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【謝音祭】odol & 林響太郎監督 スペシャル対談 radikoブランドムービー『その音は、』制作秘話とスタジオライブ!

番組から
2020/07/30

“これまでも、これからも、人生を彩り、寄り添ってくれる「音楽」に感謝する1日“としてお送りする「謝音祭」。

radikoブランドムービー『その音は、』映像を監督した林響太郎監督と楽曲を提供したodolのスペシャル対談。ここだけで語られる制作秘話とは。エモいスタジオライブにも注目。

堀田茜:「ここからはradikoブランドムービー『その音は、』に楽曲提供したバンド、odolと映像監督を勤めた林響太郎監督によるスペシャル対談をお届けします」

井手大介:「これ素晴らしい映像作品で、radikoのCMっていうか、radikoのムービーなんですけど。みんな気持ちがほっこりするようなそういう映像、そして音楽になっております。この作品に込められた思い、そしてラジオというメディアに対するそれぞれの想いを語っていただきます。その後に、odolによるスタジオライブもやっていただきます。

さぁ、ご紹介いたしましょう。odolからボーカル&ギターのミゾベリョウさん、そしてピアノ・シンセサイザーを担当している森山公稀さん。そして映像監督ですね、林響太郎さんをお迎えしました。どうも、こんにちは!」

一同:「こんにちは、よろしくお願いします」


radikoブランドムービー『その音は、』制作秘話

井手:「よろしくお願いします。これからodolと林響太郎監督の対談ということなんで、僕たちもいながら対談していただくわけなんですけれども、まずこのradikoのブランドムービーが生まれた経緯、きっかけについて伺いたいんですけど林監督教えていただけますか。これいつ頃話が来たんですか」

林響太郎:「時期は2月の前半くらいから動き出してて。今こういうご時世になるちょっと前くらいから動いてました」

井手:「なるほど。どういうイメージで作ってくださいってことだったんですか」

林:「イメージはあんまなかったですね。ただ、radikoっていうものをどう見せるかっていうのを。音入れて欲しいとかそういうことではなくて、小さな幸せに寄り添うような形で見せていきたいんだけど、みたいなところはディスカッションしていく中で出てきた言葉でしたね」

堀田:「そして林監督を含めた映像チームとradikoさんが話し合ってodolさんにオファーされたようなんですが、なぜodolさんを起用しようと思ったんですか」

林:「なんでですかね(笑)でもミゾベ君の声が透き通ってるのは、前から思ってたのであと前から何度も一緒に作らせてもらったりして」

井手:「あ、前からこのタッグは組んでたんですか」

ミゾベリョウ :「ミュージックビデオも4本。アーティスト写真も今のものは響太郎監督が」

井手:「スチール写真も撮ってらっしゃるんですね。なるほど、じゃぁもう長年一緒にやってきたっていう感じの」

林:「まだまだ短いですけど」

ミゾベ:「気持ち的にはそんな感じです」

井手:「じゃぁodol側は林監督から声かかった時に、『お、もう全然やるよ』っていう感じ?」

ミゾベ:「即ですね。響太郎さんとやれるんであれば、もうどんな条件でもやります、みたいな。そんなレベルです」

林:「ありがたい」

井手:「いいですね、男気をお互いに感じるそんなコンビネーション」

堀田:「いい空気感」

井手:「曲は映像のために書き下ろしたんですか」

ミゾベ:「そうですね。本当に曲の始まりもない段階で響太郎さんと話して、その種みたいなものをいただいて、それをこっちで形にさせてもらった感じですね」

林:「先に企画があって。で、その企画をまぁ森山君たちに相談して。で、僕からの音のアイデアとかもちょっとだけ伝えつつ作ってもらったって感じです」

井手:「林監督の音のアイデアっていうのはどういうオーダーを出すんですか」

林:「ああ、ちょっと、大きく言いすぎた(笑)でもいつものodolだとすごい洗練されててデジタルっぽいところもあるから、もう少しradikoの、ナチュラルな空間にしたかったから少しだけ生音っぽいっていうか」

森山:「生感とか空気感っていうキーワードはすごく何度も出ました」

井手:「そこでodolの2人はどのように考えたんですか」

ミゾベ:「それこそ曲聴いて頂いたら特徴としてストリングスのサウンドのことを言っていただくことが多いんですけど、そのストリングスのアイデアも初日に響太郎さんと話してる中で、生感出すってなると、そのストリングス録った時の特異な空気感みたいなのとか。ストリングスをすごく小さな音で演奏した時に、奏者のブレスの音とかも一緒に録れるんですけど、そういう息遣いみたいなのも、音として聞こえなくてもレートの中に入っているという、そういうアイデアとかを膨らませていって、ドラムも普通のスティックじゃなくてブラシっていう、音量は下がるんですけど、ザラザラとした音を出せるものを選んだりして。なので曲の構成だったり楽器の編成は、響太郎さんの最初の話し合いの場で決めていったって感じですね」

