おはようございます!FX編集部の田中です
新年あけましておめでとうございます。2026年最初の取引日となった週末から本日にかけて、国際情勢が大きく動きました。皆様、年末年始はゆっくり過ごせましたでしょうか。
本日は大発会ということで、日本市場も動き出しましたね。さて、週末から今朝にかけての海外市場では、トランプ政権による予想外の軍事行動が市場を揺さぶる展開となりました。金価格の急騰、日経平均の大幅高など、年初から波乱含みのスタートです。
それでは、重要なニュースから順に見ていきましょう。
本日の重要ニュース
【最重要】米国がベネズエラに軍事攻撃、マドゥロ大統領を拘束
週末に大きなニュースが飛び込んできました。トランプ米大統領が1月3日未明(現地時間)、南米ベネズエラに対して大規模な軍事作戦を実施し、マドゥロ大統領夫妻を拘束したことを発表しました。
詳細な経緯
- 米特殊部隊がベネズエラの首都カラカスでマドゥロ大統領を自宅で拘束
- 夫妻をニューヨーク郊外の空軍基地に移送し、5日には収監
- トランプ大統領は「完璧な作戦だった」と強調し、米兵の犠牲者はゼロと発表
- さらに「我々がベネズエラを運営する」と発言し、再攻撃の可能性も示唆
市場への影響 この地政学リスクの高まりを受けて、市場では明暗が分かれる動きとなりました。
- 金市場:安全資産としての買いが集中し、金現物価格は1.5%上昇して1オンス=4,395.35ドルと、1週間超ぶりの高値を記録しました
- 原油市場:意外にも下落しました。ベネズエラの原油生産量は日量100万バレル程度(世界市場の1%未満)で影響は限定的。むしろ地政学リスクが一つ解消されたとの見方から、リスクプレミアムが剥落してWTI原油先物は56ドル台に下落しています
- 為替市場:ドル円は157円台前半で推移し、限定的な反応に留まりました
経済産業研究所の藤和彦氏は「地政学的な不安定要素が解消されたことで、むしろ原油価格の下げ圧力が強まる」と分析されています。ただし、トランプ大統領が今後もコロンビアやグリーンランドへの軍事的関心を示しており、予測不可能な展開が続く可能性があります。
投資家の皆様は、短期的なボラティリティの高まりに注意が必要ですね。
【日本株】大発会で日経平均が1,493円高の大幅上昇!
新年最初の取引となった本日の東京株式市場は、非常に力強いスタートを切りました。
市場の動き
- 日経平均終値:51,832円80銭(前営業日比+1,493円32銭、+2.97%)
- TOPIX:3,477.52ポイント(+2.01%)で史上最高値を更新
- 一時52,033円24銭まで上昇し、2カ月ぶりに心理的節目の52,000円台を回復
- プライム市場の売買代金は5兆7,824億円と活況
年末年始に休場していた間に米ハイテク株が上昇した流れを引き継ぐ形で、日本の半導体関連株に買いが集中しました。特にアドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループの3銘柄だけで、日経平均を840円程度押し上げています。
また、ベネズエラ情勢を受けて防衛関連株も人気化し、IHI、三菱重工業、川崎重工業が7〜8%超上昇しました。
SBI証券の鈴木英之投資調査部長は「年初・月初・週初が重なり、ポジションを取りやすくなった。特に年末にかけてさえない動きになっていた株は買いが加速しやすい」とコメントされています。
東証33業種中31業種が上昇という圧倒的な全面高で、2026年の日本株は幸先の良いスタートを切ったと言えるでしょう。
【為替】ドル円157円台へ上昇、日銀総裁は利上げ継続を示唆
為替市場では、ドル円が年始から堅調な動きを見せています。
市場の動き
- ドル円は午後に一時157.29円まで上昇し、昨年12月22日以来、約2週間ぶりの高値を更新
- 五・十日(ごとうび)の実需買いが集中し、輸入企業の円売りが先行
- アジア時間の米金利が底堅く推移したことも、ドル買いを支援
日銀総裁の発言に注目 本日、植田日銀総裁が年頭の会見で「中心的な見通しが実現していけば、経済・物価情勢に応じて政策金利の引き上げを続けていく」と発言しました。昨年12月に0.75%まで利上げを実施した日銀ですが、追加利上げの方針を改めて示した形です。
ただし、昨年末には本邦当局者から円安けん制発言が相次いだこともあり、157円台後半では上値が重くなる可能性もあります。大手銀のトレーダーからは「当面は156円50銭〜157円50銭のレンジで推移しそう」との声が聞かれます。
ドル全面高の流れで、対ユーロでも1.16ドル後半と3週間半ぶりの高値を付けており、ドルの底堅さが際立っています。
