
今夜は、宇都宮隆さんがナビゲーターを担当。
10代から20代前半の多感な時期にイーグルスやディープ・パープルなど様々な音楽を吸収してきた宇都宮さんが、自身のルーツの一つとして挙げたアメリカの偉大なロックバンド、Styxを特集しました。
番組のオープニングを飾ったのは、彼らが1979年に発表した名盤『Cornerstone』からの一曲「Boat on the River」。
アコーディオンやマンドリン、ウッドベースを駆使したヨーロッパの民族音楽風のアレンジと、哀愁を帯びた寂しげなヴォーカルが印象的なこの曲は、本国アメリカよりもむしろヨーロッパで爆発的な大ヒットを記録しました。
シカゴで結成され、シンセサイザーを導入したドラマチックなプログレッシブ・ロックと美しいハーモニーを融合させたStyx。宇都宮さんも実際に足を運んだという、1982年の初来日公演は、全米1位を獲得したアルバム『Paradise Theatre』を引っ提げたツアーで、計算し尽くされたミュージカル仕立ての劇的な演出やメンバーの演奏力はもちろん、日本のファンのために披露された坂本九の「上を向いて歩こう」や、トミー・ショウがアコースティック・ギター一本で奏でた「さくらさくら」のソロパフォーマンスなども演奏された日もあったそうです。
続いてオンエアされたのは、同アルバム収録の全米No.1至高のバラード「Babe」の美しく切ない旋律を、3人で改めて振り返りました。さらに番組後半では、宇都宮さん自身のソロ活動『LIVE UTSU BAR〜それゆけ歌酔曲〜』(2022年公演)にて、Styxの1983年のヒット曲「Mr. Roboto」と山下久美子さんの「赤道小町ドキッ」をマッシュアップして演奏したというお話も。実際にカバーして歌ったからこそ分かるデニス・デ・ヤングのヴォーカルの凄みを感じながら、スタジオにはその「Mr. Roboto」が流れます。「ドモアリガト ミスターロボット、また会う日まで」というあまりにも有名な日本語のオープニングから幕を開けるこの楽曲。実は彼らが1982年のジャパン・ツアーで来日した際、日本の工場で一糸乱れぬ動きをする工業用ロボットたちをテレビで観たことが、アルバム『Kilroy Was Here』のコンセプトを生むきっかけになったというユニークな誕生の話題に。映画的な演出とカッティング・エッジな電子音が融合した彼らの世界観が、時空を超えてスタジオに鮮やかによみがえった特別な一夜となりました。

【本日お届けした楽曲】
M1:Boat on the River / Styx
M2:Babe / Styx
M3:Mr. Roboto / Styx
次回も水曜夜10時30分、彼らの「好きな音楽」をディープに語り尽くします。
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毎週水曜日 10:30pm - 11pm
DJs: TMNETWORK(小室哲哉、宇都宮隆、木根尚登)
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