井手:「逆に言うと、それまでのodolは、そういう実際にストリングスの方に弾いてもらうとか、そういうアプローチは今までになかったですか」

ミゾベ:「ストリングスも少なかったですけど、ドラムのブラシはなくて。これきっかけで初挑戦というか、ブラシを買ってもらったみたいな(笑)ドラムの垣守に買ってもらったんですけど」

井手:「だってね。こんな時代、ストリングス欲しいって言ったらそれこそシンセサイザーですぐストリングスの音なんて無限に出るじゃないですか。やっぱ違うもんですか、実際に人に弾いてもらうってのは」

森山:「やっぱ全然違いますよね」

ミゾベ:「特にこういう空気感を大切にする音楽だと、本当に説得力が変わってくるっていうか。メンバーに展開してるのと映像チームとやりとりするのは、録る直前まで打ち込みでしてんですけどやっぱそこが差し代わった瞬間に大きく印象というか反応も変わってきたんで」

林:「全然変わったよね」

ミゾベ:「すぐ差し代わった瞬間に、これならマッチするなっていうか。本当に目指してた形に近づいたなっという印象がありました」

井手:「そこまで曲が組み上がっていく時って、もう映像ってある程度固まってできてるんですか?」

林:「もうある程度は撮り終わったらすぐ編集して、逆にここでこういう間を作りたいからこうしたいみたいな話とかも含めてデータでやりとりしてましたね」

井手:「映像に合わせた間を発注してミュージシャンがそれを曲に落とし込むって面白いですね」

林:「面白かったですね」

井手:「お互い出来上がった作品を見ての感想を聞かせてください。YouTubeのradikoのムービー

ミゾベ:「僕見た時に、odolチームに『この作品に関われてよかったです』って送りましたね。でも誰からも何にも返ってこなかったですけど(笑)」

林:「嬉しい」

井手:「森山さんいかがでした?」

森山:「この進行中も随時見せていただいてたんで、だんだん出来上がってくるわけなんすけど。それでもやっぱり『完成しました』って送られてきた時に、そのこんなにいい曲だったのかってまず自分の曲を再評価できたっていうか」

ミゾベ:「聞こえ方が変わったね」

井手:「自分たちで一生懸命作ってるのに、映像が加わったら自分たちにとっても聞こえ方が変わってくる」

井手:「林響太郎監督は出来上がって自分の映像に音をあてた作品を見てどう思いましたか」

林:「それでいうと最初にもう、デモの段階でほぼ完成してたんですよね。その段階で、これはいけるなって。で、そこからまた映像もどんどん編集も加速していい感じに作れましたね。おかげさまでしたね」

井手:「是非皆さんもこの映像、ご覧になっていただいきたいと思いますよ。radiko『その音は、』でYouTube検索したら出てきますから是非ご覧になってください」


音楽へ感謝の気持ちを伝える

井手:「今日はですね、皆さんに音楽に感謝したい一言、声かけるならどうかけますかって伺ってるんですけれども」

ミゾベ:「音楽のことは一方的に好きっていうのはあるんですけど、やっぱり僕が音楽に関わってたり、音楽を好きじゃなかったらたくさんの今僕の身の周りにいる人たちに出会えていないだろうと思うので、感謝しかないなという感じです!」

森山:「僕は音楽聴く人としても作る人としても関わっているんですけど、音楽を聴いていたり、作っている時って、今生きている世界というかこの現実とちょっとまた違う時間が流れているような感覚があって、普段やっぱりこういう世界の中であんまり前向きになれない時もあると思うんですけど、そういうこと一旦ないことにしてくれるものが音楽だなっていうのは思っていて、そういう別の世界を作ってくれて、与えてくれてありがとうと、思ってます」

林:「なんか今すごい良いこと言ってましたね(笑)この後言いづらいなと思いつつ。僕は音楽は作らない立場としていつもみんなが作ってくれた、聴かせてくれた曲をどうよくするかっていうのをいつも考えてるけど。その曲が良くなかったら、きっと良いものにもならないし、いくら頑張ってもってところもあるので。いつもありがとうって思ってます」

井手:「さすがミュージックビデオを作ってる監督ならではの意見ですね」


odol、スペシャルスタジオライブ!

