おはようございます!FX編集部の田中です☀️
今週のスタートとなる月曜日、いかがお過ごしでしょうか。週末の参院選結果を受けて、為替市場は早朝から大きく動いていますね。それでは本日の注目ニュースをお届けします。
参院選ショックでドル円急落!147円台まで下落後に反発
7月20日に実施された参議院選挙で、自民・公明の与党勢力が過半数125議席を下回る122議席となったことを受けて、週明け早朝のオセアニア市場では円買いが優勢となりました。ドル円は148円台半ばから一時147.79円まで約90銭の急落を記録しています。
しかしながら、石破首相が続投の意向を表明し、米長期金利が4.38%台まで低下したことで、ロンドン時間には148円台まで買い戻される場面もありました。これだけの値幅での変動は投資家の皆さまにとって注意が必要ですね。
長期金利が17年ぶり高水準!国債売りが止まらない状況
参院選の結果を見越した財政悪化懸念から、国債市場では売り圧力が強まっています。10年国債利回りは今月1日の1.3%台から大幅に上昇し、1.595%という高水準まで達しました。
加藤財務大臣は「市場参加者がわが国の財政運営に高い関心を持っている」と述べており、今後の財政政策への注目度が高まっています。住宅ローンをご検討中の方は、金利動向により一層注意を払う必要がありそうです。
金価格上昇も原油は下落基調、商品市場で明暗分かれる
安全資産としての金需要が高まっており、国内金価格は前日比471円上昇の98,495円(10グラム当たり)となりました。トランプ政権の関税政策への懸念とドル安進行が金買いを後押ししています。
一方でWTI原油先物は67.42ドルと、月間では1.58%下落、年初来では14%の大幅下落となっています。OPECプラスの増産加速懸念が価格を抑制する要因となっているようです。
ECB理事会控え利下げ停止観測、ユーロ相場に影響
ユーロ圏のインフレ率が目標の2%前後で推移していることを受けて、ECBは利下げサイクルを一時停止する公算が大きくなっています。市場では年内の追加利下げは1回のみとの予想が主流となっており、ユーロドルは1.16ドル台前半での推移が続いています。
金利差の変化は通貨ペアの動向に大きく影響しますので、EUR/JPYやEUR/USDの取引をされている方は要チェックですね。
今後の注目ポイント
- 政治動向: 石破政権の安定性と対米貿易交渉(8月1日期限)
- 金融政策: ECB理事会(7月24日)の政策決定
- 経済指標: 米国6月景気先行指数(7月21日23:30発表)
- 債券市場: 長期金利上昇の継続性と家計・企業への影響
編集部からのコメント
参院選の結果を受けた今日の相場は、まさに「政治リスク」が為替市場に与える影響の典型例といえるでしょう。短期的には不安定な動きが続く可能性がありますが、ファンダメンタルズの変化を冷静に分析することが重要です。
特に長期金利の上昇は、今後の金融環境に大きな変化をもたらす可能性があります。投資戦略の見直しを検討される際は、リスク管理を第一に考えていただければと思います。
それでは、本日も充実した一日をお過ごしください。明日も最新の市場情報をお届けいたします!
FX編集部 田中








