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TuneCore Japanに訊く、音楽配信流通サービスはこれからどうなる?!

番組から
2020/07/22

新羅慎二 & 大沢伸一の『100byRADIO ARTIST NEEDS』、アシスタントMCの板橋令子です!

ここでは第4回放送の印象的なトピックスをご紹介します!

聞き逃してしまった方もradikoからタイムフリー再生できますよ!

(左から)新羅慎二、大沢伸一


【板橋レポート】

前回の放送からアーティストの皆さんに向けた音楽塾コーナーがはじまりました!

日本の音楽シーンで活躍するさまざまなプロの方をゲスト講師としてお招きして、音楽で”生きていく”方法を学びます。

この場をお借りして、塾生代表として今回印象的だったポイントをおさらいします。

今回の講師はTuneCore Japanの吉野拓人先生です。

TuneCoreとは…楽曲を iTunes, Apple Music, Spotify, Amazonなど世界185ヵ国以上で簡単に販売・配信。権利はそのまま、収益は100%還元。

アーティスト・レーベルのための音楽配信流通サービスです。

では、今回のポイントを簡単にご紹介!

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・TuneCore Japanのサービスが始まってまだ約8年ということですが、その間にも時代は大きく変わっていて、ダウンロードからストリーミングが主流になっていったように、どんどんリスナーの聴き方が変化しているんです!

それによって、流行するアーティストの傾向も変わってきているんですね。

・瑛人の「香水」が流行ったきっかけになったUGC (User Generated Contents)。一般ユーザーのSNS上での自発的な発信しが大ヒットにつながっていくケースが多いということですが、アジアではTikTok、アメリカではTRILLERというサービスが若者の間でポピュラーだそうです!

新羅「僕もTikTok始めるようと思ってるんですよ実は(笑)ランニング走法の名前からとったランニングチーム”LSDC(Long Slow Distance Club)”で毎週走ってるんですが、その様子を配信しながら、オリジナルのランニングウエアを物販するのも良いかなと。中国では、TikTokがファッションのカタログとしても使われているらしいんですよ」

大沢「良いと思います!ただ、TikTokで流れているものはいわゆる”音楽”ではないということには注意したいですよね。コントや大喜利のような使われ方をしている場合もあるので。さらには、TikTokで流行るための曲を作るという動きが出てくると、本末転倒ですからね……」

吉野「TikTokは、CMと同じで楽曲に触れる機会を増やすものだと思うんです。一部でもその曲が聴こえて、リスナーに”この曲なんだろう?”と思わせて、ちゃんと聴いてもらえるよう誘導する。そういう意味で上手に活用できると良いですよね」

・SNSで何度も登場するようになると、楽曲だけでなく登場するプロダクトさえも次第にバズっていくということです。とはいえ、必ずしもUGCで流行するものだけが良い音楽と決めつけてはいけないと思うので、リスナーも聴く耳を鍛えていきたいですね!

・TuneCore Japanは、今後も中国やブラジル等にも配信エリアを拡大していくそうです。言語の壁を越えて、ライブではなかなか遠征できない土地の人に楽曲を届けられるのは、配信ならではの良いところですね!

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次回、放送第5回目の講師はarne松島功先生です。

アーティストのためになる、デジタルプロモーションの極意を伺います!


【GUEST ARTISTS】

今回のゲストアーティストは次の二組でした!

ぜひぜひ、100byKSRで採用された音源を聴いてみてください!

Xakimichael - BUKKOWASU

福島県出身。

2018年から東京を拠点に活動するヒップホッププロジェクト「夜猫族」のメンバーとして活動開始。

2019年1月にリリースしたシングル"Pussy Lake"が話題となり、Abema MIXやニートTokyoなどに出演し、同年6月には自身初となるMV"In my blood prod. acuteparanoia"をluteにて公開。

その後、OVER KILL & XakiMicheleによる ""Get Mad"" やLEXの2ndアルバムに収録されている"GUESS WHAT?"、Kamuiが企画したプロジェクト"MUDOLLY RANGERS"などの作品に参加。

