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デジタル流通の功罪と音楽業界の課題

番組から
2020/08/05

新羅慎二 & 大沢伸一の『100byRADIO ARTIST NEEDS』、アシスタントMCの板橋令子です!

この記事では私が第5回(7/29)と第6回(8/5)放送で印象的だったトピックスをご紹介します!

聞き逃してしまった方もradikoからタイムフリー再生できますよ!


【音楽塾コーナー】

このコーナーでは日本の音楽シーンで活躍するさまざまなプロの方をゲスト講師としてお招きして、音楽で”生きていく”方法を学びます。

第5回 & 6回の講師はarneの松島功さんでした。

前職であるSpotifyでアーティストやレーベルのマーケティングを担当されていた松島さんは、業界全体へ自らの知見を共有することを目指しarneを立ち上げたそうです。

音楽専業のデータ分析・デジタルプロモーション・ マーケティングの会社arneを設立した松島功氏


従来のようにA&Rを介さずとも、SpotifyやTuneCore等のサービスを使って誰でも自分の楽曲をリリースし”プロ”になれる今の時代。

門戸が広がったことの良さがある一方、品質が低くともTikTok等でバズって再生数のみで過大評価される楽曲が出てきたり、逆にマーケティングのスキルがないだけでレベルの高い楽曲がそれらの中に埋没してしまうことに、新羅さんと大沢さんは違和感があるとおっしゃいます。

どういった作品も全て”アート”と認めたいので悩ましい問題である一方、映画におけるコンクールや絵画における画廊の存在がなくなった音楽は、とりわけデジタル流通の発展がもたらした功罪の影響を受けやすく、以前あった秩序が失われ無法地帯化しているのではないかと心配しているそうです。

それに対し松島さんも、やはり音楽のレベルをどうキープするかは業界全体の課題として考える必要があるとおっしゃっており、私たちリスナーもたくさんの音楽を聴いて、”聴く耳”を鍛え、良い音楽が生まれるカルチャーを育てていきたいと感じました。

詳しくはradikoのタイムフリー再生で是非お聴きください!


新羅「ところでSpotify、僕はソロになってからフォークばっかりやってるはずなのに、いつまでもレゲエのカテゴリーに入れられてるんだけど、どういうこと!?(笑)」

松島「ジャンル等のメタデータは指定できますよ。ただそこから楽曲の広がり方が結構変わるので重要なポイントですね。新羅さんの場合、レゲエのタグを外すとエンゲージメント率が下がるということかもしれませんね(笑)」

新羅「数字じゃないんっすよ!」

大沢「こういう人もいるんですよ(笑)」

次回、第7回 & 8回の講師はSpincoasterのNojima先生です。音楽メディアの現在を伺いたいと思います!


【第5回GUEST ARTISTS】

▼Kick a Show&Sam is Ohm - Last Dance Last Romance

抜群のケミストリーを生み出す、シンガーKick a ShowとプロデューサーSam is Ohmのコンビ



Kick a Showさんは、大沢さんのMONDO GROSSOとのコラボレーション楽曲でもお馴染み。

お二人は"久しぶりに会った現場がラジオ局で不思議な感じだね"と微笑み合っていたのが印象的でした。

「二人でKick a Showだと思ってた(笑)」と新羅さんが驚くほど一緒にいることが多いプロデューサーSam is Ohmさん。

そんなお2人は、親交のある他のクリエイター2人を加えた計4人で一緒に「B-Loved」というクルーを始めるとのこと。

それを聞いた大沢さんを中心に、最近よく耳にする「クルー」や「コレクティブ」という単語が意味するものは一体何なのかはっきりさせようということで盛り上がり、スタジオでは歴史マニアの新羅さんの海軍マメ知識も加わって熱論が繰り広げられました(笑)


▼Pelly Colo - Learn to respect

シドニー生まれ香港育ちの日本人ミュージシャン、勝池壌二による音楽プロジェクトPelly Colo


かなり前から新羅さんと一緒に音楽活動をしているということで、第5回はアットホームなファミリー回でした。

トラックメイカーとしてご活躍のPelly Coloさんは、中学生時代からギターを始めたとのことで、新羅さんから「僕のギターの師匠!」と言われるほどの腕前です。


【第6回GUEST ARTISTS】

▼なかむらみなみ & Andrew - Don't Worry

元ホームレスというハードな経歴を持つフィメールMCなかむらみなみと、Producer / DJのandrew



ご覧の通り、写真で白目をむく刺激的なキャラクターとは裏腹に、ホームレス時代から人への感謝を忘れないなかむらみなみさん。

Andrewさんは、彼女が「TENG GANG STARR」の頃からバックDJをしていたコンビです。

100byKSRに見事選ばれた「Don't Worry」は、地元の辻堂から渋谷へLiveに行く日常をリリックにしたそうで、街ごとの人や文化の違いに驚いてできた歌詞ということですが、何が"Don't Worry"(心配ない)なのか”と解説を聞いて、意外なエピソードに一同びっくりしました(笑)

気になる方は是非radikoタイムフリーで聴いてみてください。


▼uyuni - still bright

オルタナティブを主軸とした作風で、自分にしかない世界観を作品に詰め込むuyuni


キュートなヴィジュアルと歌声に、心に刺さるリリックがくせになるuyuniさんは、現役音大生とは思えないしっかり者。

人生の大先輩・新羅さんと大沢さんへの質問で「最近お気に入りのお店は?」をトークテーマに選ぶ大物な一面も。(uyuniさんはプリンが好きだそうです!可愛い!)

そんなお二人からuyuniさんへは、"オルタナティブ"というジャンルにとらわれない楽曲制作を!とエールが贈られました。


【100by語録】

第5回 & 6回の放送で生まれた名言はこちら!

「自己模倣しないこと。既に評価された自分の作品をなぞりたくなるけど、過去の栄光は足かせになるから忘れ去るべき。型やコツなんて役に立たない。どんどん新しいことに挑戦した先に、初めて自分らしさが表出してくるはず」(by新羅さん & 大沢さん)


【メールをお待ちしてます!】

100byRADIOでは、リスナーの皆さんからのメールもお待ちしています。

おすすめのアーティストから音楽業界の疑問まで、どしどしお送りください!

お問い合わせ先は100@interfm.jp


【番組概要】

『100byRADIO ARTIST NEEDS』

毎週水曜夜20時〜21時オンエア!

新羅慎二 & 大沢伸一による次世代音楽アーティストのフックアッププロジェクト!

100byKSRで採用されたアーティストを招き、楽曲紹介とメインパーソナリティ2人からの熱量高いアドバイスをお届けしています。

またメインパーソナリティに加え、アシスタントMCとして板橋令子がお送りします。

(左から)大沢伸一、板橋令子、新羅慎二


【筆者プロフィール】

板橋令子…街と文化づくりに携わる会社員。WEBメディア「EVELA (イベラ)」キュレーター&ライター。

音楽好きが好じて、今回はアシスタントとしてラジオMCに初挑戦!

http://e-vela.jp

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8/5(水)8pm - 9pm

100byRADIO -ARTIST NEEDS-

DJs: 新羅慎二, 大沢伸一

メール: 100@interfm.jp

番組をradikoタイムフリーで聴く▼

http://radiko.jp/share/?sid=INT&t=20200805200000