おはようございます、FX編集部の田中です。週末は市場参加者が減りやすく、値動きが「材料先行」になりがちですので、まずは前日までの流れと、本日のイベントを落ち着いて確認してまいりましょう。
前日のテーマは大きく2つで、ひとつは日本の総選挙(2/8)を控えた円・日本国債(JGB)のイベントリスク、もうひとつはテック・暗号資産を中心とした高ボラティリティ(値動きの荒さ)です。特に暗号資産は、ビットコインが6万ドル台を試した後に反発するなど、短期のリスク管理が重要な地合いが続いています。 Source
【日本・政治イベント】総選挙(2/8)が円・JGBの最大リスク
2/8の総選挙について「与党の大勝が、野党のより大きい減税・歳出策を回避できるため、結果として円や債券にとって“最も無難”になり得る」という見方を伝えています。市場は、財政拡張観測が強まる局面で円売り・債券売り(利回り上昇)が起きやすい点を意識しておく必要があります。 Source
なお、同記事内では為替の目安として 1ドル=156.94円 が示されています。選挙結果そのものよりも、選挙後に示される財政運営の姿勢(市場への配慮があるか)が、月曜の値動きに直結しやすい点がポイントです。 Source
読者の皆さまは、週末にポジションを持ち越す場合、週明けの「想定外のレートで始まる」リスク(ギャップ)だけは、どうか最優先で意識してみてください。
【Bank of Japan・要人発言】日銀委員が「適時の利上げ」必要性を強調
日銀の増一行委員は、基調インフレは2%未満としつつも「2%に非常に近づいている」との認識を示し、物価の上振れを防ぐために適時の利上げが必要になり得ると述べました。 Source
また、円安が輸入物価を押し上げ、期待インフレ(将来の物価上昇を見込む心理)に波及する点にも注意を促しています。記事では、日銀が昨年12月に政策金利を0.75%へ引き上げたこと、そして市場が4月の追加利上げ確率をおよそ60%程度織り込んでいることにも触れています。 Source
「利上げ」という言葉は難しく聞こえますが、投資家目線では要するに、円の金利が上がると円の魅力が相対的に増え、円安が一服しやすいという整理で問題ございません。
【暗号資産】ビットコイン、6万ドル近辺から反発も下落基調は継続
ビットコインは一時60,008.52ドルまで下落した後、65,198.20ドル近辺(+3.3%)へ反発しました。ただし、週間で-15%、年初来で-26%程度と、下落基調はまだ強いという位置付けです。 Source
暗号資産は、株式(特にテック)と同じく「リスク資産」として売買されやすく、相場が荒れる局面では損失回避の売りが集中しやすい点が特徴です。普段FX中心の方も、「市場全体のリスク温度感」を測る材料として、暗号資産の急変動は意外に参考になることがございます。
【経済指標・イベント】2/8は週末、実質は週明けの反応待ち
TradingEconomicsのカレンダーでは、2/8に日本の賃金(Average Cash Earnings YoY)、経常収支(Current Account)、銀行貸出(Bank Lending YoY)などが並び、加えて総選挙(Snap General Election)がイベントとして掲載されています。 Source
一方、米国の主要な政府統計は原則として平日に集中しており、2月の重要統計(雇用統計、CPIなど)はBLSカレンダーで確認できます。 Source
週末は「ニュースが先に動き、価格は週明けに追いつく」ことが多いため、今夜から月曜朝にかけてはヘッドラインに注意しておくと安心です。
今後の注目ポイント
- ① 日本総選挙の結果と、選挙後のメッセージ:円・JGBが最も反応しやすい材料です。 Source
- ② 日銀の利上げ観測の強弱:要人発言が増えると、ドル円の方向感が変わり得ます。 Source
- ③ リスク資産の“温度計”としての暗号資産:急落→反発が続く間は、ポジションの傾け過ぎに注意したい局面です。 Source
編集部からのコメント
週末の相場は「当たる・外れる」よりも、「想定外を減らす」ことが成果につながりやすいと感じます。特に本日は日本の政治イベントが重なっておりますので、ポジションを持ち越す方は、損切り幅を広げるより、取引数量(ロット)を落として耐性を上げる設計が実務的です。
また、ドル円だけでなく、円が動く局面ではクロス円(ユーロ円、豪ドル円など)のほうが振れが大きくなることもございます。ご自身の監視ペアに合わせて、週明けの「優先チェック項目」を決めておくと落ち着いて対応できます。
締めの挨拶
本日もお読みいただき、ありがとうございます。週末は情報が断片的になりやすい分、ポイントを絞っておくと週明けが楽になります。皆さまのトレードが、落ち着いた判断で進められますように。
FX編集部 田中
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