おはようございます!FX編集部の田中です☀️
昨日の海外市場は、日銀の利上げ観測が一段と強まったことで為替市場が大きく動きました。ドル円は一時154円台まで円高が進行し、東京市場でも円買いの流れが継続しています。米国では雇用指標が予想を上回る強さを示し、12月FOMCでの判断が注目されています。
それでは、昨日押さえておくべき重要ニュースを詳しく見ていきましょう。
本日の重要ニュース
日銀12月利上げ観測が急浮上!0.75%への引き上げ濃厚か
昨日午後、ロイター通信が複数の関係筋の情報として「日銀が12月の金融政策決定会合で利上げする可能性が強まった」と報じ、市場に大きな衝撃が走りました。
植田和男日銀総裁は12月1日の講演で「12月会合で利上げの是非を適切に判断したい」と明言しており、これが事実上の利上げ予告と受け止められています。今回の報道により、その観測が一層強まった形です。
具体的な内容:
- 政策金利:現行0.5% → 0.75%へ引き上げ見込み
- 実施されれば2025年1月以来11カ月ぶりの利上げ
- 高市早苗政権も利上げを容認する姿勢
- 片山さつき財務相「政府と日銀で齟齬はない」と発言
日銀は12月9-10日に開催される米FOMCの結果や、春闘に向けた企業の賃上げ動向を見極めた上で最終判断する方針です。植田総裁は春闘の「初動のモメンタム」を重視する姿勢を示しており、人手不足や最低賃金引き上げなどの要因から、賃上げ継続の確認ハードルは高くないとの見方が日銀内で出ています。
市場への影響: この報道を受けて為替市場では円買いが加速しました。ドル円は昨日午後に155円台半ばから前半へ急落し、一時154.50円付近まで円高が進行。本日東京時間午前9時時点でも155円12-13銭と、円高基調が継続しています。
日経平均株価も影響を受け、本日は498円安の50,530円で寄り付いた後、一時700円超の下げを記録しています。日米金利差の縮小観測が、円高・株安の主要因となっています。
今後は日銀がどのような利上げペースを示すかが焦点です。日銀は「0.75%に利上げしても中立金利まではまだ距離がある」との認識を示しており、今後の利上げ継続姿勢をどう発信するかが市場の注目を集めています。
米新規失業保険申請件数が3年超ぶり低水準!労働市場の底堅さを証明
米労働省が発表した11月29日までの1週間の新規失業保険申請件数は、前週比2.7万件減の19.1万件となりました。これは2022年9月以来、実に3年超ぶりの低水準です。
詳細データ:
- 新規申請件数:19.1万件(前週比-2.7万件)
- 市場予想:22万件 → 予想を大幅に下回る
- 継続受給件数:193.9万件(前週比-4,000件)
この強い雇用データは、米国労働市場の底堅さを改めて示す内容となりました。エコノミストは現在の労働市場を「低採用・低解雇」の状態と分析していますが、解雇件数が歴史的に低水準にとどまっていることは、企業が雇用を維持する姿勢を堅持していることを示しています。
ただし、この週のデータには感謝祭の祝日が含まれており、祝日前後は失業保険申請件数が変動しやすい傾向がある点には注意が必要です。地域別ではカリフォルニア州で19,551件、テキサス州で8,349件の減少が目立ちました。
市場の見方: FWDBONDSのクリストファー・ルプキー氏は「経済成長が失速するリスクがあるようには全く見えないため、FRB当局者は数字を再確認する必要があるかもしれない」と指摘しており、この強い雇用データがFRBの12月9-10日のFOMCで追加利下げを見送る論拠となる可能性があると見られています。
一方で、12月3日に発表された11月のADP雇用統計が予想外のマイナス3.2万人減だったこともあり、市場では雇用指標の解釈が分かれている状況です。明日発表予定の11月雇用統計が真実を明らかにしてくれるでしょう。
NYダウ小幅反落もナスダックは続伸、セクター間で明暗
12月4日の米国株式市場は、まちまちの展開となりました。
主要指数の動き:
- NYダウ:47,850.94ドル(-31.96ドル、-0.07%)
- ナスダック総合指数:続伸(前日終値とほぼ変わらず)
