おはようございます、FX編集部の田中です。週末前のマーケットは「米金融政策は当面据え置き寄り、ただしドルは不安定」という空気が続き、為替・金利・コモディティがそれぞれ材料に反応しやすい一日となりました。特に、米国の金利見通し(利下げのタイミング)と、ドルに対する信認の揺れが、ユーロ・円・金(ゴールド)の動きを押し上げる構図が目立ちます。
(「何が一番効いたの?」と聞かれたら、まずは“米金融政策は据え置き、でもドルは不安定”が答えになります。)
FRB(米連邦準備制度理事会):政策金利を3.50~3.75%で据え置き(反対票2名)
米FRBはFOMC声明で、政策金利(FF金利の誘導目標)を3.50~3.75%に維持しました。声明では、景気は「堅調」、雇用は「増加が低水準」、失業率は「安定化の兆し」、インフレは「やや高止まり(somewhat elevated)」と表現しています。
また、投票内訳として、2名(Stephen I. Miran氏、Christopher J. Waller氏)が0.25%利下げを選好して反対した点が特徴です。市場としては「利下げ再開はデータ次第で、急ぎにくい」と受け止めやすい内容となります。読者の皆さまも、来週以降の経済指標で“利下げが早まるか遅れるか”の空気が変わる可能性がありますので、少し丁寧に追いかけたいところです。 Source
ドルが不安定:EUR/USDは1.20超え局面、金(ゴールド)は最高値圏の話題
市場ではドルの値動きが荒く、主要通貨に対してドルが振れやすい局面が続いています。Reutersのマーケット記事では、ユーロが対ドルで1.20を上抜けた局面があり、あわせて金が史上最高値(5,300ドル超)をつけたと報じられています。
FXで言う「ドルインデックス」とは“ドルの総合点”のようなものですが、これが弱いと、ユーロや豪ドルなどに資金が向かいやすくなります。加えて金は「有事や不透明感に強い資産」として買われやすく、今回の値動きはまさにその教科書型です。 Source
円高圧力:ドル円は153円台、介入警戒(“レートチェック”観測)が相場心理を刺激
Reutersのコラムでは、円が短期間で大きく動き、ドル円は153円付近(2.5カ月高値水準)まで円高が進んだ背景として、米ニューヨーク連銀がドル円の“レートチェック”を実施したとの観測が市場の警戒感を高めた点が挙げられています。
FXでは「介入(政府・中銀が相場に実弾で入ること)」は頻度が高くありませんが、“やるかもしれない”だけで短期筋のポジションが傾き、相場が一方向に走りやすくなることがあります。ドル円を見ている方は、価格だけでなく「当局発言のトーン」も合わせて確認すると、無用な振り落としを避けやすくなります。 Source
日本銀行:短期金利0.75%程度を維持(ただし1名が1.0%提案)
日銀の金融政策決定では、無担保コール翌日物金利を「0.75%程度」に誘導する方針が8-1で決定されました。反対票の1名は、物価目標は概ね達成され、上振れリスクがあるとして1.0%程度を提案しましたが、多数決で否決されています。
FX目線では、日米金利差だけでなく「日本側がどの程度タカ派(利上げ寄り)に傾くか」が円の方向感に影響します。今回の反対票は、将来の追加利上げの“芽”として、市場が気にしやすい材料です。 Source
原油が上昇基調:対イラン緊張で「供給不安プレミアム」
報道では、米国とイランを巡る緊張を背景に原油が強含み、ブレント原油は70ドル台、WTIは65ドル前後で推移しつつ、月間ベースでも大幅上昇が意識される展開となっています。原油は「物価(インフレ)」に直結しやすいコモディティのため、上昇が続くと、金利が下がりにくくなったり、為替のテーマが変化したりすることがあります。
ニュースを追う際は、価格そのものに加え、「供給経路(ホルムズ海峡など)のリスクが高まっているか」を一緒に見ると理解が早くなります。 Source
今後の注目ポイント
- 米国:利下げ再開の時期観測
FRBは据え置き姿勢を示しましたが、「次の一手」がいつになるかは経済指標次第です。市場の織り込みが変わると、米金利→ドル→株の順で連鎖しやすいため注意が必要です。 Source - 為替:EUR/USDの“1.20定着”と当局発言
節目を超えると、オプションやストップ注文が絡んで値動きが増幅することがあります。ECB当局者の牽制が強まるかは要チェックです。 Source - 円:介入警戒が続くか(ドル円の急変に備える)
材料が「介入警戒」の場合、ニュースヘッドライン一つで動くことがあります。ポジションサイズ管理と逆指値の置き方は、いつもより丁寧にしておきたい局面です。 Source
編集部からのコメント
今の相場は、材料が一つに絞れず「金利・為替・コモディティ・政治要因」が同時進行で動いています。こういう局面では、“当たる予想”よりも“崩れない運用”が強いです。具体的には、
- エントリー根拠を「金利差」「リスクオフ」「当局発言」など1行で言える形にする
- 逆行時の撤退ライン(損切り)を先に決める
この2点だけでも、パフォーマンスのブレが小さくなります。
締めの挨拶
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。週末はニュースが出やすいテーマ(地政学・当局発言)が相場を揺らすことがありますので、ポジションを持ち越す方はリスク管理を優先してまいりましょう。
それでは、また明日10時の更新でお会いできますと幸いです。
FX編集部 田中
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