【2025年8月16日】最新海外FX投資ニュース

FX編集部の田中です。今朝も最新の海外市場情報をお届けいたします。

昨夜のニューヨーク市場は、バフェット効果でダウ平均が約8カ月ぶりの高値圏に到達するなど、総じて堅調な展開となりました。一方で、消費者心理の悪化やトランプ政権の政策への思惑が交錯し、市場参加者にとっては複雑な相場環境が続いています。

それでは、昨夜の重要なニュースを重要度順にお伝えいたします。


目次

NYダウ、バフェット銘柄買いで約8カ月ぶり最高値圏へ

ダウ平均が44,946ドルまで上昇し約8カ月ぶりに最高値圏へ、ウォーレン・バフェット氏の投資会社による保険株取得が市場に安心感をもたらしました。

15日のニューヨーク株式市場では、「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェット氏の投資会社バークシャー・ハザウェイが、大手保険会社ユナイテッドヘルス・グループの株式を取得していたことが判明いたしました。

この報道を受けて同社株は一時14%も急騰し、ダウ工業株30種平均を大きく押し上げました。最終的にダウ平均は前日比34.86ドル高の44,946.12ドルで取引を終え、昨年12月に記録した過去最高値(45,014ドル)に肉薄する水準まで上昇いたしました。

また、同日発表された7月の米小売売上高が前月比0.5%増と市場予想と一致したことも、個人消費の堅調さを確認する材料として投資家の安心感につながりました。

バフェット氏の投資判断は常に市場の注目を集めますが、今回の動きも投資家心理の改善に大きく寄与したようです。


ベッセント財務長官、FRBに大幅利下げ要求・日銀批判も

ベッセント財務長官が政策金利を現在より150-175bp低くすべきと発言、日銀を「後手に回っている」と批判し利上げを促す異例の言及を行いました。

13日のブルームバーグTVインタビューで、ベッセント米財務長官が極めて踏み込んだ発言を行いました。

現在4.25-4.5%のFF金利について「150-175ベーシスポイント低い水準にあるべき」と述べ、9月のFOMC会合では0.5%の大幅利下げから始めるべきとの考えを示しました。米財務長官が具体的な政策金利水準に言及するのは極めて異例のことです。

さらに注目すべきは、日本銀行の植田総裁と会談したことを明かした上で、「日銀は後手に回っており、利上げするだろう」と他国の中央銀行政策に直接言及したことです。これは外交的にも非常に異例の発言と言えるでしょう。

この発言は為替市場にも影響を与えており、ドル円相場の動向に注意が必要です。来月のFOMC会合での実際の政策判断が注目されます。


米消費者信頼感、予想外の大幅悪化でインフレ懸念浮上

8月のミシガン大学消費者信頼感指数が予想62.0を大きく下回る58.6となり、インフレ期待上昇で消費者心理が4カ月ぶりに悪化しました。

15日に発表されたミシガン大学消費者信頼感指数の8月速報値は58.6と、市場予想の62.0および前月の61.7を大幅に下回る予想外の悪化となりました。

特に懸念されるのは、1年期待インフレ率が4.9%に上昇(前月4.5%)し、6月以来の高水準を記録したことです。これはトランプ政権の関税措置による物価上昇への懸念が消費者の間で高まっていることを示しています。

小売売上高は堅調だったものの、消費者の将来への不安が表面化した形となり、今後の個人消費動向への影響が注目されます。FRBの金融政策判断にも少なからず影響を与える可能性があります。

消費者心理の変化は経済の先行きを占う重要な指標だけに、今後のデータにも注意深く目を向けていく必要がありそうです。


日本長期金利1.575%まで上昇、米金利高が波及

新発10年国債利回りが1.575%まで上昇し7月以来の高水準、米金利上昇と国内財政拡張懸念で国債先物は5日続落となりました。

15日の国内債券市場では、長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが前日比5.0bp上昇の1.575%となり、約7週間ぶりの高水準を記録いたしました。

この上昇の背景には、14日のニューヨーク債券市場で米10年債利回りが4.29%まで上昇した影響の波及があります。さらに、国内では財政拡張への懸念も債券売りを誘う要因となっています。

国債先物は147円20銭と5日続落となり、債券市場全体に調整圧力がかかっている状況です。

金利上昇は金融機関にとってはプラス材料ですが、住宅ローン金利への影響など、実体経済への波及も注視していく必要があります。来月の日銀金融政策決定会合での対応にも注目が集まります。


今後の注目ポイント

📅 来週のジャクソンホール会合: パウエルFRB議長の講演内容と9月利下げへの示唆

🏛️ 日銀金融政策決定会合: ベッセント発言を受けた日銀の対応と政策スタンス

📊 トランプ政権の関税政策: 半導体関税の詳細発表と市場への影響

💹 中国経済対策: 減速懸念を受けた追加の景気刺激策の可能性


編集部からのコメント

昨夜の市場は、個別材料に大きく左右される展開となりました。バフェット効果でダウが上昇する一方、消費者心理の悪化やインフレ懸念の高まりなど、相反する材料が混在しています。

特にベッセント財務長官の発言は、今後の金融政策運営に大きな影響を与える可能性があります。政治と金融政策の境界線が曖昧になりつつある現状は、市場参加者にとって新たなリスク要因となりそうです。

来週のジャクソンホール会合では、FRBがどのような政策メッセージを発信するかが最大の注目点となります。市場の期待と実際の政策のギャップが生じないよう、慎重な情報収集が必要な局面と言えるでしょう。


本日も一日、安全なトレードを心がけてくださいね!

それでは、皆様にとって実り多い一日となりますよう、心よりお祈りしております。

何かご質問やご意見がございましたら、いつでもお気軽にお声がけください。

FX編集部 田中

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