【2025年10月26日】最新海外FX投資ニュース

おはようございます!FX編集部の田中です。

週末の日曜日、いかがお過ごしでしょうか。金曜日の海外市場は、米9月CPIの発表を受けて大きく動きました。米国株は史上最高値を更新し、金価格は調整局面が続く中で個人投資家の押し目買いが殺到するなど、各市場で特徴的な動きが見られました。

本日は金曜日から週末にかけての重要なニュースをまとめてお届けいたします。来週は日米欧の金融政策決定会合が集中する「超重要週」となりますので、しっかり準備していきましょう。

それでは、前日の主要ニュースをご紹介いたします。


目次

重要ニュース一覧

【最重要】米9月CPI予想下回り、FRB利下げ継続が確実に ダウ・ナスダックが史上最高値更新


米9月CPIがコア指数で市場予想を下回り、10月29日のFOMCでの0.25%利下げが確実視され、ダウ・ナスダックが共に史上最高値を更新しました。


米労働統計局が10月24日に発表した9月の消費者物価指数(CPI)について、重要なポイントをお伝えします。

主要な数値は以下の通りです:

  • 総合CPI:前年比+3.0%(前月は+2.9%)
  • コアCPI(食品・エネルギー除く):前月比+0.2%(市場予想+0.3%を下回る
  • コアCPI:前年比+3.0%(市場予想+3.1%を下回る)

市場が最も注目していたコアCPIが予想を下回ったことで、FRBの利下げ路線継続が確実視されました。金利先物市場では、10月28~29日開催のFOMCでの0.25%利下げ確率を95%以上と織り込んでいます。

米国株式市場の反応も力強いものでした:

  • ダウ平均:47,207.12ドル(+472.51ドル、+1.01%)→史上最高値更新
  • ナスダック総合:23,204.86(+263.06ポイント、+1.15%)→史上最高値更新

ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのアナリストは「今回のCPI統計にFRBを動揺させる要素はほとんどなかった」とコメントしており、年内に計3回(9月、10月、12月)の利下げが実施される可能性が高まっています

為替市場では、ドル円が一時152円30銭まで下落した後、米国株高を背景に153円02銭まで回復する展開となりました。

💡 投資家の皆様へ
来週のFOMCでは、パウエル議長の記者会見内容に注目です。特に12月の利下げ見通しと、2026年の政策スタンスについてのヒントが得られるかもしれません。


【重要】日銀10月会合は据え置き濃厚も、12月利上げ観測が5割に拡大 「高市トレード」で円安進行


10月29~30日の日銀会合では9割が政策金利据え置きを予想する一方、12月会合での0.75%への利上げ観測が5割に達し、ドル円は153円台まで上昇しました。


日本銀行の金融政策を巡り、市場の見方が変化しています。

ブルームバーグが実施した市場調査によりますと、10月29~30日開催の金融政策決定会合では:

  • 約9割のエコノミストが政策金利0.5%程度の据え置きを予想
  • しかし、12月会合での利上げ観測は5割に拡大(前回調査から増加)
  • 10月利上げ観測は11%台まで低下

据え置き予想の背景には、米国トランプ政権の高関税政策の影響を見極める必要性が指摘されています。日銀関係者からも「10月会合では急ぐ必要性が乏しい」との声が上がっています

一方で、「高市トレード」と呼ばれる円売りの動きが加速しています:

  • 高市早苗新首相が掲げる「責任ある積極財政」政策への期待
  • 日銀の早期利上げ観測の後退
  • 野村證券は2025年末のドル円見通しを140円→150円に上方修正

ドル円相場の動き

  • 10月24日に153円02銭まで上昇(10月10日以来の153円台)
  • 5営業日連続で上昇
  • 約8ヶ月ぶりの高値圏

注目すべきは、9月会合で高田創、田村直樹両審議委員が0.75%への利上げを主張した点です。今回の会合でも同様の主張を行う可能性があり、反対票の数が焦点となります。

💡 チェックポイント
10月30日の植田総裁記者会見では、12月利上げに関するヒントが出るかどうかに注目しましょう。特に「為替動向」に関する発言は重要です。


【注目】金価格が6.3%急落も世界中で押し目買い殺到 バンコク・シンガポール・東京で行列


金スポット価格が10月21日に2013年以来の大幅安となる6.3%急落を記録したものの、世界中の金販売店で個人投資家による押し目買いが殺到しています。


金市場で大きな動きがありました。

金価格の推移

  • 10月20日:1オンス=4,381ドルで史上最高値を更新
  • 10月21日:一時6.3%急落(2013年以来の大幅安)
  • 10月24日:4,113.05ドルで週を終える
  • 週間下げ幅:138.77ドル(過去最大級の下落幅

急落の背景には以下の要因が指摘されています:

  • ヘッジファンドによる利益確定の動き
  • 中国系銀行の売り
  • 買われ過ぎを示すテクニカル指標(コモディティー専門のヘッジファンドでさえ利益確定に動く)

ところが、興味深い現象が世界各地で起きています。個人投資家による押し目買いが殺到しているのです:

  • タイ・バンコク:中華街の金取引拠点で開店前から行列、小さな金地金は売り切れ
  • シンガポール:ブリオンスターでは「これまでで最も忙しい1日だった」(副CEO談)
  • 米国:マネー・メタルズ・エクスチェンジに注文が殺到
  • 東京・銀座:田中貴金属グループの店舗にベトナム人留学生など若い世代も来店

