【2025年11月19日】最新海外FX投資ニュース

おはようございます!FX編集部の田中です☀️

昨日18日の海外市場は、久しぶりに大きな動きがありましたね。米国株式市場が4日連続で下落し、特にAI関連銘柄を中心に売りが広がりました。本日は、昨晩から今朝にかけての重要なニュースをお届けします。市場は今夜のビッグイベントを控えて、やや緊張感が高まっている状況です。

それでは、昨日の主要ニュースを見ていきましょう。


目次

重要ニュース

米国株が4日連続急落、NYダウは約2100ドル安に

米国株が4日連続で下落し、AI投資への過熱懸念とFRBの利下げ観測後退が主な要因となっています

昨日18日のニューヨーク株式市場は、主要3指数が揃って続落しました。

具体的な数値:

  • NYダウ平均:46,091ドル(前日比-557ドル、-1.14%)
  • ナスダック総合:22,432ポイント(-275ポイント、-1.44%)
  • S&P500:6,617ポイント(-55ポイント、4日続落)

特に注目すべきは、この4日間でNYダウが約2,100ドルも下落したことです。これは今年4月以来の大きな下げ幅となっており、市場では「調整局面入り」との見方も出始めています。

下落の主な理由:

  1. AI関連株への過剰投資懸念 中国のAI新興企業が低コストの生成AIモデルを発表したことで、「エヌビディアの高性能半導体への需要が減るのでは」という懸念が広がりました。エヌビディア株は2.8%下落しています。
  2. FRB高官のタカ派的発言 複数のFRB高官が慎重な発言を続けており、12月の追加利下げの可能性が「五分五分」まで低下しました。
  3. エヌビディア決算を控えた持ち高調整 本日夜(日本時間20日朝)に発表されるエヌビディアの決算を控え、投資家が事前にポジションを縮小する動きが見られました。

投資家の皆さまへ: この下落は「パニック売り」というよりも、高値圏での「健全な調整」と捉える専門家が多いようです。ただし、本日夜のエヌビディア決算次第では、さらなる変動も予想されますので、注意が必要ですね。


本日夜は超重要イベントが2つ!FOMC議事録とエヌビディア決算

日本時間20日午前4時にFOMC議事録、同日朝にエヌビディア決算が発表され、今後の相場を大きく左右する可能性があります

本日は、年末相場の方向性を占う上で極めて重要なイベントが2つ控えています。

イベント①:FOMC議事録公表

  • 時刻: 日本時間20日午前4時
  • 内容: 10月28-29日開催分のFOMC会合の詳細な議論内容
  • 注目点: 12月の追加利下げに関する委員たちの意見

前回の会合では0.25%の利下げが決定されましたが、今回の議事録で「12月も追加利下げが適切」という意見が多ければドル安・円高に、逆に「様子見が適切」という意見が多ければドル高・円安に動く可能性があります。

イベント②:エヌビディア決算発表

  • 時刻: 米東部時間19日夕(日本時間20日朝)
  • 市場予想: 売上高は前年同期比56%増
  • 注目点: 2026年の業績見通しとAI投資の持続性

市場関係者の間では、「決算内容そのものよりも、今後の見通しが重要」という声が多く聞かれます。オプション市場では、決算発表後に株価が上下7%程度変動する可能性が織り込まれているようです。

投資家の皆さまへ: 本日夜から明日朝は、かなり大きな変動が予想されます。レバレッジを効かせたポジションをお持ちの方は、リスク管理を十分にご確認くださいね。


植田日銀総裁・片山財務相・城内経財相が三者会談を実施

高市政権発足後初の三者会談が19日夕方に行われ、円安進行(155円台)への対応が議論されました

本日19日午後6時10分から、植田和男日銀総裁、片山さつき財務相、城内実経済財政担当相の三者会談が都内で開催されました。

会談の背景:

  • ドル円相場が155円台半ばまで円安進行
  • 前日18日の高市首相と植田総裁の初会談では、日銀の利上げ観測が十分に高まらず
  • 高市政権の「責任ある積極財政」政策と日銀の金融政策の整合性が課題

