おはようございます、FX編集部の田中です。今朝も「昨日の海外市場で何が起きたのか」を、投資判断に使いやすい形で整理いたします。
2026/1/16の海外市場は、米国指標の強さを背景に“ドル高・米金利じり高”が意識される一方、日本円は当局発言で急に買い戻され、さらに原油は地政学リスク後退で4%超下落、金も高値圏で調整と、資産クラスごとの温度差が目立ちました。主要水準のスナップショットとしては、USD/JPYは158円台、米10年債利回りは4.163%近辺、ブレントとWTIはともに4%超下落が確認されています。 Source
介入警戒が再点火:財務相が「共同介入」可能性に言及
日本の財務相(Satsuki Katayama)が円安進行に対し「選択肢を排除しない」と述べ、昨年9月の米国との共同声明には介入に関する文言が含まれる点にも触れました。これを受けてUSD/JPYは一時0.4%下落して158円直下へ。記事中では、その後の水準として158.22円/ドル(円は0.3%高)が示されています。 Source
投資家目線では、「口先介入(当局の警告発言)」は短期の円売りポジションの巻き戻しを誘発しやすい点がポイントです。特に節目が近い局面では、値動きが急になりやすいので、ポジションサイズ管理を丁寧にしたいところです。
米指標が強く「利下げ後ずれ」観測:ドルの下支えに
米労働省の週次指標である新規失業保険申請件数が、前週から9,000件減の19.8万件(1/10終了週)となり、市場予想(Reuters調査の予想中央値:21.5万件)を下回りました。これを受け、FRB(米連邦準備制度)の利下げ時期について、Fed funds先物では「次の利下げが6月まで後ずれ」という方向で織り込みが進んだと報じられています。 Source
なお、マーケットの体感としては「景気が強い=株高」になりやすい一方で、「利下げが遠のく=金利上昇」も同時に起きやすく、資産ごとの反応が割れます。ここはニュースを一つの結論にまとめ過ぎず、“どの市場に効いたか”で整理して見るのがコツです。
レーン氏「当面は政策変更議論なし」—ただし“米国発ショック”を警戒
ECBチーフエコノミストのフィリップ・レーン氏は、ユーロ圏の景気・インフレが想定通りなら「近い将来の政策金利変更を議論しない」と述べ、現行金利が今後数年のベースラインになるとの見方を示しました。市場は年初に一時「2026年後半の利上げ」も意識しましたが、足元では預金金利が2%で据え置きとの見方が優勢とされています。 Source
一方で、米国側の金融環境(タームプレミアム上昇など)が欧州へ波及するシナリオや、ドルの役割に関する再評価がユーロに“金融ショック”を与える可能性にも言及しています。為替は金利差だけでなく、こうした「制度・政策運営の信認」も材料になりやすいので、ヘッドラインには敏感でいたいですね。
地政学プレミアムが剥落:ブレント・WTIが4%超下落
市場では、米国の対イラン軍事行動リスクが後退したとの受け止めが広がり、供給途絶への警戒(いわゆる「地政学プレミアム」)が縮小しました。RTTNewsのスナップショットでは、原油はブレント(Mar)$63.73(-4.19%)、WTI(Feb)$59.36(-4.29%)と大きな下げが示されています。 Source
また、参照データとしてTrading Economicsでも、原油(Crude Oil)が2026/1/16に$59.05と記載されています。 Source
原油の下落は、インフレ指標の先行き(エネルギー価格)に影響しやすいため、FXでは「インフレ鈍化→利下げ寄り」の連想が働くことがあります。ただし今回は同時に米指標が強く、材料が交錯している点に注意が必要です。
史上高値後の調整:ドル高+安全資産需要の一服で下落
Reutersによると、金はスポット$4,598.52/oz(-0.4%)、米先物(2月限)は$4,601.80(-0.5%)。ただし週次では約+2%と上昇基調を保ち、週中には最高値$4,642.72も記録しています。 Source
また、最大級の金ETFであるSPDR Gold Trustの保有は1,074.80トン(約3年半ぶり高水準)とされ、資金流入が続いている点は、押し目買い需要の根拠として意識されやすい材料です。 Source
今後の注目ポイント
本日以降、投資家として押さえておきたい焦点は次の3点です。
- ドル円(USD/JPY)の“160円”接近局面:当局の発言強度が上がりやすく、短期的な急変動に備えたいところです。 Source
- 米国指標→FRB利下げ織り込みの変化:新規失業保険申請の強さで「利下げ後ずれ」方向に傾いており、今後の指標で再修正が入るかが重要です。 Source
- コモディティ(原油・金)の“地政学プレミアム”の出入り:原油はリスク後退で急落、金は高値圏で調整と、材料が似ていても値動きが異なります。ニュースの背景(需給・金利・リスク)を分解して追うのが有効です。 Source Source
編集部からのコメント
昨日は「米景気の底堅さ(=ドル高・金利高になりやすい材料)」と「地政学リスクの緩和(=原油安・金安になりやすい材料)」が同時に出て、“どの材料を市場が優先したか”で値動きが決まる一日でした。
短期トレードの方は、円は介入関連のヘッドラインで振れやすいため、逆指値(損切り)を浅めに置き過ぎない工夫が有効です。中期の方は、利下げ観測が揺れる局面ですので、金利(特に米10年)とドルの方向を軸に、ポジションの偏りを点検しておくと安心です。米10年利回りはスナップショットで4.163%近辺が示されています。 Source
締めの挨拶
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。相場は材料が多いほど迷いやすいのですが、「①金利 ②為替 ③リスク(地政学・株) ④コモディティ」の順に整理すると判断が早くなります。
それでは、良い一日をお過ごしください。
FX編集部 田中
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