2020年1月には1st EP"Extended Play"をリリースした。 


Qugo - STAY feat. KOYN MUSIC

平塚生まれ平塚育ちのラッパー。シャイで優しいナイスガイ。

神奈川県相模原市出身。地元のHIPHOPクルーSDJUNKSTAのメンバーであり、青い果実 (METEOR,butaji, KYN)、自身がバンマスを勤めるLAETORIでの活動など幅広く音楽活動中。

ラップしたりビート作ったりレコーディングしたり、ミックスしたりマスタリングしたりピアノひいたり、バイオリンひいたりビートボックスしたりDJしたり。

レコード収集が趣味で、神奈川県内外問わず各地のレコードショップやリサイクルショップに出入りする姿が防犯カメラに捉えられている。ふかみありあぶないよ。


【まとめ】

今回のゲストはXakimichaelさんとQugoさん、お二人とも濃かったですね~!

Xakimichael(ザキミケーレ)さんの由来は、”ザキ”は本名のマンザキから、”ミケーレ”は彼がリスペクトするGUCCIのクリエイティブディレクターであるアレッサンドロ・ミケーレからとったそうです。スマートなヴィジュアルからはとても想像できないパワフルな低音ボイスが魅力的な楽曲は必聴です!「BUKKOWASU」という刺激的な曲名とは裏腹に、お母さまのお誕生日に高級ドライヤーをプレゼントしたというエピソードには、一同じーん……と来ました。素敵なギャップにしみじみ。

そして、もう一人のゲストのQugoさんも、パワフルな見た目からすると意外な一面を披露してくださいました。今回の楽曲「STAY feat. KOYN MUSIC」も”一緒にいよう”というサビの歌詞が印象的でしたが、なんとQugoさんはコロナ禍でなかなか合えない彼女に手書きのラブレターを贈っていたそう!まさに「シャイで優しいナイスガイ」という自己紹介の通りです(笑)

スタジオで一番印象的だった場面は、Qugoさんから新羅さん&大沢さんへのこんな質問があがったとき。「自分はだらけがちで、曲作りモードへの切り替えが中々できないんです……お二人のモチベーションの源、切り替えのコツがあったら教えてほしいです!」と言う相談に、人生の先輩である新羅さんと大沢さんからアドバイスが贈られました。

…ということで、今週の100by語録はこちら!

「昔は切り替えが大事と思っていたけど、気持ちが乗らないときにいくら一生懸命やっても良いものができないから、自分が”つくりたい!”と思えるタイミングをひたすら待つかな。そもそも音楽が本当に好きじゃないと、いつかは意欲が枯れてしまう。ただ有名になりたいだけなのか、それとも本当に音楽をやりたいのか、見極めるのが大切だよね」(by新羅さん&大沢さん)

100byRADIOでは、リスナーの皆さんからのメールもお待ちしています。おすすめのアーティストから音楽業界の疑問まで、どしどしお送りください!

お問い合わせ先は100@interfm.jp


【番組概要】

100byRADIO -ARTIST NEEDS-

毎週水曜夜20時〜21時オンエア!

新羅慎二 & 大沢伸一による次世代音楽アーティストのフックアッププロジェクト!

100byKSRで採用されたアーティストを招き、楽曲紹介とメインパーソナリティ2人からの熱量高いアドバイスをお届けしています。

またメインパーソナリティに加え、アシスタントMCとして板橋令子、KSRの社員代表としてDADAの4名がレギュラーメンバーとしてお送りしています。

(左から)新羅慎二、DADA、板橋令子、大沢伸一


【筆者プロフィール】

板橋令子…街と文化づくりに携わる会社員。WEBメディア「EVELA (イベラ)」キュレーター&ライター。

音楽好きが好じて、今回はアシスタントとしてラジオMCに初挑戦!

http://e-vela.jp

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7/22(水)8pm - 9pm

100byRADIO -ARTIST NEEDS-

DJs: 新羅慎二, 大沢伸一

番組をradikoタイムフリーで聴く▼

http://radiko.jp/share/?sid=INT&t=20200722200000