
5/27(水)は、木根尚登さんが担当。
自身が音楽を始める絶対的なきっかけとなり、今なお憧れ続けているという吉田拓郎さんをフィーチャーしました。木根さんが中学3年生の頃、後にTMの初代マネージャーとなる友人から借りたライブアルバムをきっかけにのめり込んだという拓郎さんの世界。
今夜フォーカスしたのは、1971年にリリースされ、日本の音楽シーンを「フォーク」から「ニューミュージック」へと導く過渡期の傑作となった2ndアルバム『人間なんて』です。アルバムからシングルカットされ大ヒットした「結婚しようよ」は、それまでの反体制的な関西フォークのイメージを覆し、誰もが口ずさめるポップスとしてのフォークを確立。後に頭角を現す井上陽水さんやかぐや姫らへと続く、新しい音楽の扉を開いた作品。ディレクターに加藤和彦さん、さらにアレンジャーや参加ミュージシャンには松任谷正隆さん、林立夫さん、小原礼さん、遠藤賢司さんら、後のJ-POPの礎を築く伝説の才能が集結していました。
そして、アルバム『人間なんて』のB面1曲目に収録され、木根さんが「最も影響を受けた」と語るのが「どうしてこんなに悲しいんだろう」です。当時、拓郎さんが新宿で飲んだ後にジェームス・ブラウンのバラードを聴き、無性に染み入る曲を書きたくなって一気に書き上げたという、ファンクの帝王からの影響という意外な誕生秘話が明かされました。加藤和彦さんがGibson J-45で刻むアコースティックギターのミュート奏法や、松任谷正隆さんによる叙情的なオルガンの音色。当時、間奏のオルガンソロを何度も何度も聴いて必死に耳コピしたという木根少年の思い出が蘇ります。
さらに、3人で拓郎さんのライブへ行き、終演後に楽屋を訪れた際のエピソードも披露。大ファンゆえに緊張で固まってしまった木根さんと宇都宮さんをよそに、最先端のシンセサイザーやデジタル機材に興味津々だった拓郎さんは、小室さんとばかり機材マニアックトークを繰り広げていたという、お茶目な素顔が明かされました。
そして番組終盤、TMNETWORKを長年ペンで支え続けた音楽ライター、藤井徹貫さんの話題へ。ちょうど3年前の5月27日に旅立った徹貫さん。同世代として同じ音楽を呼吸してきた彼は、まさにメンバー以上の理解者でした。木根さんと一緒にロンドンの楽器屋へ行った際、店内のエレキギターをかき鳴らして「人間なんて」を大絶叫していたという破天荒で愛すべき思い出を回想。「ガナり系」の拓郎さんが好きだった徹貫さんと、「バラード系」が好きな木根さん。それぞれの個性を称えながら、3人でその偉大な功績を優しく振り返りました。
【本日お届けした楽曲】
M1:結婚しようよ / 吉田拓郎
M2:どうしてこんなに悲しいんだろう / 吉田拓郎

次回も水曜夜10時30分、彼らの「好きな音楽」をディープに語り尽くします。
番組へのメッセージは、
メールアドレス:sukeruradio@interfm.jp
Xへの投稿は、
ハッシュタグ:#スケルラジオ
でお願いします!
---
毎週水曜日 10:30pm - 11pm
DJs: TMNETWORK(小室哲哉、宇都宮隆、木根尚登)
番組をradikoで聴く▼
https://radiko.jp/r_seasons/10032449
「スマートニュース」APPからradikoへは、こちら▼