
9/2(水)は、小室哲哉さんがナビゲーターを担当。
自身がダンス・ミュージックに覚醒する大きなきっかけとなり、今なお世界中のフロアやスタジアムを揺らし続ける電子音楽の巨頭、Underworldを特集しました。
オープニングを飾ったのは、1995年にシングルのB面として産声を上げ、翌1996年の映画『トレインスポッティング』のラストシーンで世界中に鮮烈なインパクトを残した不朽のダンス・アンセム「Born Slippy NUXX」。カール・ハイドがロンドンのソーホーで酒に酔った夜、アルコール依存症者の視点からワンテイクで吹き込んだという歌詞の逸話や、歌詞を見失った瞬間に繰り返した「lager lager lager」のフレーズが奇跡的なフックとなったエピソードを披露。小室さんは、オリジナル・アルバム未収録でありながら映画のエンディングを飾り、ライブのラストを締めくくる不動のアンセムとなったこの曲の立ち位置を、TMNETWORKの「GET WILD」の存在感や宿命になぞらえて熱っぽく語りました。
番組中盤では、1992年にリック・スミス、カール・ハイド、DJのダレン・エマーソンによって始動したアンダーワールドの歩みをプレイバック。
デザイン集団「TOMATO」を設立し視覚表現とサウンドを一体化させた先進性や、音楽監督を務めた2012年ロンドン・オリンピック開会式での壮大なディレクションなど、単なるクラブ・ユニットにとどまらない多角的な活動のスケール感に、宇都宮さんと木根さんも深い感嘆の声を漏らしていました。
特に深い盛り上がりを見せたのは、2002年の名盤『A Hundred Days Off』とTMNETWORKの最新アルバム『QUANTUM』との共通点についてです。
ダレン・エマーソンの脱退を経てデュオ体制となって制作され、アンセム「Two Months Off」を生んだ同作は、「移動」や「環境の変化」をモチーフに削ぎ落とされた電子音の美学が貫かれていました。メンバー構成の変化や時代の移り変わりを受け入れながら、自らのサウンドをシンプルかつ力強く更新し続けるその姿勢について、小室さんはTMの最新アプローチとの深い親和性を語りました。
番組のラストには、30年以上の時を経ても色あせないエネルギーを放つ「Born Slippy NUXX」をあらためてフルオンエア。狂おしく疾走するビートと詩的なボーカルの響きに包まれながら、時代の先頭で変化を恐れず新しい音を打ち出し続けるアーティスト同士のリスペクトが交錯する、刺激的でぜい沢な30分間となりました。

【本日お届けした楽曲】
M1:Born Slippy NUXX / Underworld
次回も水曜日の夜10時30分、彼らの「好きな音楽」をディープに語り尽くします。
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毎週水曜日 10:30pm - 11pm
DJs: TMNETWORK(小室哲哉、宇都宮隆、木根尚登)
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