為替市場の動き:

  • ドル円:155.21-155.59円の狭いレンジで推移
  • ユーロ円:179.78-180.18円
  • 会談発表後、一時的に円安が一服

三者会談を控えて、市場では「為替介入に関する発言があるのでは」という期待もありましたが、会談後の片山財務相の発言内容が今後の円相場を左右しそうです。

投資家の皆さまへ: 156円台への円安進行リスクはまだ残っています。輸出入企業の方々は、為替ヘッジの確認をされた方が良いかもしれませんね。


原油価格が反発、ロシア制裁強化観測で供給懸念が浮上

米国のロシア制裁強化観測により、原油価格が3営業日ぶりに反発しました

19日の商品市場では、原油価格が久しぶりに上昇しました。

価格の動き:

  • WTI原油先物(NY市場18日終値):60.74ドル(+0.83ドル、+1.39%)
  • ドバイ原油(19日午後):65.20ドル前後

上昇の理由: ロイター通信が報じたところによると、米国政府がロシアの石油大手2社に対して金融制裁を科す方針を固めたとのことです。これにより、「ロシア産原油の供給が減少するのでは」という懸念が市場で広がりました

また、ドル円が155円台半ばまで円安に進んだことで、円建てで取引される国内原油先物に割安感が生まれ、買いが入りやすくなったという側面もあります。

投資家の皆さまへ: 原油価格の上昇は、インフレ圧力を高める可能性があります。エネルギー関連銘柄にとっては追い風ですが、全体的な物価動向には注意が必要ですね。


本日の注目ポイント

今夜から明日朝にかけてのタイムスケジュール

時刻(日本時間)イベント重要度
本日22:30米住宅着工数(10月)★★☆
明日04:00FOMC議事録公表(10月会合分)★★★
明日朝エヌビディア決算発表★★★

市場で注目されているポイント

  1. エヌビディアの2026年見通し 売上高の数字以上に、今後のAI投資の持続性に関するコメントが重要視されています。
  2. FOMC議事録の利下げに関する議論 12月FOMCでの追加利下げの可能性を探る手がかりとなります。
  3. 156円の節目突破の可能性 ドル円が156円台に乗せた場合、日本政府の為替介入の可能性も視野に入ってきます。
  4. 日銀の12月会合での利上げ可能性 三者会談の内容次第では、12月18-19日の日銀金融政策決定会合での利上げ観測が高まる可能性もあります。

編集部からのコメント

昨日の市場は、まさに「嵐の前の静けさ」といった雰囲気でしたね。米国株は4日連続で下落しましたが、パニック的な売りではなく、むしろ「高値圏での健全な調整」という印象を受けました。

ただし、本日夜から明日朝にかけては、本当に重要なイベントが目白押しです。特にエヌビディアの決算は、AI投資ブームの持続性を占う上で極めて重要な意味を持っています。「決算内容が良くても、見通しが期待外れなら売られる」という可能性も十分にありますので、結果が出るまでは慎重な姿勢が賢明かもしれません。

また、為替市場では155円台でのもみ合いが続いていますが、156円の節目を突破すると、政府・日銀の介入の可能性も現実味を帯びてきます。このあたりの水準は、引き続き注意深く見守る必要がありそうですね。

リスク管理のポイント: 本日夜から明日朝にかけては、レバレッジを抑えめにし、ストップロスをしっかり設定しておくことをお勧めします。大きな変動が予想される時こそ、「守りの姿勢」が大切です。


それでは、本日も良い投資ライフを!

本日の海外FX・投資関連ニュースをお届けしました。

市場は今夜から明日朝にかけて大きく動く可能性が高いです。冷静な判断と適切なリスク管理で、この重要な局面を乗り切っていきましょう。

何かご質問やご意見がございましたら、いつでも編集部までお気軽にお寄せくださいね。

FX編集部 田中 ✍️

 

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