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6/7(金) TOKYO SCENE avec RJHH

番組から
2019/06/07

Bonsoir (こんばんは) le Japon, Real Japanese Hip Hop のロジェです!!! InterFM897、Tokyo Scene avec Real Japanese Hip Hopへようこそ。今夜は第27回の放送になります。Real Japanese Hip Hopのマガジンや次回のパリでのReal Japanese Hiphopオーガナイズイベント、コンサートの予定について僕たちの日仏サイトやSNS等で随時告知していくので、どうぞお見逃しなく!

今夜もRJHHメンバー全員でヒップホップど真ん中 ~ 新感覚ヒップホップまで、選りすぐりのプレイリストをご用意致しておりますのでここから約30分間、最後までどうぞお付き合いください。

今夜のOP曲はShurkn papの「Colour Love」です。

Shurkn papは兵庫県姫路出身のラッパーで兵庫県姫路の8人組ヒップホップクルー『MaisonDe』に所属しています。KOODY名義でDJとして活動していましたが、2017年からラップを始めています。ラップ歴2年とは思えないほどの度量とセンスは、多くのアーティスト、プロデューサー達を唸らせ、ft .クレジットにShurkn papの名を見掛けない日はないほど引く手数多。トップラッパーの座に瞬く間に上り詰めてみせたアーティストの一人で、無論2019年上半期も、その動向は見逃せません。というか見ない日はないこと確定でしょう。これまでにMaisonDeとしてのプロジェクトで出た音盤に加え、ソロ音源としては数作のシングル、2018年の6月リリース1st EP『Various』 、同年11月にはEP『Pap's Building』、そして今年2月にリリースされた『Stylish Ninja』等、毎回高評価を博しています。VIDEOクリップも毎作見応えがあるので、音源と併せてチェックしてみてください。

それではShurkn papの「Colour Love」で、Tokyo Scene avec Real Japanese Hip Hop 第27回スタートです!

Colour Love / Shurkn pap

ここから二曲続けて。一曲目は、北海道出身のラッパー/プロデューサー B.I.G. JOEの曲。自身6枚目のアルバムから、アナログ7インチで昨年12月12日に発売、その後デジタル配信されたリリースし、MVを今年5月9日に公開した先行シングル「Evergreen / Today It’s Alright」から「Today It's Alright」をお聴きいただきます。KOJOEをフィーチャリングしている曲で、いまさら言うまでない二人の信憑性と凄味が神秘的にまで甘美に奏でられる曲です。B.I.G. JOE & EL SADIQ のアルバム『2 WAY STREET』や、その他の音盤も聴き応えありなので是非聴いてみてほしいです。

そのままお聴きいただくのは、4月23日デジタル配信されたMARU-AI (Prod. by DJ KENZI a.k.a BLACK BEATZ)の「RUNNIN' UP」。この番組でも数回に渡り紹介している通り、若いラッパーながら、一音の無駄もない独自のスタイル、歌唱法をリリック、フロウ、歌唱のすべてに於いて確立できてしまっています。各ラッパーの性質を引き出すセンスと実力で定評のある、DJ KENZI a.k.a BLACK BEATZのビートとMARU-AIの相性は抜群。しかも、何曲コラボしても毎回新たな発見があります。『EEK』や『TRILL』といった音盤も名曲揃いで、掛け始めるとノンストップで一気に聴いてしまう名盤なのでおすすめ。先月一日より公開のビデオクリップ「RUNNIN' UP」はKenya Kani Dancer監督で、MVのダンサー:MADDY / Hirofumiのコレオグラフィーも和テイストがヒップのダンスにユーモラスに盛り込まれていたり、最高に楽曲とシンクロしてブーストを生んでいるので楽曲と併せてチェックしてみてください。

Today It's Alright / B.I.G. JOE Feat. KOJOE

RUNNIN' UP / MARU-AI (Prod.by DJ KENZI a.k.a BLACK BEATZ)

ここからEmikoセレクトで、二曲続けてお聴きいただきます。一曲目は、Daichi Yamamotoの「上海バンド」です。ジャマイカと日本の血を引くラッパー / アーティストで、ロンドンでアートを学び活動もしてきました。今年3月7日に公開したBUZZER BEATSというグループのSHIMIによる制作、同タイトルのビデオクリップで、Jazzy RnBとj-rap界ではユニークともいえる魅力的なヘイズ掛かった声で置くスムースなフロウの提案は、音楽ファンの間で話題となっています。僕たちのフランス語サイトで、RJHHメンバーDawson BaidenによるMVレビューもご覧いただけます。

そのままEmikoのセレクトでお聞きいただくのは、Blaiseの「Intro」で制作中のEP『Blaise My day's』の全貌が明らかになるのを待つ間、音源は4月に、MVは6月1日に発表されています。この曲のビートはMay Daishiという女性音楽エンジニア/プロデューサーで、Blaiseが収録で普段入っているスタジオのエンジニアでもあるMay DaishiからBlaiseに提案され、出来上がって行った曲だそう。

キューバンや中央アメリカを感じるリズムや楽器音色選択からヒンドゥーの音色、約2分半で数大陸数海洋をすましたテンションで航ってしまうビートのアイデアのよさ。そんなワールドビートに置く、一般的な先入観を裏切る東京ローカル性、トレンディー要素の組み込み方も秀逸で、例えば「俺の~」歌い出しじゃんけんも狡いというか、完全に負けてうれしくなり笑ってしまった曲だそうです。

場末の修羅場で見出す希望、究極に壮大な愛の或野望の見取り図を、極当然のように既に描き、着々と進める孤高で博い超ナショナリズムを信じてみる価値があるのだそう。Emikoの言う意味がまだわかりませんが、Emikoが東京滞在中、Blaiseにインタビューしたそうで、その模様は近日公開。どうぞお見逃しなく!

CANDY TOWMのMUDやGOTTZとのコラボ曲「NO MERCY」、5月16日リリースDJ CHARIのアルバム『GAME』トラック4「forever young」ft.Pune et Vigorman等、多くの客演依頼も絶えない人気で、その度に、依頼内容 + 自身のアイデアを提案し新しい表現バリエーションもぐんぐんレパートリーを増やしていっているし、実はビートメークセンスやテクニカル面での向上にもスピードがあり、アイデアを具現化する力に躊躇ってる暇がないほど能動的に自身の中長期的見取り図に沿って着実に制作活動を行っているアーティストでもあります。進行中の客演作品、自身のEP のリリース、と2019~2020年さらに要注目の首謀者といえそう。

上海バンド / Daichi Yamamoto

Intro (Blaise MY Day’s) / Blaise

Emikoセレクト二曲をお聴きいただきました。

Tokyo Scene avec RJHH第27回クローズには、SIMI LABのMaria Emikoの曲で「Life goes on」 feat. ZORNをセレクトしました。昨年のアルバム『Pieces』収録曲です。SIMI LABは数年来追って来たグループで、昨年秋に東京でインタビューが叶い、そのインタビュー記事やアルバムについては、僕たちのサイトフランス語版に上げています。

Maria Emikoの「Life goes on feat. ZORN」をお聴きいただきながら、今夜はお別れ。また来週、同じ曜日同じ時刻、同じ周波数でお会いしましょう。

この後もInterFM897と共に良い週末の夜をお過ごしください!

Life goes on/ MARIA feat. ZORN

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6/7(金)8pm - 11pm

TOKYO SCENE

DJs: MC RYU, YonYon

メール: club@interfm.jp

ハッシュタグ: #TokyoScene

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