の動きが年間のトレンドを決定づけるという市場のアノマリーを意識しています。2025年も年初のドル高から始まり、4月の関税発表で一気に円高へ転換しました。今年はどんな展開が待っているのでしょうか。

また、AI関連株への期待は依然として高いものの、バリュエーション(株価の割高・割安度)の面では慎重な見方も出始めています。「期待先行」から「実績重視」へと市場の視点が変わる可能性にも注意が必要です。

トレーダーの皆様には、薄商いの年始相場で無理なポジションを取らず、主要な経済イベントを待って戦略を立てることをお勧めします。特に1月下旬の日銀会合とFOMCは、2026年の相場の方向性を決める重要な分岐点となるはずです。

金価格の史上最高値更新や原油価格の下落など、商品市場でも明暗が分かれています。ポートフォリオの分散という観点からも、金を組み入れることを検討する良いタイミングかもしれませんね。


締めの挨拶

2026年最初のマーケットレポート、いかがでしたでしょうか。

新年早々、市場は活発に動き出しており、投資家の皆様にとって刺激的な1年の始まりとなりそうです。日本市場は本日も休場ですが、来週月曜日(1月5日)からいよいよ本格的な取引が始まります。

年始は相場が荒れやすい時期でもありますので、焦らず、じっくりと市場の動向を見極めていきましょう。私も引き続き、皆様の投資判断に役立つ情報を分かりやすくお届けできるよう努めてまいります。

本日も、皆様にとって良い一日となりますように。次回の更新は1月6日(月)10:00を予定しております。それでは、良い週末をお過ごしください!


【免責事項】
本レポートは情報提供を目的としており、投資勧誘を意図したものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。為替取引にはリスクが伴いますので、十分にご理解の上でお取引ください。

【情報ソース】
日本経済新聞、ロイター、ブルームバーグ、みんかぶFX、外為どっとコム、ゴールドマン・サックス、米EIA、各種市場関係者コメント


FX編集部 田中

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