おはようございます!今朝も為替・投資関連の最新情報をお届けします。
昨日(9月16日)の海外市場は、米FOMCの開始を控えて利下げ期待が一段と高まり、リスクオン(投資家のリスク許容度が高まる)ムードが強まりました。特に貴金属と株式市場が大きく上昇し、投資家の注目を集める展開となりました。
金価格が史上最高値更新!米利下げ期待でゴールドラッシュ
NY金先物市場では、COMEX金先物12月物が前営業日比32.60ドル(0.88%)高の3719.00ドルで取引を終了しました。取引時間中には3724.9ドルまで上昇し、再び史上最高値を更新しています。
この上昇の背景には、今週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待があります。市場では25ベーシスポイント(0.25%)の利下げがほぼ確実視されており、さらに年内の追加緩和への期待も高まっています。
金は利息を生まない資産のため、金利が下がると相対的に魅力が増すという特性があります。投資家の皆さまにとって、安全資産としての金の位置づけが改めて注目されそうですね。
日経平均が史上最高値!一時4万5000円台突破の快挙
東京株式市場では、日経平均株価が前週末比134円15銭(0.30%)高の4万4902円27銭で取引を終了しました。取引時間中には一時4万5000円台に乗せ、終値としても史上最高値を更新する記録的な上昇となりました。
この上昇は、前日の米国市場でハイテク株が堅調だったことに加え、FOMCでの利下げ期待が投資心理を押し上げたことが要因です。特に半導体関連銘柄に積極的な買い注文が入り、相場全体を牽引しました。
円安基調も企業収益にプラスに働くと見込まれ、投資家の関心が高まっています。ただし、政治情勢への慎重な見極めも必要な状況が続いています。
原油価格上昇!ウクライナ・ロシア情勢で供給懸念再燃
NY原油市場では、WTI原油先物10月限が前日比0.61ドル(0.97%)高の63.30ドルで取引を終了しました。ウクライナ軍がロシアの製油所や石油関連施設に対するドローン攻撃を継続していることで、ロシア産石油の供給混乱への懸念が価格を押し上げています。
地政学的リスクは原油価格の重要な変動要因の一つです。今回のような供給懸念は、エネルギー関連銘柄への投資機会となる一方で、インフレ圧力の高まりにも注意が必要です。
国内の商品先物市場でも原油は反発しており、エネルギー価格の動向は今後の投資判断において重要なポイントとなりそうです。
ECB要人発言でユーロ堅調!インフレ警戒姿勢を示唆
欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事が「インフレの上方リスクが優勢になりつつある」との見解を示し、金利据え置きを支持する考えを表明しました。この発言を受けて、ユーロ/ドルは0.3%高の1.1771ドルまで上昇しています。
ECBの金融政策スタンスが他の主要中央銀行と異なる動きを見せる可能性があり、通貨ペア投資における重要な判断材料となります。米国が利下げに向かう中で、欧州が慎重姿勢を維持すれば、ユーロの相対的な魅力が高まる可能性があります。
今後の注目ポイント
1. FOMC結果発表(日本時間18日午前3時)
- 利下げ幅(25bpか50bpか)に市場の注目が集まっています
- パウエル議長の記者会見での今後の政策方針にも要注目
2. 日銀金融政策決定会合(18-19日)
- 政策金利の据え置きが有力視されていますが、今後の方針に関する発言に注意
3. 地政学的リスクの動向
- ウクライナ・ロシア情勢が商品市場に与える影響を継続監視
編集部からのコメント
昨日の市場は、まさに「利下げ期待」が市場全体を動かした一日でした。金融緩和への期待が株式、貴金属、為替市場すべてに影響を与える様子は、金融政策がいかに市場に大きな影響力を持っているかを改めて実感させます。
投資家の皆さまにとって重要なのは、こうした大きな政策転換期における機会とリスクを適切に見極めることです。特に今週は日米の金融政策決定が相次ぐため、ポジション管理には十分ご注意ください。
それでは、今日も良い投資判断ができる一日をお過ごしください!✨
何かご質問がございましたら、いつでも編集部までお気軽にお声がけくださいね。
FX編集部 田中
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