タイの繊維工場労働者(57歳)は「金は最高の投資だ。金が値下がりしたので、家族全員でお金をかき集めてここに来た」とコメントしています。

専門家の見方は依然として強気です:

  • JPモルガン:2026年第4四半期までに平均5,000ドル超と予想
  • MKSパンプ:「強気相場には健全な調整が必要。価格は値固めを経て、より穏やかな上昇基調に戻る」

なお、10月26日から京都でロンドン貴金属市場協会(LBMA)の年次会議が開催され、世界から約1,000人のプロトレーダーが集結しています。参加者数は過去最多とのことです。

💡 長期投資家の視点
各国中央銀行による金購入が長期トレンドを支えています。短期的な調整局面を、分散投資の一環として捉える視点も重要かもしれません。


【来週の注目】日米欧の金融政策決定会合が集中開催 市場は「超重要週」に突入


10月28~30日にかけて米FOMC、日銀、ECB、カナダ中銀の金融政策決定会合が集中開催され、市場動向を大きく左右する「超重要週」となります。


来週は主要中央銀行の政策決定が集中する、まさに**「超重要週」**です。

主要日程は以下の通りです:

📌 10月28日(水)~29日(木)

  • 米FOMC
    • 0.25%利下げがほぼ確実視(政策金利:4.00~4.25%→3.75~4.00%)
    • パウエル議長記者会見に注目
    • 12月利下げと2026年見通しがポイント

📌 10月29日(木)~30日(金)

  • 日銀金融政策決定会合
    • 政策金利0.5%据え置きが濃厚
    • 高田・田村両委員の投票行動に注目
    • 植田総裁会見での12月利上げに関するヒント

📌 10月30日(金)

  • ECB理事会
    • 0.25%利下げ予想
    • ラガルド総裁会見でのユーロ圏景気見通し

📌 10月29日(木)

  • カナダ中銀金融政策会合

さらに、米国では政府機関の一部閉鎖により、一部経済統計の発表が延期される可能性があり、市場の不透明感が増しています。

各市場への影響予想

  • 為替市場:各中銀のトーンの違いで主要通貨ペアが大きく変動する可能性
  • 株式市場:金融政策の方向性でリスク選好度が変化
  • 債券市場:利下げペース見通しで各国金利が変動

💡 今週の戦略
重要イベントが連続するため、ポジション管理には十分注意が必要です。特に水曜夜から金曜朝にかけては、値動きが大きくなる可能性があります。


今後の注目ポイント

来週以降、注視すべき重要なポイントをまとめます:

短期的な注目点(今週~来週)

  1. 10月28~29日:米FOMC
    • パウエル議長の記者会見での12月利下げに関する言及
    • FRBのドットプロット(金利見通し)の内容
    • 2026年の政策スタンスに関するヒント
  2. 10月30日:日銀植田総裁記者会見
    • 12月利上げの可能性に関する発言
    • 為替動向(円安)に対する見解
    • 高田・田村両委員の反対票の有無
  3. 10月30日:ECB理事会
    • ラガルド総裁のインフレ見通しコメント
    • ユーロ圏景気の評価

📌 中期的な注目点(11月~12月)

  1. 12月日銀会合(12月中旬予定)
    • 0.75%への利上げ実施の可否
    • 市場の織り込みは現在50%
  2. 米国経済指標
    • 11月雇用統計(12月第1週発表予定)
    • 10月CPI(11月中旬発表予定、政府機関閉鎖の影響に注意)
  3. ドル円相場
    • 155円方向への上昇継続か
    • 日銀の為替介入の可能性
  4. 金価格
    • 4,381ドルの最高値を再び試す展開となるか
    • 各国中央銀行の金購入ペース

編集部からのコメント

今週の市場は、米CPIという重要な経済指標を無事に通過し、FRBの利下げ路線継続が確認されました。米国株が史上最高値を更新したことは、投資家のリスク選好姿勢が依然として強いことを示しています。

一方で、日本では「高市トレード」と呼ばれる新たな動きが出ており、為替市場では円安圧力が高まっています。日銀の政策スタンスと高市政権の財政政策のバランスが、今後の円相場を左右する重要な要素となりそうです。

金市場の調整局面では、プロのトレーダーが利益確定に動く中、世界中の個人投資家が押し目買いに殺到するという興味深い対照が見られました。長期投資家と短期トレーダーの視点の違いが鮮明に表れた週だったと言えます。

来週は日米欧の金融政策決定会合が集中する「超重要週」です。各中央銀行の政策決定と、総裁・議長の記者会見での発言内容が、年末に向けた市場のトレンドを決定づける可能性があります。

特に注目すべきは、各中央銀行の金融政策スタンスの違いです:

  • 米FRBは利下げ継続
  • 日銀は据え置きながらも12月利上げの可能性
  • ECBも利下げ方向

この政策の違いが為替相場に与える影響は大きく、特にドル円とユーロドルの動向には注意が必要です。

ポジション管理においては、重要イベントが連続することを考慮し、リスク管理を徹底することをお勧めいたします。ストップロスの設定や、レバレッジの調整など、基本的なリスク管理の見直しをされてはいかがでしょうか。


締めの挨拶

本日の海外FX・投資関連ニュースは以上となります。

日曜日の今日は、ゆっくりと来週の戦略を練る良い機会です。重要イベントが目白押しの来週に備えて、しっかりと準備をしていきましょう。

月曜日の朝には、週末の動きと週明けの市場動向をお伝えいたします。

それでは、良い週末をお過ごしください!


FX編集部 田中

 

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