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瑛人の「香水」で話題のTuneCore Japanとは?!

番組から
2020/07/15

新羅慎二&大沢伸一の『100byRADIO -ARTIST NEEDS-』、アシスタントMCの板橋令子です!

ここでは第3回放送の印象的なトピックスをご紹介します!

聞き逃してしまった方もradikoからタイムフリー再生できますよ!

【板橋レポート】

今回の放送からアーティストの皆さんに向けた音楽塾コーナーがはじまりました!突然チャイムが鳴って驚きましたね(笑)

日本の音楽シーンで活躍するさまざまなプロの方をゲスト講師としてお招きして、音楽で”生きていく”方法を学びます。

この場をお借りして、塾生代表として今回印象的だったポイントをおさらいします。

今回の講師はTuneCore Japanの吉野拓人先生です。

(左から)大沢伸一、吉野拓人、新羅慎二

TuneCoreとは…楽曲を iTunes, Apple Music, Spotify, Amazon など世界185ヵ国以上で簡単に販売・配信。権利はそのまま、収益は100%還元。 アーティスト・レーベルのための音楽配信流通サービスです。

では、今回のポイントを簡単にご紹介!

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・TuneCore Japanは、米国で2005年に設立したTuneCoreのアジア版として、2012年に始まったそうです。現在はインディーズの楽曲をなんと80万曲以上配信していて、流通量ではおそらく国内ナンバーワンとのこと!

・楽曲音源とジャケット画像があれば誰にでも配信の権利があるなんて夢が拡がりますよね! 最短2日で配信できるというスピード感にも驚きです。

・話題沸騰中の(あのドルチェ&ガッバーナの!)瑛人の「香水」も、TuneCore Japanを用いて配信されているんです。数か月前までハンバーガーショップで働いていたという彼ですが、今や国内チャート首位を席巻するアーティスト…文字通り人生が大きく変わった瞬間です。ご本人もびっくりされているんだとか!

・そんな「香水」大ブームのきっかけとなったTikTokをはじめ、YouTube等のUGC(User Generated Contents)が、今音楽業界で重要な鍵を握っているそうです!SNSでアーティスト以外の一般ユーザーが自発的に発信してくれて、大ヒットにつながっていくケースが多いんですよね。


大沢「吉野先生、TuneCore Japanで人気になるにはどうしたら良いんでしょうか? 実はうちの猫もKurosuke名義で配信してるんですがなかなか伸びなくて…(笑)メジャーのアーティストは、たとえ本人が希望したとしても、UGCに対する許諾が難しいんですよね」

吉野「確かに2020年代に人気になろうと思ったら、あえてインディーズレーベルを選ぶというのもひとつの選択肢としてあるかもしれませんね。TuneCore Japanで配信しているアーティストの皆さんも、各自SNSで創意工夫してプロモーションしているようですよ」

新羅「TuneCore Japanにもアーティストのプロモーションまで並走してくれるようなプランができたら嬉しいですね」

・TuneCore Japanは今後も配信エリアを拡大していくそうです!どんなスターが現れるか、楽しみですね。

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そんな音楽塾、最後には音楽業界におけるブロックチェーンの可能性についての質問をきっかけに、著作権の未来にまで話は拡がり、とっても意義あるディスカッションとなりました…勉強になります。

次回、放送第4回目の講師も吉野拓人先生です。引き続き、音楽配信流通サービスの裏側に迫っていきます!


高橋飛夢 - 意味のない日々はない

1984年、東京都大田区にてプロのギターリストの父と、芸者の母との間に生まれる。

若干小学5年生にてバンドを結成後、18歳より父のバンドでベーシストとして活動する。

2011年、最愛の父を亡くしたのを契機に、本格的に弾き語りを始動。シンガーソングライターとして数多くのライブに出演。

テクノユニット「C-CHICKENBOYS」のギターリストも担当し、多方面への楽曲提供及び制作、様々なバンドをサポートする。

また、2006年、企画から出演もこなす「笑死業 (waraizini life works)」を発足。

近年は、EVISBEATS作品への参加、渡辺俊美&THE ZOOT16のサポート等、活動は多岐にわたる。

2019年には「Montreux Jazz Festival Japan 2019」に出演。


EL+CITY - A Little Bit of Love

ラッパーのJason Vasara、2K、Tinny Nollと、シンガーのKidellaの4名からなる平均年齢19歳のこの若きチームは、バイリンガルな独特のワードアプローチを武器に、LO-FI HIP HOPから、現行TRAPまでどんなビートでも巧みに乗りこなし、北海道内のクラブライブや、音源をアップロードしたSOUND CLOUDなどでしっかりファンベースを築いている。

その音源とライブのクオリティーの高さから、結成からわずか2年足らずで北海道での人気と知名度も急上昇中で、2020年下半期には待望のファーストアルバムもリリース予定。


【まとめ】

高橋さんの新曲「東京駅」の弾き語り、とっても素敵でしたね…優しい声が切なく響きました。まだレコーディングしていない楽曲ということで、今後のリリースが楽しみです。

スタジオで一番印象的だった場面は、札幌から電話でリモート参加してくれたEL+CITYの皆さんが、今回の反響を話してくれたとき。「100byKSRで楽曲のリリースとMVを出したことで、音楽に本気で向き合う姿勢を周囲がやっと理解してくれた。学校では音楽の道に進むことを先生に反対されたこともあって…進路に”ラッパー”と書いたら怒られたんです(笑)」と言うメンバーに、人生の先輩である新羅さんと大沢さんから熱いメッセージが贈られました。

…ということで、今週の100by語録はこちら!

「”音楽で食べていけるかどうか”じゃなくて、”音楽をやりたいかどうか”が大事。音楽が好きなら、どんな不安も音楽を辞める理由にはならない」(by新羅さん&大沢さん)

100byRADIOでは、リスナーの皆さんからのメールもお待ちしています。

おすすめのアーティストから音楽業界の疑問まで、どしどしお送りください!

お問い合わせ先は、100@interfm.jp


【番組概要】

100byRADIO -ARTIST NEEDS-

毎週水曜夜20時〜21時オンエア!

新羅慎二&大沢伸一による次世代音楽アーティストのフックアッププロジェクト!

100byKSRで採用されたアーティストを招き、楽曲紹介とメインパーソナリティ2人からの熱量高いアドバイスをお届けしています。

またメインパーソナリティに加え、アシスタントMCとして板橋令子、KSRの社員代表としてDADAの4名がレギュラーメンバーとしてお送りしています。


(左から)新羅慎二、DADA、板橋令子、大沢伸一


【筆者プロフィール】

板橋令子…街と文化づくりに携わる会社員。WEBメディア「EVELA (イベラ)」キュレーター&ライター。

音楽好きが好じて、今回はアシスタントとしてラジオMCに初挑戦!

http://e-vela.jp

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7/15(水)8pm - 9pm

100byRADIO -ARTIST NEEDS-

DJs: 新羅慎二, 大沢伸一

番組をradikoタイムフリーで聴く▼

http://radiko.jp/share/?sid=INT&t=20200715200000