井手:「さぁそれじゃですね、この辺で、odolによるスペシャルスタジオライブをお願いしたいと思いますので、準備、よろしくお願いします」

森山:「よろしくお願いします」

井手:「2人にはセッティングしてる楽器に移動してもらってる間、あ、森山さんが鍵盤のとこにいけばこれで準備できちゃうの」

林:「ミゾベ君、そこで歌うの」

ミゾベ:「僕はこの響太郎さんの真横で歌います(笑)」

井手:「odolによる『謝音祭』スペシャルライブです。お願いします」

ミゾベ:「じゃ一曲目。radikoブランドムービーのオリジナルソング『小さなことをひとつ』聴いてください」

〜♪

井手:「odolのエモいライブでしたね!」

堀田:「ちょっともう…音楽ありがとう!」

井手:「堀田ちゃんが今にも泣き出しそうです」

堀田:「本当に泣きそうになっちゃった!」

井手:「odolの皆さん、お疲れ様です!」

ミゾベ&森山:「ありがとうございます」

井手:「2曲演奏してくださいましたね。最初に演奏してくださったのがradikoブランドムービーのために作った『小さなことをひとつ』、そして2曲目が『虹の端』。林響太郎監督に伺いたいですね。『小さなことをひとつ』この楽曲は、林監督の映像のために作った曲ってことなんですが、実際に何回かライブで演奏するのはご覧になってるんですか」

林:「今日初めて見ました」

ミゾベ:「ライブ自体がこの曲やるのが今日初です」

井手:「世界初公開のライブだったんですね?」

ミゾベ:「そうなります(笑)」

井手:「監督、いかがでした、ご覧になって」

林:「いやぁ感動しましたねぇ。嬉しい、びっくりした(笑)」

井手:「曲を聴きながら林監督はカメラでずっと撮影してました」

林:「今撮っちゃいましたね。残しとこう、と思って」

井手:「あれはムービーで撮ってたんですか」

林:「そうです」

ミゾベ:「ムービーで撮ってたんだ」

林:「個人的な思い出として残しました」

井手:「ミゾベさん、どうですか。撮られてましたよ」

ミゾベ:「めっちゃ緊張しました、それが」

林:「あ、ごめん。バレないかなと思ってたんだけど(笑)」

ミゾベ:「やっぱ響太郎さんの映像のために作った曲ってのもあったんで、初めて親がライブ来た時とかそんなむず痒い感じも、ちょっと緊張しました」


ラジオは想像力が働くメディア

井手:「素晴らしい演奏でした。radikoのための映像と音楽っていうことで、皆さんにお伺いしたいんですけど、ラジオって皆さんにとってメディアとしてどういう思いをお持ちですか」

ミゾベ:「僕結構自分が何かしながら何かを、2個同時にやるみたいなことが不得意なんですけど、ラジオとそれこそ音楽だけは聴きながら何かできるなってあって。だからと言ってどちらもおろそかになってるわけではないんですけど、何かをしながら自分の生活に関わることも一緒にできるっていうのはすごく生活に寄り添ったメディアだなと印象として大きいです」

森山:「僕はそれこそradikoのブランドムービーを作る時に、こういうことを考えたんですけど、ラジオって音声のメディアだから情報が、スピードも密度もこう緩やかというか。こっちに想像力の余地を残してくれてるものだなっていうのがすごく好きで他のメディアとのスピード感の違いみたいなのがすごく僕にとってはかけがえのないメディアだなっていう風に思ってます」

林:「ラジオは想像力が働きますよね。音だけでたくさん色んな情報を流してくださるので、言葉の使い方も全然変わってくると思うし、音の表し方も変わってくると思うし、その情景がどう浮かぶかっていうのは、それぞれだと思っていて特殊なメディアだな、と思いつつ同時にいつ聴いてても良いと思うし、割とそっとしてくれているような。横にいるような存在なのかなって思ってます」

井手:「想像力が働くメディアって林監督が言いましたけど、映像がない分、聴き手それぞれが景色を浮かべるんですよね。で、この映像作品の最後の方にも色んな登場人物が色んな状況でラジオを聴いているんですけど、最後にみんな色んな番組聴いてるじゃないですか。内容だって。で、一人一人が感じる一言みたいなのが出てくるんですよね。それがいいんですよね、また」

一同:「(笑)」

井手:「そこまで見て、グッと。僕もラジオに携われて良かったなっていうね。そういう気持ちにさせていただきました」

林:「良かったです。ありがとうございます」

井手:「ということでodolの皆さん、そして林響太郎監督。本当に今日はありがとうございました」

一同:「ありがとうございました」

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2020年7月24日(金)12pm ~ 8pm

InterFM897 SPECIAL DAY 「謝音祭」

DJs: 井手大介, 堀田茜

メール:ongaku@interfm.jp

ハッシュタグ:#音楽ありがとう

radikoで『odol & 林響太郎監督 スペシャル対談』を聴く▼

http://radiko.jp/share/?sid=INT&t=20200724150000

特設サイト:https://www.interfm.co.jp/lp/shaonsai/