皆さん、おはようございます。FX編集部の田中です。 2025年10月6日の海外市場は、日本の政治情勢が大きく影響した歴史的な一日となりました。週末の自民党総裁選結果を受けて、アジア市場開場と同時に激しい値動きが始まり、投資家の皆さんにとっても見逃せない展開が続いています。
本日も、前日の重要なニュースを分かりやすくお届けいたします。
重要ニュース
日経平均が史上最高値47,944円を記録!高市新総裁効果で大幅株高
高市早苗前経済安保担当相が自民党総裁選でサプライズ勝利を収めた影響で、東京株式市場は開場と同時に買い注文が殺到いたしました。日経平均株価は前週末比2,175円26銭(4.75%)高の47,944円76銭で取引を終え、取引時間中には一時48,000円台も突破しています。
この上昇は「高市トレード」と呼ばれ、積極財政政策への期待から幅広い銘柄に資金が流入しました。特に輸出関連株や建設株などが大きく買われ、一日の上げ幅としては2025年4月以来の大きさとなっています。
投資家の皆さんにとっては、政治の変化が市場に与える影響の大きさを改めて実感させる展開でしたね。
ドル円150円台突破、円安が急激に進行
為替市場でも「高市効果」は顕著に現れ、ドル円は149円03銭から150円42銭まで上昇いたしました。高市氏の金融緩和継続姿勢への期待から、日米金利差拡大観測が強まったことが要因です。
ユーロ円も176円台を記録し、円安が全面的に進行しています。輸出企業にとっては業績改善要因となる一方で、輸入コストの上昇により消費者物価への影響も懸念されるところです。
FXトレーダーの皆さんには、政治情勢の変化がいかに為替相場に大きな影響を与えるかを示す典型例となりました。
米政府機関閉鎖で重要経済指標の発表が延期
10月1日から続いている米連邦政府の一部機関閉鎖の影響で、10月3日に予定されていた9月雇用統計の発表が延期されました。米労働統計局の業務停止により、製造業新規受注や耐久財受注確報値なども発表が見送られています。
この状況により、FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策判断に必要なデータが不足し、11月のFOMC(連邦公開市場委員会)での政策決定に影響を与える可能性があります。現在、投資家は民間の代替データに注目している状況です。
経済指標を重視される投資家の皆さんには、しばらく不透明な状況が続くことになりそうです。
金価格が国内で史上初の2万円台を突破
田中貴金属工業の店頭販売価格が1グラム21,039円に設定され、前日から約300円の大幅上昇となりました。NY金先物も1オンス3,900ドルを突破し、過去最高値を更新しています。
この上昇の背景には、地政学的リスクの高まり、米政府閉鎖による安全資産需要、そして円安進行による国内価格の押し上げ効果があります。年初来では約30%の上昇となっており、インフレヘッジとしての金の役割が改めて注目されています。
貴金属投資をお考えの皆さんには、歴史的な価格水準に達していることを踏まえた慎重な判断が求められそうです。
今後の注目ポイント
- 高市新政権の具体的政策発表 – 積極財政・金融緩和の詳細内容
- 円安の151円突破可能性 – 日銀の為替介入警戒水準
- 米政府閉鎖の解決時期 – 延期された経済指標の発表スケジュール
- FRBの11月FOMC判断 – データ不足下での政策決定への影響
- 金価格の4,000ドル挑戦 – さらなる上昇余地の有無
編集部からのコメント
昨日の市場は、政治的サプライズがいかに金融市場に大きな影響を与えるかを改めて示しました。特に「高市トレード」による株高・円安の展開は、多くの投資家にとって予想外だったのではないでしょうか。
一方で、米政府閉鎖による経済指標発表延期は、データドリブンな投資判断を重視される方には頭の痛い問題です。こうした不透明な状況下では、リスク管理をより一層重要視していただければと思います。
金価格の史上最高値更新も含め、各アセットクラスで大きな動きが見られる中、冷静な判断と適切なポジションサイジングを心がけていただければ幸いです。
締めの挨拶
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。 市場の動きが激しい時期ですが、皆さんの投資活動にお役立ていただければ嬉しく思います。
明日も引き続き、重要なニュースを分かりやすくお届けしてまいります。 それでは、本日も良い取引を!
FX編集部 田中
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