NYダウは利益確定売りが優勢となり小幅に下落しましたが、下げ幅は限定的でした。一方、ナスダック指数はハイテク株を中心に買いが入り、続伸する展開となっています。
市場では、強い雇用データを受けて米長期金利が上昇したことで、金利敏感株には売り圧力がかかりました。しかし、ハイテク株は業績期待から底堅い動きを維持しており、セクター間でパフォーマンスに差が出る展開となっています。
投資家の関心は、今週末に発表される11月雇用統計と、来週のFOMCに向けられています。市場では0.25%の追加利下げがほぼ織り込まれていますが、FOMCで示される経済見通しと今後の利下げペースに注目が集まっています。
WTI原油価格が続伸し59.67ドル、停戦見通し後退で供給懸念
12月4日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)で、WTI原油先物価格は前日比0.72ドル高の59.67ドルと続伸しました。
ウクライナとロシアの停戦交渉が難航しているとの報道を受け、ロシアへの経済制裁が継続するとの見通しが強まったことが上昇の主な要因です。制裁が長期化すれば、世界的な原油供給に影響が及ぶ可能性があるとの懸念が市場に広がっています。
商品市場の動向:
- WTI原油:59.67ドル(+0.72ドル)
- 金価格:4,208ドル付近(方向感なし)
ただし、本日の国内商品先物市場では原油は反落しています。日銀の利上げ観測による円高進行(ドル円が155円台前半)が売り材料となりました。為替の動きが国内市場の商品価格に影響を与える典型的なパターンと言えます。
金価格については、12月4日に上昇した後、本日は前営業日終値を挟んで方向感の乏しい動きとなっています。主要イベントを控えて様子見ムードが強まっている状況です。
今後の注目ポイント
📅 12月6日(金)日本時間夜
米国11月雇用統計の発表
今週最大の注目イベントです。失業保険申請件数とADP雇用統計で示された相反するシグナルを、どう解釈すべきかが明らかになります。非農業部門雇用者数、失業率、平均時給の3つの指標すべてに注目が集まっています。
📅 12月9-10日(火-水)
米FOMC(連邦公開市場委員会)
0.25%の追加利下げがほぼ織り込まれていますが、重要なのはFOMC後に示される経済見通しと、2026年の利下げペースです。ドットチャート(政策金利見通し)で示される金利パスが、今後の市場動向を左右します。
📅 12月18-19日(水-木)
日銀金融政策決定会合
利上げ実施の有無に加え、今後の利上げペースをどう示すかが最大の焦点です。植田総裁の記者会見での発言内容により、ドル円相場は大きく変動する可能性があります。中立金利までの道筋について、どのようなメッセージを発するかに注目しましょう。
編集部からのコメント
日米の金融政策が真逆の方向を向く「金融政策の分岐点」を迎えていることが、昨日の市場動向から明確になりました。
日銀は11カ月ぶりの利上げに向けて着々と準備を進めており、一方でFRBは利下げサイクルの継続を模索しています。この政策スタンスの違いが、今後も為替市場の大きな変動要因となることは間違いありません。
特に注目すべきは、日米金利差の縮小ペースです。ドル円が150円を割り込むかどうかは、両国の金融政策のタイミングと市場の織り込み度合い次第です。短期的には155円を挟んだ神経質な展開が続きそうですが、中長期的には円高方向への圧力が強まる可能性があります。
投資家の皆様におかれましては、ポジション管理を慎重に行いつつ、主要イベントでの急変動に備えることをお勧めします。特に来週は日米の金融政策イベントが集中するため、リスク管理を最優先にご判断ください。
最後に
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今週は金融政策ウィークと言っても過言ではない重要イベントが続きます。特に明日の米雇用統計は、FRBの政策判断を左右する重要指標ですので、ぜひ注目してくださいね。
市場のボラティリティが高まる局面ですが、冷静な判断で良いトレードができますように。
また明日の朝10時にお会いしましょう!
FX編集部 田中
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