【商品市況】金は急騰、原油は供給過剰で下落継続
商品市場では、地政学リスクへの反応が明暗を分ける展開となりました。
金価格の動き
- 金現物:+1.5%、1オンス=4,395.35ドル(1週間超ぶりの高値)
- 金先物2月限:+1.8%、4,405.40ドル
- 2025年は64%上昇し、1979年以来最大の年間上昇率を記録
- 昨年12月26日には史上最高値4,549.71ドルを記録
地政学リスクの高まりに加えて、中央銀行の利下げやETFへの資金流入が金価格を支えています。今年も安全資産としての金の存在感が増しそうですね。
原油価格の動き
- WTI原油先物:56.93ドル(-0.68%)、57ドル台を割り込む
- 国内原油先物2026年6月物も寄り付き水準を下回って終了
原油市場では、ベネズエラ情勢よりも構造的な供給過剰が懸念されています。国際エネルギー機関(IEA)は日量数百万バレル規模の供給過剰を指摘しており、中国の需要失速(不動産バブル崩壊、EV普及)が大きな下押し要因となっています。
ゴールドマン・サックス証券は2026年のWTI平均価格を52ドルと予想しており、50ドル台での推移が続く可能性が高そうです。日本の物価高対策には追い風となるかもしれません。
【今夜の注目】米12月ISM製造業景況指数の発表
本日深夜には、米国の重要な経済指標が発表されます。
発表内容
- 発表時刻:日本時間1月6日午前0時(米国東部時間1月5日午前10時)
- 市場予想:48.4(前月48.2から+0.2ポイント改善)
- 3カ月ぶりに上昇する予想ですが、好不況の分岐点である50は依然として下回る水準
米国では製造業の低調が続いている一方で、非製造業は堅調という二極化が継続しています。この指標が予想を上回れば米金利上昇・ドル買い材料となり、下回れば米景気減速懸念からドル売り圧力がかかる可能性があります。
今週末には米雇用統計(1月10日金曜日)という最重要イベントを控えており、本日の指標はその前哨戦として注目度が高まっています。
今週の注目ポイント
今週は経済指標の発表が相次ぎます。投資判断の参考にしていただければと思います。
📅 重要スケジュール
- 1月5日(月)深夜:米12月ISM製造業景況指数
- 1月7日(火)深夜:米12月ISM非製造業景況指数
- 1月10日(金):米12月雇用統計(今週最重要)
- 1月23-24日:日銀金融政策決定会合
💡 投資家が注視すべきポイント
- トランプ政権の予測不可能な外交・軍事政策
- ベネズエラへの再攻撃の可能性
- コロンビアやグリーンランドへの関心表明
- 短期的なボラティリティ上昇に要注意
- 日銀の追加利上げ観測
- 植田総裁が利上げ継続の方針を明言
- 1月23-24日の金融政策決定会合が焦点
- 157円台後半では当局のけん制発言に注意
- 米国経済指標の結果
- 今週のISM指数と週末の雇用統計がFRBの政策判断を左右
- 米金利動向がドル円の方向性を決定
- 原油価格の構造的下落圧力
- 中国需要の失速とOPECプラスの増産観測
- WTI50ドル台定着の可能性
編集部からのコメント
2026年のマーケットは、初日から大きな動きでスタートしましたね。トランプ大統領の予測不可能な行動が、今年も市場の波乱要因となりそうです。
個人的には、日経平均が大発会で5万円台を回復し、TOPIXが史上最高値を更新したことに注目しています。「デフレ脱却・インフレ相場」が本格化する2026年は、日本株にとって大きなチャンスの年になるかもしれません。
一方で、為替市場では日銀の利上げ継続方針とFRBの利下げペースのバランスが重要になってきます。ドル円は当面156〜158円のレンジで推移しそうですが、どちらかにブレイクする際の動きには注意が必要です。
また、金価格の堅調さも見逃せません。地政学リスクが高まる中、ポートフォリオの一部に金を組み入れることも検討する価値があるのではないでしょうか。
今週は米雇用統計という大きなイベントを控えています。週末に向けて、ポジション調整の動きも出てくると思われますので、慎重な取引を心がけたいですね。
締めの挨拶
2026年も、皆様の投資活動をサポートできるよう、正確でわかりやすい情報をお届けしてまいります。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
年始から波乱含みの展開ですが、冷静に市場を見極めながら、良い投資判断をしていきましょう。本日も一日、頑張りましょうね!
FX編集部 田中
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