マサさんこと石川雅道さんとは今年も誰よりもお会いした。

しかも何処でも！

Masa is everywhere！

コロナ禍で、ほとんど東京に行くことがなかったのに、だ。

彼が無類の音楽好きってのもあるし、彼のフットワークの軽さが尋常じゃないってのもある。

彼が会いに来てくれたことも会ったし、ふらっと遊びに行った先でお見かけしたりもした。

その度に彼は自身のレーベル、Soul Garden Recordsからリリースされる新譜を手渡してくれたのだ！

The RoomのGM、冨永陽介曰く、個人レーベルの年間発売タイトル数No.1とのことだが、そのサンプルを毎回手渡しで届けてくれるマサさんには感謝しかないし、心から尊敬している。

時代は、プレスキットの入ったデジタル・サンプルが主流。

世界中の遠く離れた国からも送れるから（ちなみに僕にはほとんど届かない・・・）。

そんな中、DJ達が出演するイベントにちゃんと足を運んでできたてホヤホヤの7インチを直接届けるのは並大抵のことではない。

彼には、

アーティストに対する愛と

仕事に対する情熱と

継続する為の信念が満ち溢れている。

彼のレーベルより儲かっているレーベルはいくらでもあるだろう。

彼のレーベルに所属するアーティストより有名な人はいくらでもいるだろう。

それでも彼ほど、誠実で礼儀正しく義理堅い人を僕は知らない。

12月20日の『The Room Radio』は、そんな石川雅道さんをフィーチャーしてSoul Garden Recordsの音源だけのスペシャルなプログラムをお届けする。

マサさんがセレクターとなって、彼が世に送り出して来た数々の楽曲を1時間たっぷり聴いて頂きたい。

Sauce81の時は、彼がらみの音源だけでプレイしてもらったけれど、レーベル縛りはマサさんが初めてじゃないかな？

数年前、7インチ・オンリーのイベントに出演する際、自宅で選盤していた時にマサさんから頂いたレコードを全て聴き直した。

ヒップ・ホップ、ジャズ、ファンク、ソウル、サルサ、アフロ・ビート、ロック、ポップスetcと様々な楽曲が網羅されていた。

さしずめ僕の7インチBOXは音の玉手箱状態であった・・・。

Soul Garden RecordsとThe Roomの音楽性はシンクロしていると思う。

タイムレスでボーダレス。

ジャジーでファンキー。

かつては僕が、Mondo Grosso、Kyoto Jazz Massive、Monday満ちる、吉澤はじめ、Sleep Walker、Cosmic Village、DJ KAWASAKI、ROOT SOULらをThe Roomから世の中に発信して来たが、今、The Roomに出入りするクリエーター/ミュージシャンで誰よりも数多く作品を発表しているのはマサさんかもしれない。

いずれにせよなかなかレーベル特集をするラジオ番組が少ない中、今回は貴重な放送になること間違いなし。

ファンの方にはその魅力を再認識、そして、初体験の方にはお好きな曲を新発見して頂けると幸いです！

という訳で日曜夕方4時からは、InterFM897で、『The Room Radio』をお楽しみ下さい！！

沖野修也

石川 雅道 (Soul Garden Records / Q.A.S.B. / JariBu Afrobeat Arkestra)

◆ Soul Garden Records

2008年設立。

生音 Dance / Club Music を主にアナログ・レコードで精力的にリリースを重ねている。

◆ Q.A.S.B.

Soul / Funk をベースにしつつも垣根を超えた作品を制作し続けるレア・グルーヴ・ バンド。

リミックス、リエディットなど含めてこれまでに 21枚の7インチ・シングル、4枚のアルバムをリリース。

現在5枚目のアルバムを制作中（2021年リリース予定）。

◆ JariBu Afrobeat Arkestra

アフロビートの祖 Fela Kuti スタイルを継承する日本で唯一本格的なアフロビート・バンド。

2016年にはフランス・スペイン・ツアーを行う。

Fuji Rock Festivalには2度出場（2009, 2014)。

5枚の7インチ・シングル、5枚のアルバムをリリース（うち2枚はTramp Record (Germany) より）。

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12/20（日）4pm - 5pm

The Room Radio

DJs: Team Room

番組をradikoで聴く▼

https://radiko.jp/share/?sid=INT&t=20201220160000