おはようございます、FX編集部の田中です。週明けの市場は、貴金属(特に銀)の急落が引き金となり、損失補填(マージン対応)のための換金売りが広がりやすい地合いでした。加えて、米金融政策をめぐる材料(次期FRB議長人事観測)や、地政学リスクの後退観測を背景とした原油安も重なり、株・商品・為替がそれぞれ影響を受けています。 Source
銀急落が波及、株も不安定に
銀は金曜の-30%に続き、月曜も-7%と大幅安となり「1980年代以来最大級の2日下落」。背景には、中国市場での銀先物取引の混乱(取引停止)や、CMEが銀・金を含む先物の証拠金(マージン)を引き上げたことがあり、ポジション解消を促しやすい状況でした。金も先週の最高値($5,594.82/oz)から-5%下落しています。株式では欧州株(STOXX)が-0.5%、米株先物は約-1%とリスク資産が総じて軟化しました。 Source
読者の皆さまも、こういう「商品発の急変動」はFXにも波及しやすいので、ポジションサイズは少し控えめが安心です。
次期FRB議長人事観測でドルが反発、資源国通貨が軟化
トランプ大統領がKevin Warsh氏を次期FRB議長に指名したことが材料視され、ドルが反発しました。これを受けて、豪ドルは一時$0.6923(1週間安値)まで下落後、$0.6970近辺へ。NZドルも一時$0.5996(1週間安値)まで下落後、$0.6022近辺で推移しています。
また豪州では、火曜日のRBA会合で0.25%利上げが約75%織り込まれているとされ、結果とガイダンス次第でAUD/USDの振れが大きくなりやすい局面です。 Source
「ドルが反発しやすい日」は、EUR/USDやAUD/USDの戻り売りが機能しやすいことも多いので、時間足のトレンド確認が有効です。
原油が5%超下落、インフレ警戒を和らげる方向
報道によれば、原油は大きく反落し、ブレント原油は$66.02(-4.8%)、WTIは$61.98(-5.0%)まで下落しました。供給途絶リスクが意識されにくくなったことが背景とされています。 Source
原油安は、一般に「インフレ再燃→金利上昇」の連想を弱めやすく、金利・為替のムードを変えることがあります。短期筋の方ほど、原油の値動きチェックが実用的です。
日銀は段階的利上げ姿勢、ドル円は155円台で推移
FXStreetによると、USD/JPYはアジア時間に155.20近辺で推移しています。日銀の意見要旨(Summary of Opinions)では、実質金利が大きくマイナスの中で、成長・物価見通しが維持されるなら追加利上げが適切としつつ、引き締めは段階的(gradual)という整理です。市場にとっては「政策の方向性は把握できるが、緊急性は高くない」内容で、短期の円はドル要因に引っ張られやすいといえます。 Source
ドル円は「材料が米国側にある日」は値幅が出やすいので、指標前後は逆指値(損切り)の再確認がおすすめです。
本日予定:米ISM製造業など(NY時間)
経済カレンダーでは、米国でS&P Global製造業PMI(9:45)、ISM製造業(10:00)などが予定されています(いずれも米東部時間表記)。結果次第で「景気の強弱→利下げ織り込み→ドル・金利」の連鎖が起きやすく、短期売買は特に注意が必要です。 Source
今後の注目ポイント(今日〜数日)
本日の相場は、次の3点が軸になりやすいです。
- 貴金属のボラティリティ(銀・金):追加の証拠金変更や規制強化が出ると、再び「換金売り」が出やすくなります。 Source
- 豪州金融政策(RBA):利上げの有無だけでなく、追加利上げ示唆の強弱がAUDの方向性を左右します。 Source
- 米景気指標(ISMなど)→金利→ドル:ドル円・ユーロドル・豪ドル米ドルは、指標結果に対する金利反応が最短距離になりやすいです。 Source
編集部からのコメント
本日は「銀ショック」の余波が残っており、普段は見落とされがちな先物の証拠金(マージン)引き上げが、実際の価格変動を増幅し得る点が重要です。急変動局面では、テクニカル分析が機能しにくい時間帯もありますので、(1)取引回数を減らす、(2)ロットを落とす、(3)逆指値を必ず置く、の3点だけでも徹底していただくと、パフォーマンスが安定しやすくなります。 Source
締めの挨拶
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。相場が荒れやすい日こそ、焦らず「守る取引」を優先してまいりましょう。引き続き、毎朝10時に更新いたします。
FX編集部 田中
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